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べギアと鍵と少女と。  作者: あさり
第2章 魔法強化月間
31/85

2-6 ルナだって出来るもん?

土曜なので10時に予約掲載しました。


 今日も俺達は魔法防御の練習をしていた。

 魔強間もそろそろ、1週間になる。

 相変わらず俺とルナは魔法防御が出来ていない。


 他の生徒は次の段階へと進んでいる。魔法障壁だ。

 俺達は、まだその段階にはいけていないので、俺と組むはずだったルレンと、ルナと組むはずだったもう1人の生徒で組んでもらうことになった。

 なので、安心して魔法防御の練習に専念できる。

 セシア達の方を見ると片方は魔法障壁を張り、もう片方はそれが守れてるか確認のために叩いていた。



 今日も様々なイメージをしてみる。

 吹雪いているイメージやジリジリと照りつける太陽のイメージ、星が降る夜のイメージ。

 宇宙なんかもイメージしてみた。

 でもどれもしっくりこない。


 「そう言えば、ルナはどんな事をイメージしてるんだ?」

 その中にヒントがあるかもしれないと思った。


 「ルナはですね、お兄ちゃんとご飯を食べたり、お兄ちゃんと遊んだり、お兄ちゃんと一緒に寝たりです!」

 うん、参考にならない!

 てかそれで魔法防御が出来ると思ってるんだろうか?

 レフ先生は孫ばかだからルナに何も言わないからな…。

 試しにルナの肩を軽く叩いてみた時があったけど、全然防御出来てなさそうだったぞ…。


 「ルナって魔法は使えるんだよな?」

 気になって聞いてみた。

 流石に俺じゃあるまいし使えるよな。


 「一応使えます。成功率低いですけど……」

 ルナは自分の両方の人差し指を合わせながら喋る。 


 「どんな魔法が使えるんだ?」 

 俺はその魔法に関連したイメージしたらいいんじゃないかと思った。

 

 「補助魔法です!」

 ルナは両手を上げて答える。


 「補助魔法?」

 いったい何が出来るんだ?


 「えーとですね、お兄ちゃんを少しだけ強くしたり、お兄ちゃんを魔法から防いだりできます!防ぐって言っても毒や睡眠、麻痺、その他の属性の体制を上げるくらいですね」

 なにそれ。結構強いんじゃないか。


 「それって本人にも掛けられるのか?」

 他の人、限定なのか?


 「もちろんルナにも使えます!」

 なんで俺で例えた。


 「それって掛けられた本人は分かるものなのか?」

 防いでくれるなら凄く便利かもしれない。この前の催眠魔法とか効かなくなりそうだしな。効かないと分かれば避けなくて良さそうだし。


 「それは人によって個人差があるみたいです。試してみますか?」


 「ああ、頼む」

 俺はルナに弱体化を防ぐ魔法を使ってもらう。


 「カマルレジスト!」

 ルナが魔法を唱える。

 すると、なんとなく全身が暖かくなるのを感じた。

 どうやら成功したみたいだ。


 「お兄ちゃんどうですか?」

 ルナが聞いてくる。


 「なんとなくだけど、効いてる気がする」

 守られているようだ。


 「ほんとですか!?やった!」

 喜ぶルナ。


 早速効いてるかどうかの確認をするために、蝙蝠の魔物のように催眠魔法を使える人を探して声を掛けてみる。

 隣の人が丁度、催眠魔法を使えるようだった。


 「スリプレ!」

 催眠魔法を掛けられた瞬間、俺はその場に崩れ落ちてしまう。


 「お兄ちゃん!?」

 俺は眠ってしまったようだ。


 「相手の魔力の方が高いと防げないのを言うの忘れてました!?」

 ルナは慌てて喋っていた。

 そう言うのは早く言ってほしい。

 俺はぐっすり眠っているので聞こえるわけ無かった。

ルナモーナって直感で考えましたが、ルナモーネにしてたら両方「月」って意味になるところでした!

危ない危ない。

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