モンスター図鑑9 スライムドール
このモンスターはかなり特殊なスライム種モンスターである。
身体を構成している成分は普通のスライムと同じように大部分が水分で出来ている。
それは間違いないだろう。
このスライムドールが何を持ってして特殊なスライムとされているか。
それは、人間族の形状を模しているからだ。
性質は完全なるスライムである。
しかし、その形状には腕があり足がありそして顔がある。
その見た目はまるで、液体で作られた人間の様である。
人間の様な見た目へと変化した結果、スライムドールは腕を使って物を持ち、足を使って歩く事も出来る。
しかし、その知能迄人間水準に上がる事はなかったようだ。
ラヴァドールやマーキュリードールなど、スライムドールと同じ形状を持ったモンスターは存在しているが、それはスライムドールとは関係なく所謂進化の方向性が偶然に一致した。
所謂収斂進化の結果だと言う説が、臨海政府局の研究結果が出ている。
しかしその研究結果に対して異を唱える学者も多く、どうしてこんなにも同じ形状になるのかについて納得のいく説明をされていない事について、多くの学者から疑問の声が上がっている。
人間族とスライム族は全く違う進化を遂げている生物である。
にも拘らずスライムドールが人間に似た形状をしているのにはどんな理由があるのだろうか?
異を唱えている学者の中にはこのような考察をしている者が居た。
スライムは元々、全てがスライムドールのような形状だったのではないか?
そしてその理由とは、元々スライムは人間だった者の成れの果てだったのではないか?
その真偽は未だに隠されている。
臨海政府局は一体、何を隠しているのだろうか?




