いつか書きたい小説のあらすじたち2
書いてもいいのよ……?
【未題】
「食べるものがなければ作れば良い。そのために私達がいるのだから」
未曾有の大災害が世界を襲ったが、人々はなんとか生きていた。かつて存在していた国々の姿は消え、復興するにつれ国の境界もまた変わっていった。
災害の爪痕を残しつつも穏やかな世界になりつつある世界には一つ問題が起きた。
そう、食糧のことである。生産の追いつかない穀物だけではなく様々なものが足りない。
中でも家畜は減り、今までと比べ物にならないほど肉は高価なものになっていた。そこで起きた、一つの事件。死んだ人間を食べる行為を認められない人々は公にすることができなかった。
しかし、ある科学者はその事件をきっかけに食用家畜の「ヒトモドキ」を作り出した。 初めは抵抗を感じた人々だったのだが、やがて時間が経つにつれ驚くほど慣れ親しみ違和感も感じなくなり。
そんな中、“研究所”から逃げ出したヒト型家畜をそうと知らずに匿う青年が“研究所”の秘密に意図せず触れ事件に巻き込まれていくことになる。
*いつかは書きたい、「食用家畜ヒト」のお話。
【未題】
彼は仙女を浚って手篭めにする悪神と噂の紅屍皇が居るという噂の神殿へ向かった。
紅屍皇への供物とされそうな姉と妹のために彼は悪神に挑んだのだが、相手のつける仮面を割ってしまった。
そこで紅屍皇の真実を知らされ、仮面を割った自分が次代の紅屍皇になるという事を告げられる。
強制的に紅屍皇の従者となり一生家族と会えなくなった少年と、永い時を一人で過ごしてきた神の話。
*似非中華風ファンタジー。中二病全開なネーミングですが仕方ない。勘違いされた紅屍皇と主人公の、設定がシリアスでストーリーはコメディ不憫なだけの話。
【月は世界の夢を見る】
お前の言葉や思考は他人に災いを起こす。決して話してはならぬ、表に出してはならぬ。お前の力を押さえ込むことが出来る“世界”と出会えるまでは――
自分の言葉が災いを招くと予言された娘は、この世界の命を司る神トートローザの作った万物聖書の一人で、災いと不幸を呼ぶ“月”だった。
優しい両親の元から旅立ち、同じ万物聖書の一人“世界”を探すたびに出る。
旅の途中で出会った青年と共に“世界”を探すことになったが、彼女は青年に恋してしまう。しかし、災いをもたらすだけの自分が恋など許されないと思い出して青年から逃げ出してしまった。
追う青年、逃げる少女、二人は万物聖書たちの争いに巻き込まれていく。
*途中病んじゃうヒーローのせいで出すとするとお月様かな。万物聖書のモチーフはお察しのとおりタロット大アルカナです。
【マザコン少年と猛進少女】
土だろうが風だろうが人間だろうが無機物だろうが何にでも魔力が存在する世界で、俺は全くの魔力なしで生まれてきた。見た目だけなら白髪紅瞳のアルビノ美少年。テンプレ乙である。
折角の異世界転生で魔力が使えないことにしょんぼりしかけた上、落ちこぼれとして蔑まれるのかーと思いきや同じく魔力無しの白髪紅瞳の母親とイケメン魔導騎士団長の父親に可愛がられている。
そんな俺に母親は魔力無しであるが故の能力と生い立ちを教えてくれた。それから俺は自他共に認めるマザコンである。
そして俺は王族の魔力暴走を止める従者として王族との付き合いがあったが、それを妬む馬鹿たちにちょっかいを出されては〆る日々。今日もまた馬鹿が俺に挑んで来た。
*テンプレ異世界転生+マザコンが書きたかった。
【】
何もかもが魔力を持つ世界で、彼女はただ一人の魔力無しとして生まれた。
その白髪と紅瞳と魔力が無いことにより気味悪がられ、身体能力も低く要領が悪いが為に見捨てられ侮蔑の視線を家族から貰い、使用人からも嘲笑されていた。
それでも生きてこれたのは、強大な魔力を持った妹の魔力暴走を止めることが出来たから。
魔力暴走の無くなっても妹に愛されていたが、彼女は居場所を見失っていた。
用無しとして政略結婚をさせられた先でも蔑まれ、彼女は早く居なくなりたいと願った。
そして彼女は決めた。
自分が今まで隠してきた能力を使って自分の目的を達成させようと。
*自殺願望がポジティブになってテンション上がって条件以上のことしたら殺してくれなかったので激おこになる話です(ネタバレ)マザコン少年の母の話。
【竜王様と王妃様】
ラクディス王より昔から、リードレント中央地域から旅人達の使う道を整備して街道を作ろうとの計画があった。先王が中断させていたためやっとのことで先へ進めることとなったのだが、霊峰ドミナス・モントに通すはずだった街道のことごとくが使えなくなったという報告が上がる。
生きた山であり意思の集合体であるドミナス・モントに苦言と機嫌取りを行ったラクディスだが、早々に王族特有の発作を起こして倒れる事になる。
結婚して初めての発作に戸惑う王妃シェルシアは、三宰相に支えられながらも政務をこなしてラクディスの目覚めを待つ。
*竜王様シリーズで一番糖分過多にしたいとおもって書いてる途中です。前作たちより甘くしたいと思いつつ書いてるけど進まない \(^o^)/
【師匠と弟子の無茶苦茶修行】
