1話 転移
同じ日々が続くと思っていた、何事もなくただ流れるような日々が段々と・・・
俺はあの時なぜ※※したのか、それだけが俺の心を...
少年は慣れた手付きで料理を作りそれを食べ、決められた服を着る、少年は家を出て一言呟く。
「行ってきます」
少年は誰もいない家に向かっていつものようにそう呟くそして学校へ向かう、いつも見慣れた路地を歩き公園の前を通り過ぎ用としたときにふと気になり公園の方を見る、そこには全身白服の髪が金髪の子供が一人公園の中心にポツンと立っていた。
あの子こんな朝早くから何してるんだろ、てか何で公園の真ん中で突っ立てんの?、金髪って事はもしかして外国人とか、それか虐待...、取り敢えず迷子かもしれないし話してみるか、俺英語苦手だけど、まずは日本語で話してしてみるか。
「ねえ君大丈夫?」
その子は振り返り手を伸ばし少年の胸に手を当てた。
「どうしたのほんとに大丈夫?」
そう言葉を発した時少年の意識はぷつりと消えた、少年の最後に見えたのはその子の金色の瞳だけだった、次に少年の意識がはっきりしたのは薄暗い空間の中だった、考えるまもなく何者かに話かけられる。
『よく来た予言の子よ、まさか本当に訪れるとは』
何語、てかココどこだ確かすごい目の色の子供に触れられて、そうだ記憶は大丈夫か?、俺の名前は真堂 勇…良し名前は覚えている、じゃあ次は...。
勇が記憶の折損がないかを確認していると、始めに喋ったと思われるローブ着た人の隣にいるローブを着た人が続けて話す。
「テンイシャヨ ヨクキタ」
そして俺の親の名前...ん?、日本語?。
今度はたどたどしくはあるがその言葉は日本語だった続けて始めに喋ったと思われるローブを着た人が話を続ける。
『魔獣が来るかもしれません、まずは我らが村に行きましょう』
隣に立っている人が言葉を略す。
「ココヨクナイ ワガムラクル」
呆然としていた勇は急いで言葉を返しす。
「ここは良くないってどう言うことですか?」
勇がそう質問するがローブを着た人達は何も言わずに薄っすらと光る出口に向かって歩いて行った。
おいなんだよ答えてくれないのかよ、取り敢えず記憶の折損は無さそうだし周りを見渡して見るか、ここがどこかの手がかりがあるかもしれないし。
勇が周りを見渡してみたが特に変わったもい。
特に変わったものは無いけど、何か俺から少し離れた場所に布みたいな物がいくつか落ちてるな。
勇が落ちてある布を手に取り確認する。
これさっきの奴らが着てたローブだよな、てか臭いがやばいなこれ、魚の生臭い臭いと錆びた鉄の臭いを混ぜたような、取り敢えず元あった場所に置いとくか、さてどうするかあいつら俺をほって出ていったけどついてっていいのか?…、ここにいるのも何か嫌だしな、てかさっきからなんか胸のあたりが変な感じなんだよな、別に痛かったりはしないんだけど...、まあいっか今はあいつらついていくしかないよな。
勇はローブの集団の後を追い外に出る、外に出ると青空と広い草原が広がっていた。
さっきまで俺がいたのは遺跡だったのか、なんかここちょっと暑いな…、あいつらなんか話し合ってるし、取り敢えず話し終えるまで待っとくか。
ローブを着た集団はしばらく話し合い歩き出した、勇は慌ててその集団について行った。
こいつら歩きだすんだったら一声かけてくれよ喋れるんだしさ…、まぁ取り敢えず誰かに話かけてみるか、話しが通じない可能性の方が高そうだけど、さっき日本語を喋っていた人もいたし大丈夫だろう…、さて誰に話しかけるかって言っても俺の目の前のやつしかいないよな。
「あのどれぐらい歩けば村に着くんですかそれとここってどこなんですか?」
そう質問するとローブを着た人が少し考えた後に質問に答えてくれた。
