胸糞
視点 元キモ豚
夢の中で神様に会った。
僕をこの世界に転生させた人だけど今はイラついてる様に見える。
「君は何回も忠告したけど世界を変えようと行動してくれないよね」
えーでも僕だって死ぬはずだったお姫様救ったし、悪い人もだいぶ倒してるんだけど?
「君は私と契約したはずなんだが契約内容は忘れてないよね?」
契約なんかしたっけ?
「…………」
確かにチート貰って楽しくやってるけど、あんたにそこまで言われることはなくない?
「最後の確認だよ。私の言う通り世界のために動くつもりはないってことでいいんだね?」
はぁ何言ってんの?
世界のために動いてんじゃん。
僕のやったことは無駄だって言うの?
自分がやらない仕事任してんだから文句言わないでくんないかな。
「私は君に世界を良い方向に導くように言ってその世界に送り出した。ただその君が世界に対して害になれば排除するのは私の役目」
だーかーらー
動いてんじゃん!
そりゃあ今はそんなにはやってないけどさ。、
これからやるって!
「君が害になってからすでに悪影響が出始めている。私としても面倒なことこの上ないが、致し方ない」
はぁー何言ってんの?話通じないなぁ。
僕知ってるからぁ、あんたがここから動けないってこと。一度渡したチートも取り返せないし僕に何も出来ないこと。あとはせいぜい出来ても僕みたいな転生者に頼むしかないってことさ。
「だから頼んだよ私の部下として動いてくれる日本人にね」
はっ笑わせるよ。どうせチート貰って喜んでるようなバカのことだろう?
努力した僕から言わせればそんなのゴミだね。
「…………」
.
.
.
目を覚ますといつものベッドで隣には抱き枕として買った奴隷が痙攣している。まぁ僕の魔力に耐えれなかったんだろう。そんなことは置いといて神の野郎が送り出した日本人について考えることにしよう。
たしかにチートはこの世界の人からしたら強力だけど、レベリングしてない初期状態だと同じ様なチート持ってる僕からしたら敵じゃない。
グフフと悪い声が出ちゃうね。
チート貰って舞い上がってるバカを転生者の先輩である僕が懲らしめてやれるんだから。
僕の手持ちの魔法は初見で突破は不可能。
魔力の扱いを赤ん坊からやってる僕の魔力はこの世界の人の10000倍。チートの最初の状態から10倍。魔力の精密操作で心臓を握りつぶせるし、脳をいじって廃人にも言いなりにも出来る。
こんなこと言いたくない。言いたくないけど、、
まさに俺Tueeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!
最高の世界だよ。
どうせなら僕をいじめてたあのカス共が来てくんないかなーやられたこと全部やり返して、ギルドで僕に楯突いたあの職員と同じようにペットにして飼ってやる。
ま、とりあえずこの前に町で手に入れた美人ちゃんに1発抜いてもらおうっと。