主人公登場
視点 神坂
目覚めると真っ白な空間にいた。
目の前には気の良さそうなお爺さんが立っている。が見たまんまを言うならば神様なんだろう。
「神坂君、君の思っている通り私は神で君に頼みたい仕事があってここに呼んだ。」
なんで俺なんだろうか?
「君の人格を気に入って君しかいないと判断した。」
俺の人格が分かっている?
「君は人1倍善に対する意識が強い反面、人を殺したくて仕方ない欲を抱えている。まぁその欲を理性で押さえつける為に善に対し強い意識を持っているのかもしれないが、、、」
自分の欲は生まれつきだったのか。
「まぁここで重要なのはそこじゃない。」
確かに、仕事というのが気になるところだな。
「仕事というのは人間を何人か殺してほしい。」
神様が人殺しを依頼するとか本当か?
「私の手間を惜しんだ結果生み出した膿を除去してほしいと言ったところだろうか。」
というと?
-説明中-
なるほど転生者が調子乗っているわけか、ただそれだと俺は普通に生きていた方が苦労も少なそうだが?
「勿論君には望むものを与えよう。」
それは不老不死とかってことか?
「不老不死になるのは当然だろう、私の部下という位置になるのだからな。」
じゃあ転生者達に与えたような能力ってことか?
「それをグレードアップさせたものと思ってもらえればいい。」
高待遇だな。
「なにせ面倒事を押し付けようとしている訳だからな。」
分かった仕事を受けよう。