話がある、と師匠に連れ出された弟子。弟子の恋人である師匠の娘を危険に晒したこと、傷つけたことの話だろうと覚悟していた。
連れ出された魔導の修練室で話をしていたが、唐突に剣を抜き攻撃してくる師匠。辛うじて避けたはいいが、目が笑っていない師匠を見ると動けない。
「あの子を守りたいなら、せめて一太刀でも私に入れてみろ」
まるで死刑宣告のような言葉。この日から魔物のような師匠との狂気じみた修行が始まった。
*ここに至るまでの話を書きたいのにかけていない。師匠はキングオブチートですので、書類整理や頭脳労働が向いている弟子にはほぼデスゲーム状態。しかし愛しい女性の為にがんばるのです。
【腕の檻】
親からも兄弟からも落ちこぼれと言われてきた彼女には秘密があった。
遠い昔の記憶と彼女の持つ力。決して知られてはいけないこと。
いつ死んでも良いと思う彼女は学院の郊外演習で隣国でも特に危険視されている騎士たちに襲われる。仲間が殺されていく中で自分の番を待っていたのだが、騎士を統率している男により隣国へ攫われ囲われてしまう。
死にたがりな彼女は冷酷で甘い彼の腕に溺れていく。
*私だってたまには鬱の中に希望のあるあまーい糖分過多な話が書きたかったんだ!大人なえろい話にしたかったんだ! と思われる話。(記憶に無い)
【この手が届くまで】
伸ばしたその手が君を掴めなかった時、呪縛が解けた。出来ることならやり直したい、君を信じぬいて君と共に有りたい。真っ赤な華を見つめながらどうか、どうか、やり直させて欲しいと強く願った。次の目覚めに君がいたことは幸福で、どう足掻いても君は不幸な結末を描かれた。あぁならば、自分がすべき事は全て間違いなのか。どうすれば君との幸せを描けるのだろう?
【見届ける者】
「やり直したいかい?やり直すことが出来るなら、君の手は彼女に届くと思うかい?なら、やり直させてあげる」失意に打ちひしがれる彼に甘言を囁いた。何度も、何度も、何度も。彼は何度もやり直しその手が彼女に届くまで抗い壊れていく。やり直す度に訪れるバタフライエフェクト。並行世界だった記憶が登場人物から語られた時、時を操る者は悲しく笑う。
【時を経た幸福】
彼女は彼が苦手で嫌いだった。女の子も羨むような美貌に貴族に必要な教養を卒なくこなすような完璧な人。だからこそ、婚約者として彼の嫌味を甘んじて受ける。けれども彼は友人達やその他の人への態度がまるで違う。私は何かしただろうかと思う程に。学院を卒業し、彼の仕事も安定した頃、二人は解消されていない婚約の話が進められ二人は夫婦になる。今までとは違う雰囲気の彼に戸惑う彼女。二人の距離は縮まるのだろうか。
*乙女ゲーム転生ものです。乙ゲーは笑って出来ないタイプですが書きたくなってつい。
【この手が届くまで】【時を経た幸福】の主人公はその世界の人間ですが、【見届ける者】の主人公が転生者です。ループものが書きたかったと思われる。誰か読ませて。この手~のラストは心中ラストとは決まっていますがそこへ至る物語が構築されていないという。
時を~はIFであり酒人のメンタル回復用の話。公式にはさせないルート(酷)
【亡国の女王】
北の小国クレイルは北方にありながら豊かな穀倉地帯を有した国であった。
それを狙った隣国アンドラダイト帝国は侵略の手を伸ばしたがクレイルの巧みな戦術に散々な目に合っていた。
しかしアンドラダイトの皇帝が代替わりした途端に攻勢は反転し、クレイルは降伏した。
土地のため民のため女王は降伏し、皇帝の側妃として召し上げられる。
色あせた日々、薄い衣と温い風に心が死んでいく女王であったが、ある日庭園の木に結ばれた布を見つける。そこにはクレイルの民の現状が書かれていた。
彼女は覚悟を決めた。女王としての最後の責務を全うするために。
皇帝の生誕の宴で、彼女は隣に並ばず玉座に向かって手袋を投げつける。
*死ぬまでには書ききりたいと思う戦記ものです。後に壮大な夫婦喧嘩と呼ばれる戦である。
【未題】
貴族の妾の子として生まれたツカサは、精神を病んだ母の変わりに弟と妹を養うために士官学校へ志願した。
類稀なる魔力の多さとそれなりの頭脳を持った彼は超エリートコースと言われる特別学科へ進むことになる。唯一の平民ということで、彼はクラスメイトから避けられていたが気にも留めなかった。
いたって真面目な彼の元へある女生徒がやってくる。
――貴方、魔石の違法販売をしているでしょう?
そう言ってにやりと笑う女に、彼はしらを切るがなんども接触してくる。
ある日、久々に家に戻ってきた彼は指名手配された強盗に鉢合わせ、捕まった弟妹をどうにか助けようと奮闘する。
しかし実戦経験のない彼は苦戦し、右肩を打ち抜かれてしまう。そこへ軍部でも特にレベルの高い第一師団ディアマンテの仕官が到着したことにより、彼の平和な生活が乱されていくことになる。
*近未来アクションファンタジーと学生だけど主人公TUEEEEとブラコンシスコンとロリババアと最強で最狂な集団に翻弄される主人公が書きたかった。魔法科学校の劣等性読んでて思いついたお話。ロリババアいいよね。