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説教

作者: このさく

嫌だ、嫌い、気持ち悪い、そこにいるだけで腹が立つ。

理由があれば楽だからと正しさに酔って

そんな理由で誰も叩かれたくなどはない


怒り、恨み、気に入らない、生意気だからと、

お前に痛みを与えてもお前は隠れて

同じ事を繰り返すのなら意味はないだろう


納得できない罰を正当化させないために態度でケチを付けて両損誰も望まない未来へ進む


誰かのつらさ知るだけで癒えるほど心は単純じゃないし

「孤独じゃない」と「心配してる」と そんな事は百も承知で


不条理な頬の痛みは生半可じゃ癒せない

悪に墜ちれば不条理じゃなくなるが

そんな勇気はない

永眠できたなら痛みは消えるが

そんな勇気もない


ならば耐えるしかない



それでも叱りたきゃ納得させてみな


俺が()()だと

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― 新着の感想 ―
[良い点] ヌナの方からきましたですよー >ならば耐えるしかない この一文がすごくこの詩全体に引き締め感を与えているとかんじたのですよー ヌナの中での用いられ方も鮮やかでした タイトルが説教とい…
[良い点] 作中の俺ではなく、俺も頑張らねぇとな、と逆に励まされている気分にさせられました。 作中の俺の言ってることが分かるから、ありふれた下手な事は言えないな、と思う反面、じゃあお前はどうするんだ…
[一言] やりきれない気持ちの表れであると思いました。
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