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1『チートスキルがないのに転生』

~あいさつ~

手にとって頂きありがとうございます.

本作品は気楽に書いているのものなので温かい目で見ていただくとありがたいです。

著者シグ



一序章~『異世界転生ってチート能力込みじゃないの?』


挿絵(By みてみん)

ロゼ


引かれそうになっている子供を助けてトラックに引かれたら

女神さまの目の前で叫んでいた。


「め、女神さま普通は最強なみの魔力とか剣術とかあるじゃないですか?そーいうのは?」


女神「あなたに授けるのは絶世の美貌です」


「いや、僕は能力がほしいんですが・・・」


女神「ッチ!・・・美貌だけです!我慢してください」


「め、めがみさまぁ!」「今ッチって言いました?」


女神「とりあえず送っちゃいますね~。生まれ変わっていい感じやっちゃってください!」


「えええーー!」「説明適当すぎない!」


女神さま適当っぷりにも驚かされる。


「美貌はあるので大丈夫ですよ!あと追加でお送りしますので~」


何かそのあとも女神はしゃべっていたのが聞こえたが意識が途切れて聞こえなかった。

貴族の長男として生まれた。確かに美貌は国一、といわれた。ただ中性で女の子に間違われ

男なのに早くから求婚されるという事態に最悪だった。


8歳になったがチートなみの能力、剣術、魔力も発揮されなかった。


お使いで町を歩き回っていると路地の片端に震えているのが見えた

「大丈夫か?」

震えているのは少女だった。見かねて声をかけた

『たすけて・・』

少女は意識をとざしてしまった。

慌てて家に連れ帰って、お風呂と食事をあたえた。

身なりを整えると顔整った中々の美少女であった。


『お前なかなかかわいいじゃん!』

恥ずかしそうに微笑みながらつぶやいた。


『助けてくれてありがとうございます』


『名前はなんていうんだ?』


『シークです』


『俺はロゼだ。よろしくな!』


これは儚ききれいな思い出そうこれが悪夢の始まりだったんだ。

というシークは従者として使えるも貴族が受ける英才教育をすべて身に着けてしまった。

それに加え魔術の全属性、剣術をマスターしたのだ。国の精鋭が束になっても勝てないだろう。


そんな生物兵器が俺を獲物を見る眼付で俺を探している。


物置に隠れて息を潜めている。見つかれば屈辱でしかない・・・

さーここも直ぐに見つかるだろうちがう場所に

カチャ・・

俺はあけてないぞ。あ・・

『ロゼさ~ま~?なぜ逃げるんですか?新しいかわいい衣装ができたのですよ~』


ぎぃぎぎぎと俺が全力で閉じようとしているのにこじ開けてくる。


『俺はお前の着せ替え人形じゃないんだぞ!閉まらない!なんて力だ!化け物め!』


扉の隙間から覗きながら扉をこじ開けてくる。


『化け物なんて、ひどいです!王宮御用達の仕立て屋に仕立ててもらってたんですよ』


『その経費どこからでてるんだ!その経費でこの町の何個買えると思ってんだ!』


『私の副業でいくらでもまかなえますよ~レアなモンスター2,3匹狩ればいけますよ。今回は生地にも拘ってレアなモンスターの毛皮を採取してきたのでこの町2,3個は買えるんじゃないですかね?』


『さらっとエグイこと言いやがって!あーやめろおおおおおお!脱がすなー』


取り押さえられてドレスを着させられてしまった。屈辱であって、遺憾である。


『かわいいですよ~!ロゼ様!』


不服そうに呟いた


『お前が着ればいいじゃないか?お前も見てくれはいいじゃないか!』


『私は背が伸びてしまったので、私はロゼ様のかわいいお姿みたいのですよ~』


満面の笑みでこちらをキラキラした目で見つめてくる。シークの唯一の楽しみなのだから仕方なく付き合っている。


『んじゃ、脱ぐぞ満足しただろう!』


『いや!いけませんよ!今日は主催の舞踏会がございます!』

は?

