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「あの、どういうこと・・・なんだ?」
整理が追い付かないぞ?
確かに俺は、どうやったら倒せるか考えた。
考えていたけど・・・それがなんでこうなるんだ?
ルシファ『ふむ、これは知属性の力だな♪』
「あの話を勝手に進めないでもらえますか?俺に分かるように説明してくれ!」
ルシファ『リュウ貴様はな、自然属性から特殊属性までありとあらゆる属性魔法を自由に使いこなせるんだ。』
「はい!?」
ルシファ『ついでに魔法の創造もできる。』
「はぁああああああああ!?」
ルシファ『文字通りチート級の能力といえるな・・・
能力名は無いがww』
「いや笑っている場合!?」
ルシファ『結構なことじゃないか?コレで自分の実力を隠すこともできる。』
「はぁ・・・」
裕也「いや、そんなことよりもあの・・・もう襲われる瞬間秒読みはじまってますけど!?」
「えぇ!?」
ルシファ『お手並み拝見♪』
「なんでそんな楽しそうなの!?」
もういいや・・・
えっと、さっきのモニターの情報だと確か対抗できる自然属性だと・・・
火と水と光と闇の4つだけだったか?
土と風は無理なのか、全は厳密には6属性全てだから除外されるとして、
闇かな?
多分それ以外、帝レベルの最高ランクの属性でしか対応できないだろ?
分からんけどw
「闇属性・・・使いたいんだけど、使い方がわかr」
と、目の前にモニターが現れ映像が映し出される。
女性が何かをしているようだ。本当に思うだけで何でもできるんだなぁ・・・
”ダークマター・アロー”
女性の声でそう言いながら手に掲げた手を下に振り下ろした。
すると、モニターごとパッと消えた。
それをやれって?
言葉足らずというかなんというか・・・
「”ダークマター・アロー”」
俺がそう言いながら先の映像のように手を上から下に振り下ろした。
すると、俺の背後から黒い液状のような何かがプカプカ浮かびながら矢の形に変形しながらドラゴンに向かって飛んでいく。
無数の黒い液状っぽい矢が次々とドラゴンをおそう。
ものの数秒でドラゴンは息絶え消失、代わりに黒い禍々しい心臓のようなモノが落ちていた。
岩の瓦礫に隠れていた男性はそっと顔を出すと驚愕の表情を浮かべる。
そりゃそうだ、何もないところからなんか黒い矢が飛んでいつの間にかドラゴンが死んで心臓があるんだもんなww
???『今の夢か何かか?』
男は今起きたことを飲み込めずそこにずっと立ち尽くしていた。
俺は俺で困惑中。
「俺も言いたい、コレは夢か?ゲームであるような消え方したぞ?」
ルシファ『何を言っている?現実だ、それよりここをすぐ立ち去るぞ?
人が来る!』
「いやバレないから安心では?」
ルシファ『この魔法は透過ではないから、触れる』
「じゃあバレる?」
ルシファ『それでバレることは無い、だが人込みから逃げるのは普通にしんどいだろ?』
「・・・透過付きの魔法使えばいいじゃん」
ルシファ『それもそうだな♪
”ルシファーズカーテンver2”』
「そんな適当でいいの!?」
ルシファ『うるさい!とっとと行くぞ?』
「どこに?」
ルシファ『魔帝組織委員会!』
「何故?」
ルシファ『ウィンを訪ねる』
「あぁ、なるほど・・・えっと、どこ?」
ルシファ『貴様、何でもできるんだから貴様で何とかしろ!』
「はぁ」
えっと、魔帝組織委員会はどこかな?
って考えると脳内に目の前にマップを表示したモニターが映る。
裕也「便利♪」
ルシファ『レッツらゴー♪』
ー魔帝組織委員会ー
道に迷うことなく、誰に襲われることも無くたどり着いた。
マップはウィンさんのことも思ったせいか詳細な位置まで示してくれている。
「あの、屋敷内なんですけど、入っても?」
ルシファ『透過効果あるから普通にすり抜けられるぞ?』
「あ、はいじゃあ行きま~す。」
えっと、真ん中の階段上の扉の奥の大宴会場みたいなところの奥にあるキッチンにいる・・・っぽい?
相変わらず料理作ってるのかな~
ウィン『今日はどんな料理をご所望かしら・・・
えっと、激アマカルボナーラ?なるほどなるほど・・・ってあら?