「アノタイヨウガ アノ ヤマニ ハンブンカクレタラ ムラニツク ココハイデア」
全く聞き馴染みがない場所の名前だったそれに太陽が山に半分隠れるまで歩くとしたら村まではかなり遠いいよな。
質問に答えたローブを着た人は続けて言葉を発した。
「テンイシャヨ ハナスナラ スコシユックリ ハナス」
話すのが早かったのかな、もう少し話したいし取り敢えず名前は聞いといた方が話しやすいよな。
「俺の名前は真堂 勇、勇でいいよあなたの名前は?」
ローブを着た人は少し考えた後に答える。
「ロン ガロン ロンデイイ ユウ ジシンノナマエヲ ハジメニイッテナイカ コノセカイデハ ジシンノナマエハ ハジメニユウモノダ」
普通に名字を始めに言ってしまった、てかロン…ロンさんは何で俺が始めに名字を言った事に気づいたんだ?…、まぁ次からは気をつけよう、てかロンさんはロンでいいとは言ってたけど何かさん付けしたくなるんだよな…、何歳なんだろう?。
「ロンさんって何歳ぐらいなんですか?」
ロンは少し考えた仕草をして答えた。
「ワタシノトシハ ハチジュウサンダ」
えぇ??83歳?…、いや年上だとは思ったけど年上過ぎたろ…ん?!、待てよもしかしてこの世界にはファンダジーあるあるのエルフやドワーフといった種族がいるのかもしれない、そうじゃなかったらロンさんが冗談を言ったか言葉を間違えたかだよな、だってこの道結構厳しめだし、それに息が上がってる様には見えないしな。
勇はびっくりした声で言葉を返す。
「あのロンさんってもしかして俺と種族が違ったりしますか?」
ロンは少し怒ったように言葉を返す。
「タシカニ ユウト ワタシトノ ジンシュハチガウ タダユウヨ シュゾクトユウノハ ヨクナイ ジンシュトイッテクレ」
この反応はまずったなこの世界では人種的問題があるのかもしれない、これからは気をつけよう。
勇は慌てて言葉を返す。
「ごめんなさい」
ロンは頷き言葉を返す。
「ユウハ コノセカイニ キタバカリダカラ マチガエルノモ シカタナイ ムラニツクマデ ワタシガオシエヨウ」
勇はホッとした気持ちで言葉を返した。
「ありがとうございます、早速なんですがなんでロンさん達はローブを着てるんですか?」
ロンは言葉を返した。
「コノ ローブハマジュウヲヨケル コウカガアル ユウニモ ツギノキュウケイノトキニ ワタソウ」
魔獣って動物だよなわざわざローブを着て対策するってことはかなり凶暴なのか、ローブって絶対に着なきゃいけないのかな結構臭いきついんだよな、てかここがファンダジー的な世界なら魔法とかあるのか、とりあえずロンさんに聞いてみるか
「あのロンさん魔法ってあるんですか?」
ロンは少し困惑してから答えた。
「マホウガアルカハワカラナイガ マジュツトイウモノハアル タダサイノウ アルモノノミ ツカエル」
魔法と魔術は別ものなのかよくわからないな、そういえばロンさんはどうして普通に喋れてるんだ始めに和訳をしてた女性?も話せてたけど、始めに話してた奴らは聴いたことがない言葉だったよなロンさんは誰かに教えてもらったのか、もしかしたらその教えてもらった人が俺と同じで元々別の世界から来たのかもしれない、てか本当にここって別の世界なのかな?。
「ロンさんはどこで日本語を覚えたんですか?」
ロンは少し明るい声で答えた。
「コノコトバハ ケンジャトナノルモノニ オシエテモラッタ コトバイガイニモ コノタイリクデ シルコトノナイ コトマデオシエテクレタ」
やっぱり教えてもらったのか…賢者か何かゲームみたいだな、そいつが俺と同じ世界から来たのなら会って話してみたいな。
