1-10 1日ぶり
今日も更新頑張ります!
次の日の朝。俺は学園へと向かった。もちろん、シルアは家でお留守番だ。
大人しくしてるように言ってあるから多分大丈夫だろう。
めんどくさがり屋な性格みたいだから家からは出ないと思うし。お昼のご飯も大量に作っておいた。問題なし!
あと十分くらいで学園に着こうとしてる時に後ろから声を掛けられた。
「おはよう!べギアくん!」
セシアが挨拶してきた。
「ふわぁ……。おはよう、セシア」
俺も欠伸をしながら返す。
「べギアくん眠そうだね?大丈夫?もしかして、シルアちゃん良くならないの!?」
「いや、シルアならおかげさまで、すごい元気になってたぞ?」
シルアが元気になったことを話す。
「元気になってくれてよかったねぇ」
まるでわが子が無事で安心したかのような顔つきで言う。
「セシアが急いで水と氷持ってきてくれたおかげだよ。ありがとな」
「そ、そそそんなことないよ!?」
照れながら両手を開いて左右に揺らして謙遜してくる。
ほんとの事なのにな。
セシアが居なかったら俺も落ち着いて対処出来なかったかもしれない。
あんだけめちゃくちゃ熱かったし、もしかしたら、俺の両親と同じ流行病か何かだと疑ってしまったしな。
そんな会話をしていると、登校する生徒たちの視線を感じる。
その原因はセシアだ。
セシアは容姿端麗、頭脳明晰。そして、なんと、お嬢様ときたもんだ。目立たないわけがない。
周りからの嫉妬の目は、もう慣れた。幼なじみだしな。
「朝なんて俺の5倍くらい食べてたんじゃないか?」
他人の目は気にせず会話を続ける。セシアが居る前じゃ誰も突っかかって来ない。
「そんなに食べるの!?」
セシアが目を丸くさせて驚いていた。そうだろ?俺も驚いた。
「あぁ……。おかげで朝ご飯作るのに手を焼いたよ……。お昼ご飯もいっぱい作ったしな」
俺の家では料理は俺の担当、それ以外は叔父さんがやってくれる。叔父さんがパンツを干したり、ゴミ出しをする姿を想像するとちょっと笑える。
「あはは、それはお疲れ様だね。それで、シルアちゃんは、これからどうするの?」
苦笑いをして労ってくれる。
「当分は俺の家で預かるかな?叔父さんが大都市にも迷子が居ないか聞いてるみたいだから、シルアの親が見つかれば帰すつもりだ」
シルアのこれからをどうするか話し合っているうちに学園へと着いた。
「それじゃセシア。またあとでな」
俺は自分のクラスへと足を運ぶ。
「うん!またあとでねべギアくん!」
とセシアは元気に返してくれる。どこか嬉しそうだ。
良い事でもあったのか?
そんな事を考えて俺は自分のクラスへと向かう。
またあとでなって言われて嬉しそうにしてるセシア。それに気づかないべギア。順調に王道な主人公設定になっていきそうです。これで難聴が入ったら完璧だね!




