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寺優仁フリーランサー32歳  作者: RIO


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16/18

【第16話】:~こよりサイド……~

ちょっと懐かしい話なんだけど……私、最初は、仁君のこと、“寺優さん”って呼んでたんだ。


全然年上だし……。


~入社1年目~


「菊池さ~ん。頼まれてた消しゴム届いたよ。」


「あ、寺優さん。いつもありがとうございます。」


そんな関係だったんだ……。


周りにも、“菊池さん"って呼ばれてた。特に仲がいい人も居なかったし、お弁当も屋上で一人で食べてた。


それでいいと思ってた。それがずっと私の日常だったから……。


そしたらさ、仁君、屋上に来て、


「菊池さんも?」


「え?」


「菊池さんも、屋上好きなの?」


って。そうじゃなかった。屋上より、一人が好き。……そんなフリをしていた。


「俺も、たまに息抜きに屋上で食べようかな。お昼?」


ーーーそれから……ーーー


仁君。こよりちゃん。って呼び合うようになっていて……


気が付いたら、周りにも“こよりちゃん”って呼ばれてて……。


いつの間にか輪の中にいたんだ。


仁君はそういう人。きっと、あの屋上に来たのも、偶然なんかじゃなかったんだと思う。


「こよりちゃ~ん、準備出来たよ!お待たせ。」


タキシード姿の仁君は、いつもよりずっとカッコ良くて。眩しくて。


今日は、二人で、結婚式場で、衣装を選んでいる。


「どうかな?ちょっと派手目じゃない?」


彼は、はにかんで、少し笑った。


「えー。めちゃ似合ってるよ♡」


「え?じゃあ、これにしちゃおうか?」


私に合わせてくれる、こういうところが、彼らしくて……好き。


「うふふ。」


「こよりちゃん、どうしたの?いつもより凄く嬉しそうだよ。」


(あー。私、今、幸せ。)


私にとってもこれが“大成功”だって、気づいてる……ずっと……。


To be continued…


※この作品は note 掲載作品の再投稿です(加筆修正版)。

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