この後もいくつか勇はロンに質問をして歩き続けた、村には着くことができたが、道中魔獣に襲われたがロン達がそれを倒した、その後倒した魔獣を食べた勇はあまりの不味さにめまいを起こし、勇は魔獣を絶対に食べないことを誓った…、村の中に入るとロンは一番前にいた人に呼ばれ話をしてから勇に話しかけてきた。
「ユウ イマカラ ワレラガオサニアッテモラウ ワタシニツイテキテクレ」
勇は「わかった」と言葉を返しロンに付いていく、村を歩いていると村人が怪しいものが来たという顔でチラチラと見る者が何人かいる。
俺ってそんなに怪しいのかそれとも珍しいのか、てかここの人達耳が長いなロンさんも耳長いのかな。
「俺ってそんな珍しんですか?なんか嫌がられてるように見えるんですけど?」
ロンは少し笑い言葉を返す。
「ミナハ スコシ ケイカイシンガ タカイダケダ キニシナイデクレ ソレニ ユウトオナジ ゲンジンガ クルコトモアマリ メズラシクモナイ。」
俺は原人と言うのか、他にはどんな人種がいるのか少し気になるな、とりあえず聞いてみるか。
「ロンさん原人以外にどんな人種がいるんですか?」
そう尋ねるとロンは答えた。
「ホカノジンシュハ ワレラナガミミビト ケモノビト コビト ソレトマジンガ イル」
ロンさんは長耳人なのか…名前の通り耳が長いんだろうなてかファンダジーあるあるのエルフだよな、それと獣人ってさっきいた魔獣の人版みたいな感じなのかな?、けどこれを言ったら何か荒れそうだな取り敢えず心に潜めとけか、それで小人はわかりやすいな、多分だけどファンダジーあるあるのドワーフみたいなもんだろうな、そして一番謎の魔人…わかんないな…こっちが魔獣の人版かもしれないけど、まぁ心に潜めといた方が吉だよな。
勇は人種がいっぱいあることに驚いているとロンが続けて言葉を発した。
「ユウ オサノイエニツイタ ユウ ナラダイジョウブ ダトハ オモウガ アマリ ヒツレイガ ナイヨウ」
勇は頷きロンに続いて家に入る、家の中に入ると中は広々としているが人が集まっており少し狭く感じる、二人は前の方に進みロンが言葉を発した。
『ただいま戻りました長様、こちらにいるのが賢者が予言した子です、召喚する際に6人犠牲になりました』
奥に座る長と思われるものが喋る。
『ロンよくもどた、まさか本当に召喚に成功するとはな、そいつは本当に使えるのか、我らが同族を6人も犠牲にしたのだ、使えなければ今すぐにでも魔獣共を殺せるように、ロンお前が育てろ』
ロンが少し苛立った様に言葉を返す。
『予言の子はまだこの世界に来たばかりです、言葉も喋れず戦うか術も持ちません、まずはこの世界の事から教えるべきかと、それに予言の子とはいえ選ぶ権利はあります』
長と思われるものが言葉を返す。
『そんなこと私達には知ったことではない、賢者が予言した子ならば必ずや魔王と戦い勝利する、それだけだろう、お前がそいつを育てないのならばハンに頼むまでだ』
ロンがさらに苛立った様に言葉を返す。
『長よ、ハンなどに頼むなど外道に他なりません、あいつは確かに戦いの腕は立ちますが人に教える様な人間ではありません、ただ教え子たちを使い物にならないほどすり潰すだけだとわかってるはずです』
ロンが喋り終えると長と思われる人の隣にいる長髪の男性が喋る。
『ではロン、2年以内に予言の子を育てなさい、この2年で...そうですねグオンを打ち負かせるまで育てれたのならハンには頼みません、もちろんその2年でまともに喋れなかったら、グオンに勝ったとしてもハンに頼みます』
ロンは渋々納得して頷き少し喋る。
『わかりました、ですがこの2年の間必ず予言の子の邪魔をしないでください、では長』
ロンが喋り終え頭を少し下げ勇の方を向き勇に付いてくように言う、勇はそれに頷きロンに付いていく、長の家を出るとどこかに向かってロンは歩みを進める、勇はロンに何を話していたかこれからどこに行くのか何をするのかを訪ねた。
