59話 報告
トムドルンでの情報メンバーと強欲な森メンバーは目印にしておいた宿に集まった。
すでにミーナとヒエロが酒場からホセを呼んでいたのですぐに情報共有ができた。
「では聞きます。街では抗争の事と、若干気になるのが今はいないリベンジャーというチームにいる、名前がわからない人物1名。
強欲な森では人と守護者が争った戦闘跡を確認済みと。そして周りは何もなかったと。」
ホセはこの集まった情報を整理する。抗争なんてものはどこの街でも競い会っていれば起こる。
だがチームメンバーをみた感じ争いで勝ち抜けそうな年齢層ではなかったと聞く。そして実力にふさわしくない上位型のプラネウム2体も所持
している。
なぜこんなチグハグなのでしょうか。
そしてプラネウム同士の争いでないとはっきり分かる跡が見つかっということ。それはこの世界に激震が入る予感。とうとう守護者を倒しうる人物が現れたという事実。宝箱はどうなったのでしょうか?彼らがその事を言わないのは存在を知らないから。そして私は過去のアレスの倒したあとに出現した宝箱の事は把握している。
1度リーダーのシエンに連絡をとりローゼスにどう報告するか検討しよう。
ホセは伝令カランを使いネトロシャリーアにいるリーダーに向けて放った。
2日後・・・
お!ホセから報告がきたな。伝令カランから手紙を受け取り中身を読んだ。
ん?なんだこれは。守護者を倒した可能性のある人物が存在するかもしれないだと?!
俺は慌てて手紙を読み返す。そしてホセはなぜか街で起きた抗争の件と守護者の消失が日にちが近い事に注目し関わりがあるかもしれないと書かれていた。
あいつの分析力は馬鹿にできないからな。シエンはソファーにもたれタバコを一服してローゼスにどう報告するか悩んだ。
まあはっきりした事実と、その事実に関わりのありそうな人物がいる可能性があるということだけ報告すりゃいいかな。
シエンは通信連絡のできる遺物で機関ローゼスに問い合わせた。
「こちら機関ローゼスです。緊急の案件のことかね?」
「あぁ、ようやく具体的な内容が掴めたので報告しようかとな。」
「聞こう」
「トムドルンでの街では直接守護者のことは把握できませんでした。ただ街で抗争が起こっていただけのようでした。
強欲な森ではメンバーに聞いた所プラネウム同士の戦闘ではなく人と守護者が争ったような形跡があるような事を聞きました。」
「ほう?守護者同士でなく人とはな。だが確実ではないのだろ?」
「はい。これは我がチームの見解ですので断言はできかねます。それと、もし人の仕業なら1つ気になる事ができました。」
「ん?その守護者と争った人に心当たりがあるのかね?」
「いえ、これも見解ですので断言はできかねますが、街での抗争の時に明らかに片方のチームは年齢層も幼く劣勢のような話しだったのです。ですが逆に抗争に生き残りそのうち2人はトムドルン周辺にはいないはずの上位個体のプラネウムを従属させていたのです。
そして、そのプラネウムは抗争後に手に入れたと聞きました。どうやらその時にいなかった人物が譲り渡したらしいのです。」
「なんと!上位個体を気軽に譲渡できるような人間が存在するのか!このわしですら欲しいというのに…」
「それは私も1体はいますが、なかなか譲渡となると無理かもしれませんね(笑)」
2人は軽く失笑しそのとき、チームにいなかった人物を探るように紅蓮のリーダーに伝えた。
紅蓮のリーダーが連絡を終えると、ローゼスの長は各街に守護者を倒したであろう人物を探すために人員を派遣した。




