あとがき
蒼了一です。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
「Last resort」は、これにて完結となります。
本作は当初から「二部構成」を前提に組み立てていました。
そのため、「Last resort」ではあえて回収していない伏線や、語り切らなかった出来事が残っています。物足りなさを感じさせてしまった部分があれば、それらはすべて、二部へと繋がるために残したものとご理解ください。
工藤拓真は、ここで表舞台から一歩退きます。
しかし、彼の物語が終わったわけではありません。
むしろ彼は、この世界の行方を左右する“軸”として、二部でも重要な役割を担います。ただし、物語の視点は別の人物へと移ります。
二部では舞台を変え、立場も目的も異なる者たちが集い、一つの城に立て籠もり、圧倒的な敵に立ち向かう物語を描く予定です。
登場するのは──伊達政宗、真田幸村、前田慶次、後藤又兵衛、水野勝成、島津豊久、雑賀孫市。
名の知れた武将たちが、英雄譚としてではなく、「それぞれが何を背負い、なぜそこに集ったのか」を描く群像劇として書いていきます。
拓真は、その戦いに直接身を置くことはありません。
けれど、決して無関係ではなく、要所で深く関わって行きます。
彼の選択と行動が、二部の運命を静かに、しかし確実に動かしていくことになります。
物語を分けたことで戸惑わせてしまった読者の方もいるかもしれません。
それでも、この形でなければ描けないものがあると判断しました。
もしよろしければ、第二部もお付き合いいただけると嬉しいです。
物語は、まだ続きます。
続編のタイトルは「Last rewrite」。
大きく変わってしまった歴史を、最後にどのように書き直すのか──それがテーマです。
第一話の公開は二〇二六年一月一日を予定しております。
詳細が決まりましたら、こちらとXにてお知らせいたします。
なお、一点だけ事前にお伝えさせてください。
「Last resort」は、書き上げていた作品に加筆修正を施した後に公開したため、一日平均一万字という更新ペースが可能でした。しかし「Last rewrite」は、現時点ではプロットのみの状態です。本文はまだ一文字も書いていません。そのため更新はゆっくりになります。この点については、どうかご理解いただければ幸いです。
本作は、「小説家になろう」で主流のジャンルや展開とは言い難く、どれほどの方に読んでいただけるのか、不安もありました。それでも、十二月一日から二十六日という短期間で、予想以上に多くの方に読んでいただけたことは、望外の喜びであり、ただただ感謝の念に堪えません。
蒼了一は、これからも物語を書き続けていきます。
もしよろしければ、今後もお付き合いいただければ幸いです。
それでは、また物語の中でお会いできる日を楽しみにしております。
「Last resort」をお読みくださったすべての方へ、改めて深く感謝申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
二〇二五年十二月二十七日
蒼了一




