2-6 ルナだって出来るもん?
土曜なので10時に予約掲載しました。
今日も俺達は魔法防御の練習をしていた。
魔強間もそろそろ、1週間になる。
相変わらず俺とルナは魔法防御が出来ていない。
他の生徒は次の段階へと進んでいる。魔法障壁だ。
俺達は、まだその段階にはいけていないので、俺と組むはずだったルレンと、ルナと組むはずだったもう1人の生徒で組んでもらうことになった。
なので、安心して魔法防御の練習に専念できる。
セシア達の方を見ると片方は魔法障壁を張り、もう片方はそれが守れてるか確認のために叩いていた。
今日も様々なイメージをしてみる。
吹雪いているイメージやジリジリと照りつける太陽のイメージ、星が降る夜のイメージ。
宇宙なんかもイメージしてみた。
でもどれもしっくりこない。
「そう言えば、ルナはどんな事をイメージしてるんだ?」
その中にヒントがあるかもしれないと思った。
「ルナはですね、お兄ちゃんとご飯を食べたり、お兄ちゃんと遊んだり、お兄ちゃんと一緒に寝たりです!」
うん、参考にならない!
てかそれで魔法防御が出来ると思ってるんだろうか?
レフ先生は孫ばかだからルナに何も言わないからな…。
試しにルナの肩を軽く叩いてみた時があったけど、全然防御出来てなさそうだったぞ…。
「ルナって魔法は使えるんだよな?」
気になって聞いてみた。
流石に俺じゃあるまいし使えるよな。
「一応使えます。成功率低いですけど……」
ルナは自分の両方の人差し指を合わせながら喋る。
「どんな魔法が使えるんだ?」
俺はその魔法に関連したイメージしたらいいんじゃないかと思った。
「補助魔法です!」
ルナは両手を上げて答える。
「補助魔法?」
いったい何が出来るんだ?
「えーとですね、お兄ちゃんを少しだけ強くしたり、お兄ちゃんを魔法から防いだりできます!防ぐって言っても毒や睡眠、麻痺、その他の属性の体制を上げるくらいですね」
なにそれ。結構強いんじゃないか。
「それって本人にも掛けられるのか?」
他の人、限定なのか?
「もちろんルナにも使えます!」
なんで俺で例えた。
「それって掛けられた本人は分かるものなのか?」
防いでくれるなら凄く便利かもしれない。この前の催眠魔法とか効かなくなりそうだしな。効かないと分かれば避けなくて良さそうだし。
「それは人によって個人差があるみたいです。試してみますか?」
「ああ、頼む」
俺はルナに弱体化を防ぐ魔法を使ってもらう。
「カマルレジスト!」
ルナが魔法を唱える。
すると、なんとなく全身が暖かくなるのを感じた。
どうやら成功したみたいだ。
「お兄ちゃんどうですか?」
ルナが聞いてくる。
「なんとなくだけど、効いてる気がする」
守られているようだ。
「ほんとですか!?やった!」
喜ぶルナ。
早速効いてるかどうかの確認をするために、蝙蝠の魔物のように催眠魔法を使える人を探して声を掛けてみる。
隣の人が丁度、催眠魔法を使えるようだった。
「スリプレ!」
催眠魔法を掛けられた瞬間、俺はその場に崩れ落ちてしまう。
「お兄ちゃん!?」
俺は眠ってしまったようだ。
「相手の魔力の方が高いと防げないのを言うの忘れてました!?」
ルナは慌てて喋っていた。
そう言うのは早く言ってほしい。
俺はぐっすり眠っているので聞こえるわけ無かった。
ルナモーナって直感で考えましたが、ルナモーネにしてたら両方「月」って意味になるところでした!
危ない危ない。




