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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第2章 魔法強化月間
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2-16 雪がれる

 「さて、昨日も伝えたが、今日から魔法ありのリレーだ。簡単にルールを説明するから良く聞いておけよ」

 スティブン先生がルールを説明する。


 チーム分けは昨日と同じチームだった。

 当たり前だが、命に関わる危険な魔法の使用は禁止だ。

 次に、走っている者以外は攻撃魔法や妨害魔法等を使ってはいけない。

 補助魔法などを自分以外の人に強化する場合は走者が走る前に掛ける事。

 走者の補助魔法が切れても他の者が走者に補助魔法をかけてはいけないが、走者が補助魔法を使える場合は、自分で使っても良い、との事だ。

 あとは昨日と違ってアンカーも1周だけだ。


 これだけ条件があるなら順番を変えないといけないな。

 ルナは補助魔法が使えるので最初に走られたら困る。

 会長も攻撃魔法が使えるので終盤に走らせたい。

 他の人も俺より遥かに魔法を使えるので、様子見も兼ねて第1走者は俺になった。


 相手のチームはルレンが第1走者だ。

 まさか、また一緒に走るとはな。


 「昨日は惜しくも負けてしまいましたが、今日は負けませんからね!」

 ルレンはスッキリした表情で俺に話しかける。


 「悪いが、今回も勝たせてもらう」

 俺は今回も勝てるだろうと高を括っていた。


 「よーい、始め!!」

 スティブン先生が開始の合図をする。


 「ごめんなさい、べギアさん!ロックムシュレ!」

 いきなり魔法か!?


 俺は、とにかく次の人にバトンを渡すのに専念していて走っていたので、避ける事が出来なかった。

 地面から岩が現れ、俺を囲ってしまった。

 周りの人から見ると球体になっている。


 「なんだこれ!?」

 俺は急いでそこから出ようとして、岩を蹴るがビクともしない。

 そして、そのまま俺は抜け出せず、あっさり負けてしまうのであった。


 「防御する魔法をこういう風に使うことが出来るとは」

 スティブン先生は、驚いた顔をしていた。


 後から気づいたことだが、魔法防御を使って何度か体当りしたら壊れるみたいだ。

 焦っていて最初は、考えもしなかった。

 魔法に触れていなかったので、こういう発想はすぐに思いつかなかったようだ。


 「体力なら負けないが、魔法なら完敗だな」

 改めてルレンの凄さがわかったかもしれない。


 負けた俺達はいつもの如く10周ほど走らされていた。

 昨日は色んな人から褒めてもらったが、今回は凄いブーイングだった。

 中には凄く酷い事も言われた。

 鍵を手に入れてからは少しだけ差別の目等はなくなった気がしていたが、まだまだだな。

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