3話 力の把握と食料
まずは前の戦闘を思い出して足での回避や手や足での攻撃を試してみるか。
「ダンッ」
力をこめて50メートル走をしてみた。
うお、と、止まれねぇ勢いが、ぶ、ぶつかる!俺は目をつぶった。
「ベキッ」
前にあるでかい木に止まらずに衝突してしまった。
「いてぇ、こりゃ練習が必要だな。実践で使いこなさないとな。次は攻撃方法だな。」
的のでかい木に向けて正拳突きをしてみた。
すると木が吹っ飛び後ろの木々までまとめて倒してしまった。
次は今の半分程度で殴ってみる。
すると今度は殴った木は倒れたが後ろまでは倒れなかった。
ってことは足でなんて蹴ったら筋力が強過ぎてもっとやばいかもしれんな。
何もない方向に本気で中断蹴りをする。
すると蹴りの威力で風圧がでて衝撃波みたいなのがでた。
まじか‥こりゃ対人するときは気をつけないといけないな。盗賊とかいるなら加減はしなくてはいいと思うが、ちょっとした喧嘩では使えないな。
あとは俺の身体の頑丈さを調べてみる。武器で本気で腹に刺してみる。内心かなりびびっていたが案の定硬い岩に弾かれたように刺さらなかった。
こりゃまじでいいスキルついてるな。これで戦闘は期待できる。幹也はテンションがかなり上がった。
さて検証はすんだし、食料探さないとな。
うーん、あんまり離れ過ぎると滝で水を飲めなくなるな。
さっきの猪みたいなやつ、以外で日本いたような鳥や兎はいないもんかな。
さすがに未知の物質より安心して食えるんだが。
かなり歩いてそろそろ諦めようと思った時何かの鳴き声がした。
声の方向に向かうと聞いたことのある鳴き声だとわかった。着いてこっそり見てみるとカラスに似た鳥らしきものが羽根に傷をおっており食べずに鳴いていた。
こいつならもしかしたら食えるかもしれん。幹也は気配を消しながら武器をとりダッシュで鳥もどきに向かって武器を振るった。
すると鳥もどきは頭が吹っ飛び鳥もどきの身体だけが残った。
っよしこれで飯を確保だ。血抜きをして拠点に帰還した。
拠点に着いたらさっそく調理する。
火は石どうしをカチカチ何度も強く叩いて火花がでるようにする。そして集めた枝や草に火が付いたら羽や内臓などを処理して焼く状態にする。
そしたら即先で作った木の棒に肉を差し火で脂る。
いい感じに焼けたので食ってみた。
「うーん、調味料がないと寂しい味だな。まあ、腹は膨れるから我慢はできるけどな。水もあるしな。」
食い終わって滝で身体を洗い、明日に備えて寝ることにした。明日は人里っぽい、所が見つかるといいな。
幹也はこれからへの、不安を感じながら寝た。