「あのロンさんさっきの方と何を話していたんですか?それとこれからどこ行き何をするんですか?」
ロンは答える。
「オサニ ユウノショウカンニ セイコウシタコトト ブジニトウチャクシタコト アトハ ユウニコトバト コノセカイノコトヲ オシエロト ソレトユウハ ワタシノイエデアズカルコトニナッタ」
言葉を喋れた方がいいよな俺覚えれるかな、てかなんで俺この世界に召喚されたんだろ、ロンさんの家ってデカいのかな、そう勇が考えているとロンが続けて話す。
「ユウハ ケンジャノ ヨゲンニヨッテ コノセカイニ ショウカンサレタ ユウニハ センタクスルケンリガアル タタカウカ タタカワナイカ タタカウノナラバ コノムラニノコリ タタカイニソナエル タタカワナイノナラバ コノムラカラデテイク モチロンワタシモ ツイテイキ ユウノセイカツノ アンゼンヲホショウスル」
ロンが立ち止まり家に着いたといい勇に家に入るように言う、勇が家に入るとロンが話を続ける。
「ココノヘヤヲ ジュウニツカッテクレ ナニカホシイモノガ アルノナラ ワタシニイッテクレ デキルダケガンバル サッキノハナシダガ スグニハキメレナイコトハ リカイシテイルガ ジカンハユウゲンデハナイ ソレダケハ リカイシテクレ」
戦うか戦わないか、俺がこの世界に呼ばれた理由、賢者の予言、今はわからないことだらけだけど...
「俺にはまだすぐには決めれません、だけど必ずどちらか選びます、ロンさんありがとうございます、これからもよろしくお願いします」
そう言うとロンは少し複雑な表情を浮かべながら答える。
「ソウカ コレカラ ヨロシクタノム ワタシハスコシ ヨウジガアル ナニカアッタラ トナリノイエノ ミントイウジョセイヲ タズネテクレ スコシ コノコトバヲシャベレル ナニカヨウキュウサレタラ ワタシガアトデ ワタストイッテクレ」
その後もロンは勇に食べ物の場所や飲水の場所、暇を潰せる遊び道具などの置いてある場所を教えロンは家の扉を開けて勇に話しかける。
「ワタシハ ヨウジヲスマセニイッテクル デキルダケスグニ モドル」
勇は明るい顔で言葉を返す。
「わかりました、いってらっしゃいロンさん」
それを聞いたロンは返事を返す。
「イッテキマス ユウ 『すまない』」
ロンはそう言うと用事を済ませに行った。
最後にロンさん日本語じゃない言葉を言ってたよな、日本語で言葉が見つからなかったのかな、まあいいかこれから俺どうなるんだろうな、いってらっしゃいなんていつぶりに言っただろうか、本当にこの世界は俺が居た世界じゃないんだよな、ロンさん達が俺を召喚したって言ってたけど何か引っかかるんだよな、この世界に来る前に会った金色の瞳の子供...、はぁ皆元気にしてるかな。
そう勇が考え事をしているとギィーとドアが開く音がする。
ロンさん何か忘れ物したのかな取り敢えず出迎えるか。
そう勇が立ち上がり向かおうとすると、音の主が声を上げる。
『お邪魔します、あれロンさん居ないんですか?、ロンさーん』
間違いなくロンではないことは明らかだった、なぜなら声が少女の声だからだ。
えっ誰だもしかしてロンさんが言っていたミンって人か、どうする取り敢えず話しかけてみるか、いやもしも違ったときに話しが通じないとまずいかもしれない、取り敢えず留まっておくか。
そう勇が考えていると声の主が勇がいる部屋の中に入ってくる。
『あなた誰!!?』
入ってきた少女が声を上げたそれに釣られ勇も声を上げる。
「わぁーどどどうも」
何やってんだ俺こんなんじゃ通じても意味ないだろ、まず言葉が通じるのか、てかこの人めちゃくちゃ可愛いな。
勇の言葉を聞いた少女は驚いた顔をして言葉を喋る。
「ハジメマシテ コレデ アッテル」
