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060 セピアの意思


 未だに小躍りしているハクナを見て、レクトルは不思議に思っていた。見た目上は前までハクナが今まで自身で作り出して着ていた白いレースの衣装よりもどこか神聖さを感じさせる衣装だった。


 白を基調としたワンピースなのはサクラやセピアと変わらない。そこに半透明のレース状のスカートが覆い、水色の細い紐で結われたリボンなどのアクセントが胸元や腕の部分にあしらわれている。女神が着ている服としてよく描かれるようなものだ。なのに、違和感を感じない。それが普通に思えるのだ。


 別に見慣れたからというわけではない。それに、それらはハクナが神子であるという事とは一切関係がなく、それが自然、一般的といったようにレクトルは感じられた。


 前回の服であれば上からローブを羽織る様に忠告していたレクトルも、今回の服に関してはそのままの恰好で街を歩いても何も問題がないと思えた。むしろローブを羽織るほうがおかしく思えるほどだ。


 レクトルはその原因と思われるスキルへと目を向ける。ハクナの服に付与されたスキルの中で、サクラたちのものになく、新しく増えたスキルは全部で3つあった。


 一つ目の【邪気遮断】は悪意との繋がりを断ち切るスキルだ。驚くべきはその効果範囲で、装備者に向けられる悪意だけでなく、他者も対象に含まれる。事前に効果をかけておけば、一定期間呪いなどの悪意が元となる災いを無効化できる。悪意ある行動の対象から逃れることが出来、平和を望むレクトルからしてもかなり魅力に感じられた。用途は広く、可能性に満ちたスキルだ。


 二つ目の【治癒促進】は自然回復力を強化するスキルだ。【継続回復(超)】を持つハクナやレクトルにとっては外れのスキルに感じるが、こちらも【邪気遮断】同様に用途が広かった。他者に適用可能で、体力だけでなく、状態異常や精神依存のものにも適用される。つまり、毒などが抜けるのが早くなり、恐慌状態などに陥っても復帰しやすくなる。アルコールなどの酒気も同様だ。目立ちはしないが、あるとないとで大きく変わる重要な縁の下の力持ちのようなスキルだった。


 そして三つ目が備考欄にも少し記載のある【隠蔽】だ。だが、隠すと言っても姿を隠すというだけではない。もちろん姿を隠すという用途にも使用可能だが、選べる対象は細かく指定が可能で、その方法は多義にわたっていた。


 対象は魔力や武器、能力値(ステータス)、発動した魔術そのものなど幅広く適用が可能だ。使い方によってはレアの耳だけを見えなくすることもできる。ただ、ベルたちの【存在偽装】とは異なり隠すだけなので、触れればその効果も解ける。逆に【存在偽装】は置き換えられる為、触れられても問題がない。


 その他のスキルはサクラたちと同じものが揃っていた。そして、今回の違和感の正体は最後の【隠蔽】が働いていることが分かった。ハクナが意図的に行ったわけではなく、スキルが要望を汲み取って実現した結果だった。その思いとは“仲間外れになりたくない”という神子が持つ思いとしてはどうかというものだったが、その思いを受け、スキルがハクナを周囲に溶け込ませた。


 そう、何も隠すということは見えなくすることに限られない。ボールが散らばるところにボールを落としたらどれかわからなくなるように。人込みの中に紛れた人を探すのが大変なように。そこにいるのに見つけられない。周囲に同化させる。あたかもみんな同じ服を着ているような、そんな違和感をなくすという形で人が少ない場所でも実現させていた。なんとも汎用性の高いスキルだった。


 見た目上は大きな変化が感じられない。誰の要望を叶えた結果付与されたスキルかはわからないが、ハクナが喜んでいるならそれでいいかとレクトルは解析結果を閉じる。


「嬉しいのはわかったから、そろそろ行くぞ」

「はい! ありがとうございます! ご主人様(マスター)! 大切にします!」

「あ、あぁ。そうしてくれ」


 胸の前で手を交差させ、ワンピースを抱き寄せる様にお礼を言うハクナ。料理の事など落胆させられることも多かったが、素直に礼を言われるのは悪くないと思うレクトル。こういうところを見ていると、神子とはいえハクナは若く、課せられた使命(ゆえ)強がってはいるがレクトルからすればまだまだ子供だ。


 なら、やっぱり力にはなりたい。だが、それを口にするのはどこか気恥ずかしい。レクトルは照れを隠すように部屋を出ると、台所で食器を洗っているレアとリアに声をかける。


「それじゃ、行ってくる。後は頼んだ」

「はい。行ってらっしゃいませ、ご主人様」

「いってらっしゃい」

「あぁ」


 他のみんなの準備も終わっていた為、そのまま創作世界(ラスティア)から異世界(アーステリア)へと戻る。場所は廃れた協会の脇にある少しひらけた場所だ。


 【夜の帳(ナイトレイド)】が発動していない為、昨日よりも明るく森の様子がよくわかる。特にこの場所は木々が生えていないので、陽の光によって照らされていた。


 見渡すと周囲の木々は無残にも切り刻まれ、辺りには抉れた大地や焦げ跡が広がっている。いかにも、大規模な戦いがありましたと言わんばかりの様相だったが、これは特に戦いによって生じた被害ではない。


