2-27 打つ手無し
はい、実習訓練の続きです。
サブタイトルと同じく作者の策が尽きてます:(ˊ◦ω◦ˋ):
俺達三人は裏口から少し離れた民家へとやってくる。
残り時間十分だ。
俺達のチームは八人、相手のチームは十二人と未だに相手のチームが優勢である。
これでも結構頑張ったな。
さっき居た民家に誰か来ないか確認しながら次の作戦を立てる。
流石にもう眠らせる作戦はバレているので使えないだろう。
「エマ先生、何か策はありますか?」
俺はもう策を使い切ってしまった。
「え!?先生ですか?生憎先生も策は使い切ってしまいました」
うん、エマ先生から策なんて聞いてないな。
「クレトは何かあるか?」
ここは俺達の中でも魔法を使えそうなクレトに聞いてみる。
「そうですね。眠らせる作戦もバレているでしょうし、味方のふりをするのもバレてると思うので、どうしたらいいものか……」
クレトも良い案が思いつかないようだ。
「きゃあああああ」
鍵から声が聞こえた。
「ルナか!?どうした!?」
「敵が攻めてきました。ターゲットはまだ壊れていません」
くそっ、考えているうちに相手も攻めてきたか。
「ルナ状況を説明してくれ!」
「はい、相手は3人、魔法は炎と水と風を使っています」
ギルネではないようだな。
「ルナ、持ち堪えられそうか?」
「お兄ちゃんのために頑張ってみます!カマルバリアー!」
ルナには悪いが、そこで足止めしてもらう。
ちょうど3人なら一瞬だけでも味方だと思ってくれるかもしれない。
クレトが、その事を残っている人に伝え、ルナの方へ向かってもらう。
「エマ先生!クレト!敵陣へ急ごう!」
「はい!」
俺達は右側にある敵の屯している民家へと向かう。
相手のチームが拠点にしてる民家から数軒離れた民家へ入る。
「エマ先生、罠の類はありますか?」
「待っててくださいね。スゥちゃん! 手前の玄関に2つ、後ろにも1つありますね」
どうやって入るんだよ。俺達が来るのをわかってて出た後に仕掛けたのか?
「他に入れそうな所はありますか?」
「あそこの、崩れた所からなら入れそうですね?」
エマ先生が指を差したのは穴が空いている壁だ。
確かにあそこなら入れそうだ。
でもどうやって侵入するかだ。
そのまま入ってしまったらバレて終わりそうだ。
囮を使っても家から出てこないだろうしな。
…………ガチャ。
敵か!?
「べギア、来たぞ」
「お兄ちゃんお待たせしました!」
そこに現れたのは他の残った生徒とルナだった。
「無事だったか!」
「はい!ルナが防御してる間に後ろから倒してもらいました!」
よかった、心強い。
これだけ居れば大丈夫かな?時間も無いし。
「俺が囮になって掻き乱すからその間に倒してくれ」
もうそれしか案が無さそうだ。
「ルナ、俺に掛けれるだけの補助魔法を掛けてくれ」
「わかりました!」
さて、頑張りますか!
次で決着着くかな?




