第1話『飲み屋で起きた笑えない話』の巻
『新米教師奮闘記』で見事小説界にてデビューを果たした、津彼太郎!感動的な新人時代を過ごすもあれから12年!中堅サラリーマン的立場に居ながら言行不一致を地で行く彼が飲み屋さんと言う正に場外乱闘の戦場にて不謹慎極まりない“姿なき犯行”に及んだ作品『やっちまった列伝その1』を大変短い文字数で申し訳ないと思いつつ、長けりゃいいってものでも無く、それでいて一体何が言いたいのかよく分からないのでとにかく始めま~す!それでは銅像!
まだコロナ禍という言葉が想像できなかった頃の話。相変わらず教師稼業に余念の無い毎日を送っていた私(津彼太郎)は、春夏秋冬1年を通して催される職場の飲み会でいつもの癖が…。
「だ、だから校長先生!教師たる者、常に生徒には厳しく指導しないと…ですね!」
「ま、待て待て、津彼君!そう熱くならんでも…さぁ、もっともっと飲んで楽しく、ね⁈」
「ぬ、ぬあに言うんっスか?ぼ、ぼかぁ、全然酔ってぬあいっスよ!ぷへ~、うい~⁈」
もうここまで来るとただの柄の悪い酔っ払いその者!その上、足下も覚束ないくらい千鳥足で事ある毎トイレへと…4,5回繰り返す。その際半ば意識朦朧として近くにあった自分の物と思しき靴履いて猛ダッシュ!そんなこんなで一次会も無事終了し、お開きを終え各自がそそくさとお店の出入口へ。当の私もその頃は大分酔いも覚めて皆に同行しようにも自分の靴が見当たらない!
「あ、あれぇ?もうとっくに酔いは覚めている筈なのにwhy?
え、え~と自分の靴は…?あ、有った、有った!こんな遠くに脱ぎ捨てていたんだっけ?」
それから2週間ぐらいして休日たまたま馴染みの薬局で校長先生と出会い、先生が私と同じ柄の靴を履いているのを目の当たりにし、思わすびっくり!その場で男2人が立ち話しながら靴自慢に花が咲き、しばし談笑、大笑い!
ところがふとした先生の一言で会話が途切れ、私はその場を取り繕って
逃げるように即退散!「お大事に!」と言うが早いか足早に…ドロン!(←「忍者が
消えるみたいに!」)
ズバリその一言とは…
校長先生曰く「へぇ~君も水虫の薬を買いに来たのか?奇遇だなぁ?俺も最近になって突然足の痒みが止まらなくってさ?もう2週間になるかなぁ、困ったもんだよ!アハハ!」
そんな私が生徒たちへ一言提言!物申す
「いいか、君たち!何事も相手を恐れず正々堂々と真実を話すこと!分かった?」
余談ですが、先生と私の靴のサイズは一緒の26㎝です。
先生本当にごめんなさい!この事は一切誰にも口外しません
から安心して下さいね!
私、絶対地獄に落ちると思いま―す!(^^)!
終わり!
では、またいつの日にか、お読みいただける日を楽しみにしております。
のがみつかさでした!有難う御座いました。