「流石にこれはやりすぎだろ」

「いいじゃない。どうせ誰もこんなところに来ないわよ」

「来なけりゃいいってもんでもないだろ……」


 この惨状は昨日ベルが元に戻った魔王の力を確認するために力を行使した結果だった。本人には反省の色はなく、気にした様子もなく歩き始める。だが、すぐに足を止め教会の方へと視線を向ける。


「…………?」

「どうしたの? ベルベル」

「誰かいるわね」

「何? 冒険者か?」


 レクトルがもしかしたらまだこの森を調べてる途中なのかもと当たりをつける。すると向こうもこちらに気付いたのか、話し声が聞こえてきた。


「おい、どうするんだ? さっさと逃げるか?」

「バカ言え、よく見ろ。ガキばっかりじゃねぇか。ありゃギルドの連中じゃねぇよ」

「ホントですね。しかも可愛いどころが揃ってるじゃないですか」

「あんたも好きもんだな。ガキばっかだろ」

「それがいいんじゃないですか」

「俺はボインなねーちゃんに慰めてもらいたいがねぇ」

「奴隷商にでも売れば、高くつくんじゃないですか? その金で娼館でも行けばいいじゃないですか。もちろん、何人かは私が貰いますが」

「決まりだな。今日はついてるぜ。昨日は瘴気がいつにもまして荒れるわ、魔物が活性化するわ、空が闇に覆われるわ、ギルドの連中によるこの森の調査が始まるわで踏んだり蹴ったりだったが、バレずに済み、こうして次の獲物が向こうからやってくるんだからな」

「傷はつけないでくださいよ」

「わかってるよ。男が1人いるな。あいつを殺せば大人しくなるだろ」

「ひひっ、そりゃいいな。ちょうどそうしたいと思ってたところだ」


 男たちが武器を構え、教会から出てきた。数は3人だ。


 会話を聞いていたレクトルは不機嫌に男たちに対峙する。少し身なりのいい者が混じってはいるが、先の会話からも碌でもない奴なのは明らかなので小声で魔術を発動させる。


 牽制にと魔術を発動させようとした瞬間、レクトルの前へと躍り出る影があった。


「わわっ」

「セピア?」


 まるで誰かに押され転びそうになっているセピアが目に入り、慌てて魔術を停止させる。


「大丈夫か?」

「……大丈夫なの」


 最初は賊の奴らが何かしたのかと疑うレクトルだったが、どうやら違うようだった。その原因となったであろう奴に抗議の視線を向ける。


「クルス……何のつもりだ?」

「【心層投影(リライトフル)】が働かない今、自分から戦う意思を示さねぇとこいつは戦うことはねぇ。そうなれば、待っているのはあの屋敷での閉じこもった生活だ」

「それは……」

「それだと何も変わらねぇんだよ。前までと同じ、籠の中の鳥だ。変わるってぇなら、その意思を示せ。今、この場で、あの賊をやっつけんだよ!」

「そ、そんなの……」

「できねぇか?」

「……………………」


 悩むセピア。そこでレクトルはこの状況を賊が黙ってみているのを不思議に思い、視線を向けると何か金縛りにでもかかったかのように微動だにせず、驚愕の表情をこちらへと向けていた。


「何だ? 何が起こって……」

「身体が……動かねぇ」

「信じられませんね……もしやあれは……」


 一体何事? とレクトルが事情を訊こうと後ろを振り向けば、ベルの瞳が赤く光っているのに気づく。


「あれはベルの力なのか?」

「そうよ。“硬化の魔眼”。対象を硬くしたり、動けなくするの」

「そうか。助かった」

「長くは持たないわよ? もう解いてもいいのかしら?」

「それは……」


 レクトルは再びセピアと言い争うクルスに視線を移す。そこにはまだ覚悟を決めきれないのか、言い淀むセピアの姿があった。


 レクトルとしては無理に戦わせるつもりはない。今回は誓約のこともあったので同行をお願いしたが、普段から危険な場所へ連れまわすつもりは毛頭なかった。だが、それはセピアにとっては後ろ向きの行動になるのかもしれない。前を向いて生きていくと決めたセピアにとって、それを見守るクルスにとって、ここはある一種の分岐点となる場所なのだろう。


「だったら、今は俺が手を貸してやる」

「え? クルスが?」

「俺はお前の持つスキルだ。お前の一部だ。まだ勇気が持てねぇのなら、俺が、俺たちが助けてやる。本当に変わりてぇと思ってるのなら、この手を取れ」

「セピアは……」


 クルスはぬいぐるみの手を差し出す。セピアはその言葉を聞き、自分の手を見つめ……そしてレクトルへと視線を移す。その後、サクラを見て、……再びクルスを見つめた。


「セピアも……助けられるだけじゃなくて……サクラお姉ちゃんみたいに、自分で、自分の手で、未来を……掴みたいの……だから、セピアは!」

「上出来だ!」


 そっと、意を決したようにクルスが差し出す手を握るセピア。その瞬間、クルスから光が溢れ、セピアへと吸収されていく。


「きゃあ!」

「これは……!?」


 セピアの雰囲気がレクトルと出会った当初の、暴走した時の気配に近づいていく。変わるセピアの気配に警戒するレクトルだが、セピアのその瞳はあの時と異なりはっきりとした意思を宿していることに気付く。その身を包む力も、瘴気より作られた疑似神力ではなく、レクトルより供給された魔力を元とした歴とした正式な神力だった。


