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神様の殺処分を命じられたとあるチーターの冒険録  作者: KT
人畜非道な奴隷制度が跋扈する国、ユーロ公国 編
127/127

-11

「と、とりあえず使ってみる」

裁きの目


ゴゴゴゴゴゴゴ

ガガガガガ


バキッ

ベキッ


ガラガラガラガラガラ


発動した直後、四方に広がる白一色に変化が生じた。

音を立てながらヒビが入り割れ、崖が崩れるようにガラガラと白い何かが破片となって崩れ落ちる。

そしてその先にあらわとなったのは・・・


「黒!?」


裕也「おい、りゅう!どこにいる?」


「どこって近くにいるよ?」


裕也「見えないよ?」


「はぁ?ってアレ?」


何を言ってんだと思って振り返る、が辺りは何も見えない。自分自身は光っているように見えるがそれ以外は黒一色。

声だけが近くに聞こえる。


ルシファ『くっそ、これが奴の力なのか?』

ウィン『そのようね。』

ルシファ『一体どういうつもりなんだ?』


ウィン『あっ』

ルシファ『どうした?』

ウィン『・・・思い出した!』

ルシファ『何を!』


ウィン『はるか昔行方知れずになったある神のこと。』

ルシファ『なんで今になってそんな大事なことを?』

ウィン『分からないわ。』

ルシファ『はぁ!?』

ウィン『この状態になって急に頭の中に入ってきたのよ、忘れていたの!』

ルシファ『そんな大事なことをか!?』


ウィン『存在の権化カオスすら侵食する恐るべき力、一介の神ですら太刀打ちできないその存在がそこら辺の天使に太刀打ちできるわけないでしょう?

浸食された側はそれを意識することはできないって言ってたけどようやくわかった気がする。

さっきまで正常ではなかったのよ!』


ルシファ『それで、その神の名とか分かるのか?』

ウィン『分からない』

ルシファ『はぁ!?じゃあなんでそれを出した?この件と関係あると思ったからじゃないのか?』

ウィン『人や神を遠くにいながらおちょくる、そんな神の存在をハッと思い出したのよ!

タイミングが良すぎると思わない?』


ルシファ『おちょくる・・・ね。』

ウィン『好奇心旺盛で悪意に興味があり、必要とあらば平気で嘘を憑き騙しとおす。まさに狡猾。そんな像が今探している日記の人と重なったの、根拠はないわ。ただの推測。でも偶然にしては出来過ぎている、そうでしょう?』


ルシファ『だそうだが?リュウ!』


「いやなんで俺に聞くの!?っていうかルシファどこ?」


ルシファ『どこでも良いわ!さっさとこの闇を晴らせ!』

「いやどうすればいいの!?」

ルシファ『この空間、この異世界自体が神の力だというのならお前の力で打破できる!

何のために神の力を授かった?』

「・・・分かったよ、やれば良いんでしょ!」


●検索対象:闇を払う方法

現在覆われている闇は”悪戯好きの神”として知られるロキの固有の結界の二段階目です。

結界は三段階に分かれおり、一段階目は既に破壊しました。

引き続き壊しますか?

yes/no


「なんでここで選択肢が出るんだ?」

裕也「どういうこと?」


俺は画面に映っていることをそのまま伝えた。


裕也「俺は分からん。」

「だろうな、俺と同じ元々普通の人間だったわけだしw

分かってたら逆に怖いわ!」


ルシファ『考えられる可能性は、奴の存在を認識した時に何かが起こるとかか?』

「何かって何だよ!」

ルシファ『知るかw

普通に考えたら殺されるとか・・・じゃないかww』

「笑い事じゃないんだけど!?」


ウィン『しかしこのままというわけにもいきません。それに、ここを転移して逃げ出したところで奴の脅威から逃れられるわけではありません。前も言いましたが、さらなる呪いが拡大する恐れがあります。第二第三の邪神が生まれるかもしれないんですよ!?』


「分かったよ!やってやるよ!」

yes


ウィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン


機械音と共に辺りがまばゆい光に包まれた。

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