表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/1157

第3話 森のハーピー族 3

空から降ってきたピオーネという女の子は天使なのか?

「そうか、ピヨか、じゃなくてだな」


 俺の返答に対しピヨは不思議そうに首を傾げている。


「君は、その、人間じゃないよな翼が生えてるし」

「うーん、あっそっかーわたしはハーピーだよ」


 ハーピーという単語を聞いて今度はこちらが首を傾げた。えーっとなんだったか、ハーピー、聞いたことがあるような……そうだ!俺は昔やったゲームの敵キャラクターを思い出した。ハーピーとは腕が翼になった女の化け物だ。ということはここはゲームの世界なのか?だとしたら俺は勇者?異世界に送られてきた世界を救う勇者なのか?!


「ねーえねーえどこからきたのー?名前はー?」


 ピヨの声で妄想から現実の世界へ引き戻された。


「悪い、俺の名前は亜李須川(ありすがわ) 弘明(ひろあき)だ」

「あ、えーとありす、ひろ?」

亜李須川(ありすがわ) 弘明(ひろあき)

「ありすがわ ひろあきね!ちょっと覚えにくいなー」

「なあ悪いんだがここら辺に俺が休めそうな町はないか?このままここにいるわけにもいかない」


 望みは薄いが今はピヨに頼るしかない。


「そうだ、ピヨの村にきなよ!おやつあるよ」

「いやだが人間は怖いんじゃなかったのか?」


 俺の言葉にピヨは首をひねり少し考えてから


「だいじょーぶ!ピヨがいい人間だってみんなに言ってあげるから!」


 そう笑顔で答えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