モンスター図鑑17 アブソリュートスノー
絶海の雪原最北端からサハリンにかけて、冥界水域というエリアの周辺でのみ存在が確認されている極めて希少なスライム種モンスター。
絶対的な雪と言う名の通り、その身から絶えず強力な冷気が放出されており、その冷気は辺り一面の気温を氷点下にまで下げ、その冷気で凍てつかせてしまうほど強力なものである。
絶海の雪原最北端とサハリンには多数生息しているが、その他の地域には一匹たりとも発見の報告が無い為、完全に列島最北部にのみ生息しているモンスターだと認定していいだろう。
この様にとても強力な現象を引き起こすことの出来るモンスターはとても珍しく、しかもそれを引き起こしているのがスライム種であるというのは、発見当初誰も信じてはおらず、一時は虚偽発見報告として処理してしまっていた。しかしその後も何度か北部へと向かった未開拓エリア調査員達はその虚偽報告だと扱われていた強力な冷気を放つ未確認スライムと対峙した。
100名程で向かった未開拓エリア調査、しかしそこから臨海政府局まで帰還したのは23名。
そして彼等の報告は予想外のものであった。
私達は報告の通り全身から冷気を放つスライム種モンスターと遭遇。
その瞬間に強烈な寒風が我々を襲い、その瞬間に半分以上の調査員が凍り付けにされたと。
そしてそこに居たのは一匹の純白のスライムであったと。
23名のうちの一人、ガストン・リルゲイは答えた。
あれは生物として常軌を逸している。
あいつはただのスライムではなく、絶対零度の雪そのものなのだと。
そしてその後の調査で正式な名を与えた。
絶対的な雪、アブソリュートスノーと。




