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第20話 お店のお掃除をやってみて

 あれから数分後……。


「蓮さん。遅くなってすみませんでした」


「すみませんでした」


 ココアとミルク、萌の3人が2階にあるロッカールームから1階にある厨房にドタバタと足音を立てながら降りてきた。


「大丈夫だよ。今から君達も一緒に作ろうと思ってたけど、商品はある程度作り終わったけどなぁ……。何してもらおうかな」


 蓮が悩んだように呟く。


「だったら、2人でお掃除してもらったら?」


 萌が提案してきた。


「そうするとしようか。お願いしてもいいかい?」


 彼は彼女らに掃除をするように促した。


「ハイ!」


「よろこんで! モップはどこにありますか?」


「モップやほうきはここの『掃除用具入れ』の中に入ってるからね」


 蓮は2人を厨房の隅に置いてある掃除用具入れに案内する。


『ありがとうございます!』


 彼女らはそれぞれ掃除用具を取り出し、ココアはほうきとちりとりを持ち、店の外の掃き掃除をミルクは店内のモップ掛けをし始めた。


「2人とも、なんだか楽しそうだね。あの時に萌は2人になんか話した?」


 蓮が首を傾げながら萌に問いかける。


「んー? あの時になんで三角巾とエプロンが必要なのかって質問されたから答えただけだよ」


と萌は淡々と答える。


「ふーん……。その質問は僕が答えたかったのにな……。環境整備の話は終わったということだよね?」


 彼は残念そうに言うと、彼女は先ほどのクッキーの存在に気がついた。


「うん。そこまで話しちゃった。さっきのクッキーは冷めたみたいだから、袋詰めをやってもいい?」


 萌は淡いピンクの花柄の袋と15cmくらいの針金の取り出した。


「僕も下手くそだけど、手伝うよ。クッキーの袋詰めは難しいけど、いずれは2人にもやってもらおうと思ってるんだ」


「そう言われてみれば、袋詰めは私とお兄ちゃんくらいしかできないもんね……。それができるようになったら、他のことに手を回すことができるしね」


 彼らがクッキーの袋詰めを始めて10分くらいが経過した時、


『蓮さん、終わりました!』


 2人が掃除を終えて、厨房に戻ってきた。


「お疲れ様。中も外もきれいになったね」


『ありがとうございます!』


 2人同時に言うと、


「私が外で掃き掃除をしてる時に、通りかかった人が「偉いね」って言ってくれました!」


とココアがそれにつけ加えるように話す。


「ずるい! 明日は私が外の掃除する!」


「分かった。交互ね」


 拗ねたように言うミルクに対して、ココアは落ち着いた口調で言った。


「まぁまぁ、ミルクさん、落ち着いてね。中はきちんとテーブルクロスも直してあるし、ゴミ箱のゴミもきれいに片づけられてるからOK。確かに、外ってお店の顔である看板があるから、掃除することによってイメージアップするかもしれないよ。ココアさんはよく気がついたね! ありがとう」


「ありがとうございます!」


「では、次のステップに移りましょう」


「何をやるんですか?」


 ミルクが蓮と萌に問いかけると、


「環境整備の次だから、接客かな?」


「そうだよ。接客で正解!」


と新たなステップである接客と彼女らに告げた。


『えぇーっ!!』


 彼女らの叫び声は店内に響き渡った。

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