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モンスター図鑑 バロメッツシープ
このモンスターは絶海の雪原の更に奥地、太古の昔にユーラシアと呼ばれていた無人の超大陸に生息している。
このモンスターがユーラシアにしか生息していない理由はバロメッツシープの繫殖方法にある。
このモンスターはシープの名を冠しているが、生物学的には動物というよりも植物に近いと言われている。
ユーラシアにしか生息しない植物型モンスター、バロメッツ。
そのモンスターは自らの種子をより遠くに運ぶために、種子を運ぶ存在を作り出した。
バロメッツの種として産まれた存在は自らの意思を持ち野原を駆ける。
そして産まれた場所から本能でより遠くへと目指す。
その存在がバロメッツシープである。
そしてバロメッツシープがその命を終えるとその死骸を苗床として、新たなバロメッツが産まれるのだ。
バロメッツシープがその命を保っている時間はとても短いが、その短い命のおかげで新たなるバロメッツが誕生する。
このモンスターがバロメッツシープとして、生を受けたのは確実に生命を繋ぐために必要な存在である。
だが、それでもこのモンスターを憐れに思ってしまうのは人間のエゴなのだろうか?




