第一話 その名はセルシア・クォーネス
ープロローグー
今日から転校する久遠学園を歩いていると壁から1人の女の子が超えて飛んできた。
「どいてー!」 (ドサッ!)
その瞬間顔と手に柔らかい感触があることにすぐ気づいた。顔には胸が密着しており手ではお尻を鷲掴みしていた。慌てて起きるとそこには絢爛な金色の髪に炎の瞳をもった美少女がいた。
ここから俺、天野拓也の学園生活が始まった。
転校初日からその学園の長に呼び出された。
学園長の智坂川隆二、実はこの人は俺の親父の後輩に当たる人で子供の頃によくお世話になった人でもある。呼び出された部屋には被害者である美少女もそこにいた。今回の騒動の詳細について学園長に全てを説明した。すると腹を抱え思い切り学園長が笑った。
「何を笑ってるんですか!この私が見ず知らずの男に身体中メチャクチャにされたんですよ!?クォーネス王国第一王女セルシア・クォーネスが!!」
そう実はその美少女は王国のお姫様だったのだ。
セルシア・クォーネスがこの事を問題にさせてもらうと言葉を発した瞬間学園長の顔色が変わった。
「それは困る。何十年と続いてきたこの学園に私の代で泥を塗る訳にはいかない。どうしてもと言うならばその男に決闘で勝て。この学園は勝利が全てなのだから。」と一言。セルシア・クォーネスはすぐ勝ちを確信したかのように返事をしその場を去って行った。
この学園には学園長の他に学園を指揮する事を許されている10人の生徒がいる。その者たちは何十万人といる学園でTOP10の実力を持つもの達である。その者たちを蓋世十期と呼ぶ。セルシア・クォーネスはその中の1人であると知った。
決闘は明日、その夜は学園長と過したそこでは親父のことや、昔のこと、セルシア・クォーネスについての話をした。夜も遅くなり寝ようと学園長室から出ようとした時学園長が俺に言った。
「君は最強の騎士だ。君に勝てる相手がいるならばそれは迅先輩か神だけだ。」と、、、