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続・タロと今夜も眠らない番組  作者: シュリンケル
第一章 -長い眠り-
3/59

3.タロの終わらない番組(いつもの風景)

-ぷっぷっぷーーーん。

-みんな元気!僕は今日も元気だよ♪

-昼下がりのひと時を、DJタロがお邪魔しまーす!

-”タロの終わらない番組”が始まるよ!


 僕はいつものDJブースで番組を再開する。


セットしておいたCDの"play"ボタンを押す。しゅるしゅるとCDが動き始める。


 HEARTS -マーティ・バリン-


古くとも色褪せないAOR。僕のブースからリスナーのもとに流れて行く。



 曲が流れるとき、僕はマコさんを想う。

眠り続ける彼女の病室に届くようにと。



---


- 夏ですね。


リスナーさんは言う。


-わたしの職場では冷房が壊れてしまって、毎日が暑さとの戦いになりそうです。

-休憩時間に買ってきたアイスもすぐに溶けてしまいます。

-だから涼しくなるような曲を聴きたいな。



そして僕は曲を選ぶ。


 CLAIR -ギルバート・オサリバン-



その曲は、口笛に乗ってリスナーさんのところへと届く。


暑さに負けるな、と僕は想う。


夏の初めに降り始めた雨と共に、その曲は涼やかに響いたのだ。


挿絵(By みてみん)>


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