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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第2章 魔法強化月間
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2-15 雲が上がる

今回も無駄に長いです。

 「さて、今日は2つに分けてリレーをやるぞ」

 腕を組んでいるスティブン先生が言い出す。

 俺達は連日走らされていた。ほんとに魔法と関係あるのか疑う事もあった。

 そして、スティブン先生がだんだん叔父さんに見えてきたのは疲れてるせいか?


 俺は会長とルナと同じチームになった。 

 相手側にはセシアとルレンがいる。

 

 「よし、こんなもんか?」

 スティブン先生は俺達の速さが均等になるように分けていた。  

 この間の走りを見たらこれが妥当だろう。


 「負けた方は10周走れよー。あと今回も魔法は禁止だ。使ったやつは今日は、ずっと走らせるからな」

 第16走者まで1周で、アンカーは2周らしい。

 人多すぎないか?

 

 「べギア君、勝てば追加で走らされずに済みそうです。頑張りましょうね!」

 会長が俺を鼓舞してくる。とても走りたくないのが伝わってくる。


 「お兄ちゃん、ルナ頑張るからね!」

 ルナはガッツポーズをしていた。こっちも必死だ。

 

 「あぁ!」

 言うて俺も走りたくないから頑張る。


 「べギアくん、負けないからね!」 

 「べギアさん、負けませんから!」

 セシアとルレンもやる気のようだ。

 2人は、会長とルナより速いので俺が頑張らねば。


 「初めの人は位置についてくれー」

 スティブン先生が第1走者を呼んでいる。


 「あ、ルナですね。お兄ちゃん、頑張るので見ててくださいね!」

 ルナが俺に手を振りながらスタート位置へ向かう。

 相手側はルナと同じ1年の子だ。

 

 「よーい、始め!!」


 …………パンッ。


 スティブン先生が開始の合図をする。

 2人は一斉に走る。

 ルナが少しだけ劣勢だ。


 「ルナー!頑張れ!!」

 俺は必死にルナを応援する。

 ルナは俺の応援が聞こえたのか少しだけ早くなった気がした。


 そして、第2走者へとバトンが渡される。


 「ハァハァ、ルナの走りどうでした!?」

 息切れをしているルナが喋る。

 

 「あぁ!よく頑張ったな!ゆっくり休んでくれ」  

 俺はルナの頭を撫でる。


 「はい!」

 ルナは嬉しそうにしていた。

 

 そうこうしているうちに、次は会長の番がやってくる。

 はううぅ。と言いながらバトンを渡されるのを今か今かと待ち構えていた。

 今、両チームの速さは同等だ。


 「会長!お願い!」

 同じ3年の生徒が会長にバトンを渡す。


 「はいっ!」

 会長は返事をすると駆けていく。

 ルナより少し遅いか?

 

 「セシア!お願い!」

 女子生徒がセシアにバトンを渡す!


 「うん!」

 セシアはバントを貰うと勢いよく走って行った。

 華奢な体してる割にかなり速いんだよな…。


 「セシアちゃん、速いです〜。」

 会長の走っている後ろ姿を見てると、親に先に行かれた子供のようにセシアの事を追いかけている。

 もちろん、追いつけるはずなく、セシアはバトンをルレンに渡す。


 「ルレンくん、頼んだよ!」

 「任せてください!」

 ルレンが走り出す。

 あっちのチームはルレンがアンカーみたいだ。


 半周遅れで会長がやって来る。

 「ハァハァ、べギ……ア君、任せます!」

 全速力だったので相当疲れたのだろう。

 

 「あぁ!」

 俺は返事をすると直ぐにルレンを追いかけようと走り出す。


 ルレンは男子の中でも平均より少し速いくらいだ。

 俺の方が早いが、それでも半周離れているので先にゴールされるかもしれない。

 俺は一生懸命走る。

 ちょうどあと半周になろうとしているところルレンとら2、3歩ほどで追い越せる距離になる。


 「べギアさん、僕だって昔のままじゃありませんからね!」

 並んだ瞬間に言い放たれた。

 最近どこか元気がなさそうだったのは、俺が鍵を手に入れて、魔法障壁が出来るようになった辺りからだ。  

 きっとルレンが何年も掛けて出来たのに、俺が数週間で出来てしまったから思うところがあったんだろうな。

 幼なじみで10年来の仲だからルレンが努力しているって事はよく分かっているのにな。だからこそか。

 ここからは、男同志の勝負だと思った。

  

 「うおぉぉおお!」

 「はあぁぁああ!」


 --------------------------------------------------------------------------------


 ハァハァ、俺達はその場に崩れ込む。


 「どっちだ!?」

 同着くらいに見えたがどっちが勝ったんだ?


 「べギアの勝ちだ!」

 スティブン先生が俺の勝ちを宣言する。


 「うおおおおおおおお!!」

 勝利をした俺達のチームは喜びの雄叫びを上げる。


 「流石ルナのお兄ちゃんです!」

 ルナが俺の方へ駆け寄ってくる。


 「べギア君やりましたね!これで走らなくていいです!」

 会長がほっとした表情で喜んでいる。


 「あはは、べギアさんには適いませんね」

 ルレンは笑いながら喋る。


 「俺はお前の事を最初から凄いやつだと思ってるぞ?」

 俺がそう言うと、どこかスッキリした顔のルレン。

 きっとずっと前から気にしていたのかもしれないな。

 出会った頃の俺の方が間違いなく間抜けで腰抜けだったに違いない。


 「いやぁ、青春だなあ」

 スティブン先生は腕を組みながら頷いている。

 

 「さて、負けたヤツらは10周走っておけよ。先生は、これから用事があるから自習だ。勝ったヤツらは負けたヤツがサボらないかちゃんと見張っとけよ」

 スティブン先生はグラウンドを後にした。


 追加で走るのは嫌なのか、負けたチームはしっかり10周走っていた。


 「ちゃんと走ったかー?明日からは、魔法ありのリレーをやるから今のうちに休んでおけよ」

 負けたチームが走り終わった時にスティブン先生が戻ってきた。

 明日からは、魔法ありのリレーか。

 魔法防御と魔法障壁しか使えないけど役に立つんだろうか?

 あとは微風が使えるか。あれが1番役に立たなそうだ……。

表現が下手なので頑張り中です!

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