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この転移者、取り扱い注意←この表記は誤りです。私は魔法すら使えない人畜無害な人間なので皆さん騙されないで下さい! 作者:トムボーイ

第八章 国家エスカルド

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第百五十九話 震える舌


ダイヤがジョンの隣で肩を落とし落ち込んでいる

「すまない……私がもう少し気を配って居ればこうはならなかった……」
「そのウジウジする姿はメイヴィス譲りだな、お前の謝罪なんて聞いている場合じゃない」

 ダイヤはドルグノを治療した後ドルグノをベッドまで運んだ。未だに意識は戻らない

「子供を集めろ、全員無事か確認するんだ」

 ダイヤは子供達全員を村の真ん中の広場に集める
 ダイヤは子供達を数え始める

「……おい、ミナはどうした?」

 数え最中のダイヤが顔を上げる

「見かけないな……ミナを見かけた者は居ないか!!」

 子供達はお互い顔を合わせて確認し合って居る
 しかし手を挙げる者は居なかった。

「おい、何処からも魔力を感じないのか? ミナが攫われた可能性がある」
「……確かに魔力を感じる、さっきあの男が倒れていた所だ」
「ならさっさと行って来なさいよ、ジョン」

 偉そうにジョンに命令するニーナ

「お前等も来い、ダイヤお前は此処で待機してろ、罠の可能性も有る」

 そう言われて最初、ごねたダイヤだが話の末仕方が無く、ジョンの言った通り村で待機する事にする

「気を付けてくれよ、君が死んでしまったらシーナが悲しむ」

 ダイヤと手を繋いでシーナはジョンを不安げに見つめている

「知るか、よし、じゃあ行くぞ美人姉妹」

 顔を顰めるニーナ姉妹、ジョンが走り出しその後を嫌々ながらもニーナ姉妹が着いて行く
 男を見つけた岩の近くまで近付くするとそこにあの男がミナの首に剣を突き付けながら立って居た。

「黒龍はどうした? おい! 黒龍を呼んで来い! 俺はアイツに用事がある! いや……奴は人間に化けると聞いた事がある、お前がそうなんだな!」

 男は錯乱を起こしている様で息が荒く目が充血している、男はジョンを指差しながらそう叫ぶ
 ジョンの恰好が上着が血塗れで片目から黒色の花が咲いている、そして包帯まみれ、確かに普通の人間の風貌では無かった。

(しめた……こいつはダイヤの人間形状の姿を見た事が無い様だ……なら、俺がダイヤになれば良い)

「そうだ。私が黒龍……またの名をダイヤモンドと言う」

 ダイヤの口調も真似るジョン

「名など聞いていない! ようやく出会えた……家族の仇……」

(取り乱した振りという訳でも無さそうだ。こいつは精神を病んでいる)

「家族だと?」
「お前、覚えて無いのか……? 今! あそこに居るガキ達を解放する為にお前は一つの村を襲い村を崩壊させた! その時……その時だ!! 俺の息子も妻も……お前が奪った!」

(ふーん、奴隷解放の時の生き残りって訳だな、まぁどの程度殺したのか分からんが……皆殺しに近いぐらい殺したと考えて間違いないな)

「そうか、その時の生き残りだったか」

 男の充血した目から涙が零れ身体は震えている、そして声も震える
 男は正気を失って居る

「殺してやる……殺してやる!!」

 ジョンは男に近付く
 男はもうミナに目も配っていない、ジョンを一直線に睨んでいる

(素直な男で良かったな)

 男もジョンに近付く
 片手も片目も無い男に水魔法を使う暇も無く目にも止まらない蹴りで顔面を蹴られまた気絶するまであと三歩……


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