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オリジンゼウス『その前に、先の4人の神について補足しておきたい。』
「はぁ・・・」
オリジンゼウス『タナトスは死神で、セラフィムは熾天使、ルシファは魔王、そしてワシことゼウスは神。これらはオリジンであるという話はさっきしたが、それだけではない。
その上で、邪神が創ったこの世界に居住させた神々の異名そのまま憑依させたのが彼らになる。
が、それは全て秘密裏に行われたもの。当事者は知らん。
じゃから、ルシファも笑いの神という存在について知らなかったのじゃ。
それは単なる異名でもなければ彼が継承したといわれるドナルドの根幹でもない。この世界に嘗て存在していた神そのものじゃ。』
ルシファ『何故秘密裏に?それに神そのものだと?』
オリジンゼウス『実際地上に降り立ち人間たちと交流した場合、誰かもわからぬ神よりなじみのある神の方が親しみやすいという好意によるものというのと、最後の抵抗だけに布陣はしっかりとしたもので徹底することに尽力注いだ結果らしい。
そして、神そのものを憑依させたのは邪神に邪魔されない工夫じゃったと聞いている。
オリジンの神の中に邪神経由で創られた有象無象の神オリジンを入れる。
邪神の影響を受けさせない為、あらゆる隙を無くした結果だそうじゃ。
予め神を憑依させることで余計な分身を入れさせる隙を無くし、オリジンを選ぶことでなるべく浸食を最小限に抑える。』
ルシファ『だが、俺様はものの見事に侵食されたんだろ?タナトスもセラフィムも恐らくそうだ。』
オリジンゼウス『まだましな方・・・じゃったらしい。』
ルシファ『これでか!?』
オリジンゼウス『そうじゃ。さて、と。ここで先ほどのお主の質問について答える。
もう1つの最後の抵抗とは何か?
それは、今話したオリジンにオリジンを重ねるということに通じる話なんじゃよ。』
ルシファ『だからそれは何だと聞いている!』
オリジンゼウス『ウィン・・・』
「ウィンがどうしたって?」
裕也「なんで急にウィンさんの名前が?」
シュインッ
ラファエル『ここでその名前で呼ぶなんてどういう了見かしら、ゼウス?』
「ラファエル!?」
裕也「え?え?え!?」
ラファエル『あら皆様ごきげんよう!ゼウス、これはどういうことです?』
オリジンゼウス『これが答えじゃ。』
「えっと、ウィン=ラファエルってこと?」
裕也「うっそ・・・」
ルシファ『んなバカな、彼女が天使だと!?そんな気配みじんも・・・』
ラファエル『これは何の真似ですか?』
ゼウス『全ては終わったんじゃよ、邪神は消えた。これ以上悪神が増える危険性は無い。
つまり、監視役の役目も終わる。』
ラファエル『あら、それは創造神カオス様の決めることでしょう?』
ゼウス『カオスからの伝達じゃ。』
ラファエル『あらそうなの、それは残念ね。』
「あの、全く分からないのですが?」
裕也「どういうことなんだ?」
ルシファ『そんな、あの小娘が天使だと?しかもラファエルといえば熾天使とも言われる・・・俺様の同僚じゃないか?』
ラファエル『それについては諸説あるそうですよ、大天使ラファエルという説が濃厚だとか?』
ルシファ『じゃあ大天使なのか?』
ラファエル『いいえ、神様にお使いする一番位の高い天使、熾天使で間違いございません。
それに私はゼウスの妻ですし?』
ルシファ『それ関係あるのか?』
ラファエル『事実上ゼウスと接点を持てるのは熾天使とされていますから?』
ルシファ『な、なるほど?』
「・・・いやなるほどじゃないわw
だからウィンさんと同一ってどういうことなの、っていう話なんだけど!?」
ラファエル『私は私よ♪』
スインッ
クルッと一周すると同時にまばゆい光がラファエルを包み込む。
そして光が止むと・・・
「ウィンさん!?」
ウィン『ってこと。』
スインッ
ラファエル『これで分かっていただけましたか?』
「でもなんで?」
オリジンゼウス『ウィンは邪神によって創られた神じゃということじゃ!』
龍星・裕也・ルシファ
「『歯ぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?』」




