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異世界転生殺し-チートキラー-  作者: Michikazu Sashie
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第83話「魔王四天王”剛力のアエル・セクタスネ”」

挿絵(By みてみん)

「アタシは”魔王四天王”のひとーり!”剛力(ごうりき)のアエル・セクタスネ”!」


セクタスネは、白い歯をニカッと見せて笑った。




「お・・・おう・・・!こういう筋肉質なタイプも好きです・・・!へぶぅ!」


ボッチェレヌは喋っている途中でセクタスネに蹴られて吹き飛ばされ天井に突き刺さった。


「えっ?今なんか言ってた?ごめんね!ウルレカッスルにデリト以外は全員殺せって言われてるから!」


蹴り飛ばした姿勢のままのセクタスネはぽかんとして天井に突き刺さったボッチェレヌを見た。




「く・・・!やっぱり魔王連合が来てたのね・・・!」


ゾーレはがらがらと音を立てて瓦礫の中から現れた。




「おー。アタシの蹴りくらってその程度のダメージって・・・。アンタ、ナニモン?


ただの異世界人だと思ってたけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」


セクタスネの問いには答えずゾーレはペッ、と血を吐いた。


「我ながら最近強くなったって実感してるわ・・・!」


「それにアンタ、私と同じ黒エルフ・・・じゃないわね。少し肌の色も違うし、黒エルフは角なんか生えっこないもの。」




「・・・あの技、試すときかな・・・!<双魔槍刀(バイコーンランサー)>!」


ゾーレは以前、”ジェネシスフォートレス”で時間があったときにデリトに稽古をつけてもらったことがあったが、その時試した技だった。


その際はまだ未完成だったが、今ならできる気がしていたのだ。




ゾーレの手に魔法で造られた2つの薙刀が現れた。


本来、ゾーレはスピードタイプとでもいうべきで、いつも使っている短剣や短めのサーベルでスピード重視の攻撃を行っていたが、いかんせんパワーとリーチに不安があり、<双魔槍刀(バイコーンランサー)>はそれを補う技だった。




セクタスネはパワータイプと自分自身で豪語しているものの、スピードもかなり高く、 攻撃を受け止める必要を感じたのだ。




「ふーん、思ったよりも楽しませてくれそうじゃない・・・!」


ぐっと、脚に力を入れて跳躍し、セクタスネはゾーレに攻撃を仕掛けた。




「・・・・・・!」


ゾーレはセクタスネの攻撃をそのまま受け止めるのではなく一方の薙刀で流しながら


もう片方の薙刀で攻撃した。




「うっ・・・!」


思わぬ反撃にセクタスネは少し退いた。




「アハハハ!楽し!」


セクタスネは自分の中から戦うことによる快楽が湧き上がるのを感じた。






「くそっ!デリト!動け!」


一方、エライトは凶王と戦っていたが、魔女王にデリトが囚われ、さらに城の兵士たちが操られて攻撃をしてきていた。




ガイデンラーフェも老魔導士モルラカーンと戦っている。

モルラカーンは騎士王の側近である大魔導士だ、が魔女王にいとも簡単に操られてしまっていた。



「どうした!どうした!さっきから守ってばかりではないか!?”光の異世界転生勇者”様よ!