『どういことだ!こんな格好してたら間違われてまた求婚されるだろが!』

『安心してください!私が切り伏せます!』

突如空間から大剣を召喚した・・・日に日に化け物じみている。

『安心できねーよ!主催者の誰が客人を切り伏せるんだよ!どうやって剣だしたんだ!』

『空間魔法の一種です。魔物が使っていた瞬間移動魔法の転用です。』

しれっとすごい事いったぞ。

『じゃー終わるまでこの格好ですか?』

『はい!』

その笑顔に折れてしまった。


舞踏会は始まり、シークが司会をしていた。

『皆様お集まりいただきありがとうございます。主人からお言葉があります。』

『皆様お集まりありがとうございます。今日は私若輩ながら10歳になった。ご報告でございます。ごゆっくり料理などお楽しみください。』

客人も自分の姿に戸惑っている。長男だったろ?とかあの美少女はだれだとかチラホラきこえてくる・・・。


席に着くと客人が挨拶やプレゼントもって来てくれるので楽で助かる。

その都度性別を説明するも信じられないような目でみられるので精神がすり減る。


だがたまにいるのである。しつこく輩が求婚を迫る為その度シークを呼ぶとおとなしくなる。

客人もはけて、ここにみな談笑している。

シークが紅茶持ってきてくれた。

『おつかれさまでしたーロゼ様!』

『この格好じゃなければもっと疲れないんじゃないかな?』

『男装でも疑われるお顔ではないですか!ロゼ様は!であるならばもうかわいい格好であればいいのです。』

『そうなんだよな~難しいところだ・・・』

男装してるのか?と聞かれることもしばしばだ。

『どちらも似合いますけどねー!ニヤ』

不敵な笑みを浮かべるシーク

ふと若い男性がこちらに来て会釈をした

隣町の首領であるリーガルドだ。

『ロゼ様お誕生日おめでとうございます。日に日にお美しくなられますな!』

『リーガルドさんも悪い人だ。僕のこと知っていてそういうことを言うんだからな』

『ハハハハーすまん、すまん。美しいのは本当だからな、嫁にほしいとこだぞ!』

シークの顔から笑顔がきえて、何もないところから大剣が出てくるしまいだ。

『リーガルドさんでもその冗談は許せませんよ!』

突然剣を向けられて混乱するリーガルドは助けを求めてきた。

『ロゼくん これどうにかしてくれない?』

『はいはーい!シーク!駄目だよ』

『うぅ!はい』

めちゃくちゃ渋そうに剣をさげるじゃん。。。

リーガルドさんが真剣な顔になった

『ここからが本題なんだが近くにダンジョンが発生しているだろ?』

『はい!ダンジョンならシークに様子を見に行ってもらってますよ~』

『そこでだダンジョンに、冒険者に公開して、町を潤すどうだろうか?』

『うーん、荒くれものを町に入れるのが、どうだろうかと悩んでるですよね』

『そうでうす!大して強くもないのにいばるんですよ!』

お前からしたみんなそうだろーよ

『まー前向きに考えてくれよ~な』

すこしつまらなそうな顔をして立ち去ってしまった。


リーガルドさんの所は最近 鉱石の採掘量が減っているのを知っている。

それの補填にを言い出したに違いない。

受け入れの宿、酒場、武具、ギルドの手配や準備はしていたほうが良さそうだ。

『シークさっきの話を進めるよ。手配頼めるか?』

『ロゼ様が言うならわかりましたー!受け入れ準備をいたしましょう。報酬はいつものでお願いします。』

『あぁ~そうだよね!屈辱すぎるが仕方ない・・・』

着せ替え人形である・・・


午前中で3着、午後に2着で手を打った!クソオォオオ!