ロンよりもたどたどしくはあるが日本語だった、それを聞いた勇は返事をする。
「初めまして全然問題ないよ、もしかしてミンさんですか?」
それを聞いた少女は少し安心した顔をして返事をする。
「ミンデハ ナイ ワタシノナマエハ アン ミンハトナリノイエノヒト アナタモシカシテ ショウカンシャ?」
やべぇ全然違う人だっただけど言葉がわかる人で良かった取り敢えず聞かれた事は答えていくか。
「そだよ召喚されてこの世界に来た、あと俺の名前は勇 真堂、勇でいいよ、アンさんはロンさんに用があるんですか?、ロンさんは今用事があるって言って出かけてますよ」
勇の話を聞いたアンは言葉を返す。
「ソウデシタカ ロンサンハ イツグライニ カエル アトワタシノナマエ アンデイイ サンイラナイ」
確かロンさんは可能ならすぐに戻ると言っていたな、何か急ぎ事があるのかもしれないな。
「ロンさんは可能ならすぐに戻ると言っていたよ、何か急ぎの用があるの?、言っても俺からロンさんに連絡を取る手段は無いけど」
アンは言葉を返す。
「イソギノ ヨウハ ナイ タダイツモ コノジカンニナルト コノコトバ オシエテモラッテイル ソレトアカリツケル」
アンはそう言うと慣れた手付きで壁に掛けてあるランタンみたいな物に明かりを灯していく。
あれってランタンだったんだなどうやって明かりを灯しているんだろ、魔法かなにかなのかな?。
一通り明かりをつけ終わったアンは勇のいる部屋に戻り椅子に座っり話し始めた。
「ロンサンガ カエッテクルマデ ワタシモマツ ソノアイダ ユウノ ハナシヲ キカセテ」
話を聞かせてか、まあ一人でロンさんを待つよりは全然マシか。
勇とアンは話しながらロンの帰りを待った。
「そうスマホって言うすごい板みたいなものがあるんだよ、俺のはカバンに入ってたから置いてきちゃたけど」
そんな風に話しているとロンが帰ってくる。
勇とアンは立ち上がりロンの方に向かう。
ロンさんなんか色々持ってるな、俺の服とかかな?。
「おかえりロンさん、用事はもう済んだんですか?」
ロンが勇の言葉を答える前にアンが喋る。
『おかえりなさいロンさん、ユウとても面白い人ですね、今日も言葉教えてくれますか、あとご飯食べてっていいですか、家の保存食なくなっちゃて』
ロンは言葉を返す。
『アン来てたのか、ユウと仲良くしていて良かった、ただすまないが今日から言葉を教えることはできなくなった、ユウに色々と教えなければならない、ご飯はぜひ食べてってくれ』
アンが落ち込んだ顔をして頷いた、そしてロンが勇に向けて話す。
「タダイマ ユウ ショクジノ シタクヲ テツダッテクレ アト アンモイッショニ タベテイイ」
勇は頷き二人と共に調理場に移動する。
食事を終えるとしばらくアンはロンと話をしてから家に帰った、ロンはアンを家に送りに行った、勇は二人を見送り自身の部屋に行きベットに寝転ぶ、勇はベッドの上でこの一日を振り返る。
今日は濃い一日だったな普通いや特別な人でも味わうことのない一日だったまるで夢の中にいるかのような、何よりこの世界に来て元いた世界とは違うと感じたのは時間だったな一日が大体30時間あるのは流石に驚いた、まあ正確に時間を測れるわけじゃないから本当かどうかはわからないけど、確かに一日が長く感じたように思える、はぁこのまま寝て起きたら元の世界に帰ったりしないかな、あそこに掛かってるランタン、ロンさんいわく五時間ぐらいで消えるって言ってたなそろそろ消えるかな、そういえば元の世界に戻る方法とかあるのかな、まあ今はこの世界の暮らしを楽しむしかないかどうせ元の世界に戻ったとしても...。
勇は大きくため息をつきそのタイミングでランタンの光がゆっくりと消えていく、そして勇は目を閉じ深い眠りについていく。