それとももういっそ、魔王になってしまうか!?」


「黙れ!」


エライトは凶王に挑発され、聖剣ゴールドシルバーを振るったが、やはり(かわ)され、反撃を受けた。




しばらく戦ったものの、エライトは追い詰められる一方だった。




「くそっ、<ライト・ウォーカー>・・・」


エライトは攻撃しようとしたが猛烈な頭痛を覚え、ぐらついた。


「もう限界のようだな!エライト!」


「く・・・」


凶王の攻撃をエライトは受け止めたが、その時、セクタスネが跳躍し、蹴りをエライトへ見舞おうとした。


「しまっ・・・!」


躱しきれない。


そう思った瞬間、目の前に盾が展開され、セクタスネの蹴りを防いだ。




「すまない。遅くなったエライト。ウルレカッスルが現れるかもしれない他の異世界に行っていたのでな。」


そこに現れたのは<絶対防御(パーフェクトシールド)>の”権能”を持つネゲテーテだった。




「すみません、エライト。連れてくるのが遅くなってしまいました。」


その声はユークリートだった。


今は既に固定体ではなく、翼を広げて空に浮かぶ転生の女神の姿だった。


「その姿に戻ったのか・・・!」


「ええ。この姿になってしまっては異世界転生と転移くらいしか行なえませんが、今は他の異世界転生者達を連れてくるタイミングだと判断しました。」




「ほう・・・”絶対防御”のネゲテーテとは・・・。俺との相性は最悪だな!フハハハ!」


凶王は自分が不利になったのにも関わらず、高らかに笑った。




「へぇ、”絶対防御”なんて面白い・・・!アタシの”(カルマ)”とどっちが強いか比べてみよっか?」


セクタスネがシュッシュッとシャドーボクシングをする。


どうやらセクタスネと凶王は戦闘狂のような性格をしているらしかった。




「・・・おいおい。ネゲテーテまで来るなんて聞いていないぞ。やれやれ、デリト君。


君の記念すべき()()()()()()()()の観客として来たつもりなのに、これでは私も戦わないといけないではないか。」


そう言いながらゆっくりと歩いてきたのは”魔王四天王”のひとり、ライゼレだった。


隣にはいつもどおりレーゼが秘書としてついてきている。




「これはこれは”魔王四天王”、”心喰”のライゼレ!お前まで来てくれるとはな!


俺様の”魔王連合”デビュー戦でもあるんだぜ、これは!」


凶王がテンション爆上げといった感じではしゃいでいる。




「・・・ふむ。君が凶王か。そして、そこにいるのは魔女王だね。


”異世界転生殺し”デリト君を捕らえるとは、二人とも、よくやった。


さぁ、始めてください。・・・ウルレカッスル。」


ライゼレがそう言うと天井が光り輝き、ユークリートと同じ様にウルレカッスルが現れた。




「やはり現れたわねウルレカッスル!・・・エライト今よ!」


来ることは予想していたが、ユークリートは慌ててエライトを呼んだ。


デリトが捕らえられているとはいえ、魔王連合と勇者同盟のパワーバランスが拮抗しているこのタイミングで現れるとは迂闊(うかつ)すぎる。


こちらには”()()()()()()()()()”があるというのに。




「分かっている!<方舟の鍵(はこぶねのかぎ)>!」


エライトは手を掲げ、白く輝く、鋭いフォルムの弓矢を出現させた。


ユークリートから授けられたこの武器はエライトの隠しアイテムとしていつでも出現させることができるのだ。




エライトは逃さないように素早く弓を引いた。


しかし、その矢がウルレカッスルに届く直前に<カウンタクス>を発動した凶王によって弾き飛ばされた。




「お前の相手は俺だぜ!」


「クソッ!ネゲテーテ!ガイデンラーフェ!」


”絶対防御”を持つネゲテーテと、魔女王に操られていた老魔導士モルラカーンをなんとか捕らえたガイデンラーフェは凶王へと攻撃を仕掛けようとした。




「させないよ。君たち二人程度であれば私がまとめて相手してあげよう。<断絶の滝>。」


だが、ライゼレが立ちはだかり、謎の黒い壁を宙に出現させ二人の攻撃を無効化した。




「ざんねーん!俺様の<カウンタクス>はお前にロックオン中だ!さぁ、転生の女神様よ!準備万端だぜ!」


凶王はエライトから目を離そうとしない。




「さぁ、目覚めるのです。本来の姿を取り戻しなさい。


”異世界転生殺し”デリト=ヘロ。・・・いえ、”ヒーローデリートプログラム”。」


ウルレカッスルがセフィロトの杖を振るうと魔女王に捕らえられ身動きが取れなかったデリトの周りに呪文が無数に現れ、


その体の周りを勢いよく回転し始めた。




「う・・・ガああアア!」


魔女王に解き放たれたデリトは宙に浮きながら、不気味な雄叫びをあげた。

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