モンスター図鑑18 テンタクルスライム
その身体に触腕の様なものを生やした特殊なスライム。
色も不気味な焦げ茶色をしており20年ほど前まではスライムの奇形個体だと思われていた。
20年前に、臨海政府局が新種のモンスターが居るとの報告をミレヴァンレティアから受け、出現したと言われたレティアの森のフォレストケイブへと向かった。
臨海政府局の調査員がそこで目にしたのは、今迄見たことも聞いた事も無い腕の生えたスライムだった。
近隣の街であるマーメイドランドの人魚族は調査員に言った。
彼等は1週間ほど前にフォレストケイブから出てきて、その後も断続的に数匹の腕の生えたスライムがフォレストケイブから出てきたという。
彼らの中でフォレストケイブを調査しようという声も上がったが、中でどんな危険が待ち構えているか分からなかった為、臨海政府局への報告を行ったと言った。
さらに調査をするとマーメイドランドでとある現象が頻発しているという情報も上がった。
そのとある現象とは、人攫いである。
その人攫いは正にここ、フォレストケイブ周辺で起きていると言った。
臨海政府局の護衛の下、マーメイドランドの若き人魚族の民たちはフォレストケイブへと向かった。
そして内部には数々の人魚族と人族とスキュラ族の遺骨が散らばっていた。
もうそれが誰かは分からない。
そしてそれを宝物の様に守っていたのはスライムの奇形種、それが後のテンタクルスライムだった。