そこにいるのは誰かしら?』
「え?バレた?」
ルシファ『神から授かった力は伊達じゃないってか♪』
「ルシファが欠陥だらけの魔法を使ったんじゃない?」
ルシファ『ど正論ww』
「正論だったんかい!!」
ルシファ『ま、ウィンに会う必要があったからな。
ウィンには気づかれる魔法だ。』
ウィンに話しかけられた瞬間、俺たちを包み込んでいたカーテンがファサっと床に落ちながら消えた。
「んな限定的なw
わざわざ限定的にする必要ある?」
ルシファ『無い、だからこれは俺様の趣味♪
ってことで、ランランルー☆』
裕也「久しぶりに聞いたぞ、ランランルー!!」
それ何の意味があるんだ?
はぁ・・・
ウィン『いったい誰・・・って、リュウとユウヤ?と、ルシファ?』
「お久しぶりです。」
裕也「どうも。」
ウィン『お久しぶりって、別れてまだ1日も経ってないわよ?』
「そうなの?」
ルシファに聞いてみる。
ルシファ『俺様は知らん、この世界の時間の流れとか興味ない。』
「はぁ」
ウィン『それより聞いてよ!』
「え?」
ウィン『貴方たちがいなくなってから、貴方たちのことはいろんな人に話したけど、皆覚えてないのよ?』
ルシファ『それは当然だろうな。』
ウィン『何故?』
ルシファ『ここに導いたゼウスはもういないからだ、つまりそれによって生まれ運命は無かったことになる。』
ウィン『ゼウス死んだの?』
ルシファ『悪意が取り除かれた良いゼウスになった。』
「良いゼウスも大概頭イカレてたけどね~」
裕也「ウィンさんは覚えてるの?」
ウィン『私だけじゃない、特殊属性を持っている人は皆覚えているわ。』
ルシファ『一番忘れされてもおかしくないと思うんだが・・・』
「そうだな。ルシファの言い分だと、ゼウスによって生まれた運命はウィンさんが能力を授かってこの世界に来たことも含まれているわけで・・・」
ーー
ゼウス『それについてはワシが説明しよう。』
「ゼウス!?」
ウィン『アレ?ナニコレ・・・なんか聞こえる!?』
ゼウス『色々バグっているな、フォッフォフォフォ♪』
「笑っている場合!?」
ゼウス『説明するから黙っておれ!
まずワシと直接会話したものに関しては、ゼウスという存在と接点を持ったということで記憶抹消の対象外となる。』
「これまたややこしい話だぞ?」
ゼウス『次に、異世界干渉後の異世界の運命自体は悪意がとり憑いたモノとして扱われそれが取り除かれた今、記憶抹消の対象となる。』
「それ必要?」
ゼウス『知らん。ゼウスに聞いても分からないらしいのじゃ。』
ウィン『ぜう、ス?』
ゼウス『とにかく、ほとんどの人間がお主ら2人のことを忘れているのじゃ。
初めからいなかった者として扱われる。が、しかし再び勇者として王に呼ばれる存在であることは確かじゃ。』
「どういうこと?」
ゼウス『ゼウス曰くその方が都合がいいとのことじゃ。』
「オリジンも大概だよね・・・」
裕也「ね?」
ゼウス『聞こえてるぞ?』
「ごめんなさい」
ゼウス『とにかく、再び異世界ライフを一から楽しむんじゃ♪
その中で、目的の達成をよろしく頼む!』
「目的の達成って曖昧だなぁ・・・」
ゼウス『神を創造する神の居場所を突き止めろと、そう言っておるんじゃ!
んじゃ、頑張ってくれ♪』
ーー
あ、また急に切りやがった!
ウィン『あの、今のって?』
「ゼウス」
ウィン『なんで私聞けたの?』
ルシファ『ゼウスの言うバグだろうな、よく分からんがww』
「分からんこと多すぎない!?」
ウィン『でも分かったこともある、やっぱりみんなの記憶から貴方たちのことは消えてるわ!』
「でも勇者として生きるっていうのは変わってない?」
ウィン『まずい、皆くる!
とにかく貴方たちは城へ向かって?
はい、コレ!皇帝謁見のパス』
「こんなもの良いの?」
ウィン『運命がバグっているのは言いえて妙なことで正しいのよ。
皇帝から直々、私のところへ会いに来る勇者に渡せって渡したの。』
「・・・意味わからない。なんで一回ウィンさん挟むの?」
ウィン『分からないわ。とにかく、これを持って皇帝に会って!
話はそれからよ!ほら、さっさと行って!』
ルシファ『”ルシファーズカーテン”』
「あ、透過されない奴・・・」
ルシファ『気づかれもせん!さ、行くぞ!』
ウィン『アレ?どこ行った?』
ウィンに気づかれることなく洋館を後にした。
ウィンさんゴメン・・・