宿の建築、ギルドへの申請、王都へダンジョン申請、道路の拡張工事、酒場の増築などシークが使役しているゴーレムが工事をしている間、魔法で書類作成している。

俺は新しい衣装着せられ、町の住民に説明をして回った。


住民は快く請け負ってくれた、シークがすべての手続き、工事を手掛けているので住民への負担はないのである。何がつらいってかわいいだの、お姫様だの住民の子供のキラキラして目で言われるのがつらすぎる。


どっと疲れて屋敷に帰ってくるとシークはニコニコしなが帰りを待っていた。

『お帰りなさいませロゼ様おつかれさまでしたー!こちら新しい衣装になります。』

『あれが最後じゃなかったのーー!やだやだー!もう疲れたよ!子供のキラキラした目で奇麗だね!お姫様って言われた俺の気持ちわかる!』

にじり寄ってくる。抵抗する気力も体力も俺にはのこされていない。無念。

『ささ!(ハァーハァー)』

息を荒げて迫ってくる。

瞬く間にきせられてしまった。

『かわいいです。寝間着をつくりましたー!』

『うん、申請状況とかリーガルドさんの反応は?』

『すべて良好です。建築に関して完了致しました。リガールド領に続く街道も完成、

リーガルドさんも快く思ってらっしゃいます。』

『これで受け入れ準備完了か、シークは本当に有能だよね。田舎領主につかえなくてもいいのに!』

『ロゼ様がいないところではダメです!楽しみがありません!』

『おまええええぇ!俺のことオモチャだとおもってんだろー!!』

『キャー』


受け入れ準備は整い、今日はダンジョン公開日である。

当然式典が行われ、式典には関係者や当然俺も領主であるので挨拶をしなければならない。

『おい!シークこれで出ないとダメなのか!おい!』

またヒラヒラのドレスを着させられている。

『これじゃないとダメです!絶対です!確定事項です。』

『はぁ・・・これで挨拶とかどんな拷問だよ』

『式典会場は町の人も隣町の人も来てます!バチッと決めてください!』

『はいはーい。さっさと挨拶して終わろう』

式典の会場は満員で上々の盛り上がりみせている。

隣町との共同もあるが新ダンジョンの公開とならば国総出である。

新しい資源やモンスターの採取など、希望に満ちている。

近隣の町は潤うに違いない。交易、人口の増加が期待できるからだ。


司会の挨拶が入った

『領主であるロゼ様から開会式のお言葉いただきたいとおもいます。』

舞台の中央にあるマイクに向かうだけで歓声がおきた。


『どこの姫様だ?』『領主?美少女じゃないか』『ロゼ様って男って聞いてたぞ?どういことだ!』


皆々の声聞こえてくるも心を落ち着けて開会式の宣言をした。


『領主であるロゼであります。皆さんの生活の向上に向けてダンジョンの公開を決意しました。皆様のご協力のもと開催できたものと思っております。リーガルド卿の要請も大きいところもあります。皆様の繁栄を心より願っております。あと・・・』


深呼吸してマイクに一気に声を押し付けた。


『俺は男だ!!!!以上です。ご清聴ありがとうございました。』


歓声とどよめき、笑い声が聞こえてくる。壇上でリーガルド卿声を荒げて笑っている。

会場も領民知っているものもいるので笑っていた。知らないものは目を点になっている。

すこしムスっとしながら席に着くとシークが後ろから声を掛けてくる。


『ロゼ様!(笑声)クスクス、ナイスです!最高でした。』


司会も困惑を隠せずリーガルド卿の紹介に入った。


『えーっと、すいません。続いてはリーガルド卿の紹介になります。』


『ロゼ様の後の紹介ですと些かインパクトに落ちますがお聞きください。

必ず国益なるものとなるでしょう!近隣への還元も素晴らしいものともなるでしょう。

ご清聴ありがとうございました。』


開会式は質素なものとして終わった。



更新は不定期ですが、頑張って更新していきますので

よろしくお願いしまーす。毎週金曜20時くらいに更新できればと思います。

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