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話がどんどん意味も分からないまま進んでいく。
まず初めに、俺らは死んだこと。
次に、ゼウスじゃないゼウスと名乗る神様に会う。
それでゼウスじゃないゼウスだった害をなす悪意ある神様の処分を力を授けられるとともに命じられる。
で、ゼウスが勝手に世界に干渉して混乱をきたす。
異世界に到着後、城での待遇に不穏感が増している中その異世界に件の処罰対象の神様がいることが発覚。
異世界は俺らを子どもとして学園に行かせるようとする。
学園長とのやりとりで、魔王を上回る魔力を持っていることが判明する。
魔王は倒すべき神だと判明する。
魔帝組織委員会なるところへ拉致られる←イマココ
コレで理解できる人、手を挙げてください。
いませんね?
おk。
俺らも混乱しています。
が、物語はどんどん進んで行くようであーだこーだ言いながら俺たちは学園長に半ば強引に連れていかれております。
今度の馬車は茶色い木製を思わせるような落ち着いたノスタルジーな馬車で乗せられ進んでいきます。
ライサ『すぐにつくのでおとなしくしてください。』
「いや俺たち別に危害を加える気はないんですけど?」
裕也「というか、そもそも俺ら異世界から・・・」
ライサ『そうはいっても、魔王を超える魔力を持つ者の存在は他の者に悟らせるわけにはいきません。貴方たちは命を狙われているんですから。』
「・・・はい?」
裕也「命?狙われてる!?」
ライサ『そうですよ!!魔王に対抗し得るだけの魔力を持つ存在は魔王に蹂躙され屈服しているここに住まう全人類の唯一の希望。それを独占しようとたくらむ輩も少なくいません。
今でも、魔王に対抗できる奴はいないかギルドかどっかで依頼し募集を募っているところもあります。』
「ギルド?」
ライサ『まぁそれについては後で説明します。とにかく、皇帝直属護衛隊長の護送たる貴方方を危険な目に会わせるわけにはいかないので、私の言うことは聞いてください?』
2人「はい!」
揺れながら馬車は進む、すると・・・
「あれ?この森・・・」
裕也「最初にいたところ・・・」
ライサ『貴方たちこんなところから来たのですか?』
「来たっていうか・・」
裕也「落とされたって言うか・・・」
ライサ『ここは魔帝組織委員会が管理している魔法の森ですよ。関係者以外の侵入は許されておらず、獰猛な生物が生息する区域の為見回りしている者には動く物陰を察知したら仕留めろと命令しているんです。狙われなくてよかったです。』
「コワスギ・・・」
裕也「あの野郎・・・」ボソッ
ーー
ゼウス『すまん、落とすところ考えが回らんかった。』
「二度目の命、一瞬で終わってたところなんですけど!?」
裕也「殺す気!?」
ゼウス『助かったからイイじゃろ、それに万が一そうだったとしてもノーカンにしてやったじゃろう。』
「なるほどな・・・っていやそういう話じゃ無くね!?」
裕也「神様の癖に命の重さなんだと思ってるの!?」
ーー
ライサ『さ、着きました。』
ザ・森の洋館。
魔女とかいてもおかしくない、ダークな雰囲気ガン振りの外観。
不気味過ぎて怖いくらい。
あたりもやけに背丈の高い木々が生い茂っている。
時間はおそらく昼頃だったはずなのに、ここは薄暗くほとんど何も見えないくらいだ。
ライサ『・・・さぁ、着いてきて?話はついてあるから・・・』
森の洋館・・・っていうか魔帝組織委員会?
にいよいよ訪問することになりました。
意味が分からない。