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第23話 ナーガプリンセス 6 ♥
ニーナの家に泊めてもらっている三人(このエピソードには少々性的な内容を含みます、苦手な方は見なくてもストーリーに影響はありません)
夜部屋のないナーガ族の家ではカーテンで仕切って眠る。俺はニーナの父と一緒に寝かせてもらった。
朝、カーテンの向こうで支度をしている音を聞き目が覚めた。俺は隣でいびきをかきながら寝ているニーナの父を起こさないようにそっと身支度を整えた。
そういえばいまだにピヨの声を聞いていない。もし起きているならば誰よりも大きな声で騒ぎ出すだろう。きっとまだ寝ているに違いない。そう思い俺はピヨを起こすべく不用意にカーテンを開けてしまった。
「おいそろそろ起きろよ……あ」
そこには着替えの真っ最中のニーナがいた。上半身にはほとんどなにも纏っておらず、手で胸を隠している。
「わる……」
「このっへ、ん、た、い!!」
謝罪の言葉を口にする前に尾の一撃が俺の肩に直撃した。
すよすよと眠っているピヨの隣で俺は朝一番に攻撃を食らった。