27話 襲撃準備
ドゥワンは拠点に帰りダルが死亡していることを伝え、メリとコミは目撃情報が強欲の森に向かったと聞いて中層まで見てきたが見つからなかったから、おそらく死亡していると伝えた。
「おう、報告すまんな。メリとコミはまだどうなろうがなんて構わないが、ダルは痛いな。
相手を甘くみすぎていたな。それと中部で引き返したといったな?
なぜ深部までいかなかったんだ?」
アキュストは疑惑の表情でドゥワンに問う。
だがドゥワンも自分の実力がわかってるから、いくら探せと言われても深部には入れないと言った。
「っち。まあ俺もソロだと深部は厳しいからな。パーティでいけば探索はできる。あとはプラネウムを従属できるアイテムが手に入ればなぁ。」
今のアキュストチームにプラネウムを従属できているメンバーはいない。皆んなすぐ手にはいる収入にしか目がいかないから従属しようという輩はいなかった。
明日大体の拠点の場所を把握してる地区を襲撃するとメンバー達に通達した。
ドムドルンの東 ドゥワン
西 ジーク
南 ムーア
北 アキュスト
各自ばらけて好きに暴れろという作戦で方針は決まった。そして今回の襲撃で完全にリベンジャーを潰そうと決めたのだ。
長く小さなイザコザあったが大規模な争いは起きたことがない。嫌がらせは、散々したが今回はこっちのメンバーを3人もやられているためアキュストはマジで潰す気であった。
この4人はまだ知らない。ミヤグチがどれほどの力を持っているのか。
他の4人はごく一般的な戦闘力より少し実力があるという認識をしているので彼が化け物級の力を震える実力を持っていることを知らなかった。