モンスター図鑑 ヘアスライム
スライムの突然変異個体である。
突然変異と言っても特殊環境下において能力を会得したような特殊個体ではなく、スライムを形成する細胞のバグによって産まれた言うなればスライムの奇形種と言える存在である。
通常のスライムには体毛などは生える事はない。
しかし、このスライムには通常の見られないはずの体毛が生えているという。
その見た目からしてこのスライムを炎都イフラディーンのエル砂漠にて初めて見た者は、人間の生首が蠢いている姿に見えて嘸かし恐怖しただろう。
正面から見たヘアスライムはただ毛の生え揃ったスライムだが、背後から見たヘアスライムはまるで髪の長い人間族の生首に見えてしまうのも頷けるだろう。
もぞもぞと毛の塊が動いており、その姿は一般的にとても気持ち悪いと思われる風貌であり、見つけ次第討伐される事が多いが、ヘアスライムの体毛はスライムの身体から生えている事もあり簡単に溶かされない性質を持っている。
その為、ヘアスライムから剝ぎ取った体毛はとても頑丈なロープとして使用されている。
あらゆる雑貨屋には高強度ロープと言うロープが良く売られており、そのロープは洞窟調査や高所調査などの命綱として重宝されているが、その素材はヘアスライムの体毛を何重にも束ねて編み込まれたロープである。




