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No.9  作者: セルフィ
1/7

プロローグ










大事な事を忘れている気がする。












それはずっとずっと前から感じていて、








思い出さなきゃいけないのに、その記憶は決して戻らないんだ。












そしていつか、忘れていることさえも忘れてしまうのだろうか。
















【No.9】















「今夜12時、三丁目の空き地に集合、な。」






あの夜、私は何をしていたっけ。




どうもあの時のことはよく思い出せない。




でも、一つだけ確かなのは、あの日からあなたは少しずつ変わっていったということ。




それはあなた自身も気が付かないくらいゆっくりと、でも確実に、何かが変わっていったんだ。




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