(いいか、今から戦闘を得意とした心格へと変わる。拒絶するな。身を委ね、確かな意思を以て制御しろ)

「は、はいなの」


 セピアの中に戻ったクルスの言葉はレクトルにも“従属の契約”を通して伝わってきていた。どうやらクルスとセピアがやろうとしていることは、今までクルス……【生存本能(コナトゥス)】がしてきたこととは真逆の事らしかった。


 セピアの身体を【生存本能(コナトゥス)】が操っていた時に対し、今は逆にセピアが【生存本能(コナトゥス)】の力を借りて戦おうとしている。それは技術的な面だけでなく、精神的な面も含むようだ。


「【天剣】」


 セピアの両手に光の剣が構築される。セピアと繋がる意思が心を司る“精神(アニムス)”から戦いを司る“闘志(フェローチェ)”へと移譲される。


 どうやら、セピアが持つ固有スキル【生存本能(コナトゥス)】には身体を維持するための“生命(ヴィータ)”、心を維持するための“精神(アニムス)”、そして場を維持するための“闘志(フェローチェ)”が存在するようだった。レクトルたちとの会話にいつも表立って出てきていたのは心を司る“精神(アニムス)”だ。


「もうすぐ切れるわよ!」

「セピア!」


 賊を足止めしていたベルの魔眼が限界に近づいていた。成り行きを見守っていたレクトルも、間に合わないなら他の手をと思い、セピアの名を叫ぶ。


(……………………)

「……大丈夫なの」


 無言の意思に対してもセピアは平常を保つ。剣を構えるその姿にはオドオドした感じはなく、しっかりと相手を見据え、そして走り出した。それと同時、賊の拘束も解け、自分たちのところに剣を構え向かってくる少女に対して対応に動く。


「くそっ、何がどうなってやがる!」

「もう傷がどうのなんて言ってられませんね」

「やるしかないだろ!」


 賊の連中も修羅場をくぐってきているのか切り替えが早い。各々が武器を構え迫りくるセピアに向けて振りかぶる。


 レクトルは手を出すべきか一瞬迷うが、そこでセピアの能力値(ステータス)を思い出す。光神の従者というだけあってかなりの数値を誇っていた。ランクSでもない限り遅れをとるようなものではないだろう。多少他の能力値(ステータス)に比べ守力は劣りこそしていたが、それも着ているワンピース、【元堕天使の拘束着】に【物理保護】がある。一撃でどうにかなる事はないはずだ。


 なら、とセピアの意思を尊重し今回は見守ることを決めるレクトル。とはいえ、万が一に備え魔術を待機させておくことは忘れない。


 賊が振り下ろした剣を片方の光剣で弾くセピア。そしてがら空きになった相手の胴をもう片方の光剣で切り裂く。ギリギリのところで賊の男が後ろに逃げた為、傷は浅かった。だが、確かにその剣は賊へと届き鮮血が舞う。


「ぐぅ!」

「そこだぁ!」

「【瞬天】」

「なっ!?」


 セピアの攻撃の瞬間の隙を狙い、もう一人の賊が斧で斬りかかる。だが、その瞬間フッとセピアの姿が掻き消え、賊の攻撃は空振りに終わる。


 短距離転移スキル【瞬天】で男の背後に回ったセピアは、そのまま両手に持った光剣をクロスに振り下ろす。


「ぎゃあ!」

「くっ、これでも喰らいなさい! 【黒邪槍(ハオニス)】!」


 賊の中で、少し浮いていた身なりのいい男が詠唱を終えていた魔術を発動させ漆黒の槍を放つ。貫通力に特化されたE級闇属性魔術だ。だが、その魔術を見たセピアの剣先が煌き、魔方陣が一瞬展開された瞬間発生した一筋の光が【黒邪槍(ハオニス)】を射貫き、相殺した。


「まさか、今のは【無詠唱】ですか!?」


 放たれたのはE級光属性魔術の【光閃槍(レイニス)】だった。驚く男を余所に、セピアは次の獲物と定め、走り近づいていく。


「くっ! わ、私は貴族ですよ!? 私に手を出したらどうなるか――ひっ!」

「なっ! がぁ!」


 最初の一撃を浅い傷でかわしていた男が後ろからセピアへと奇襲を仕掛けていたが、それを察知していたのかセピアは身を翻すとそのまま男が振り下ろすよりも早く先ほどと同じ個所を斬り付けた。想像だにしていなかった反撃に男は剣を取りこぼし、その剣が貴族だと捲し立てていた男の顔の真横を通り過ぎていった。頬が少し切れたのか、血が一筋垂れる。力が抜けたのか、貴族の男はそのまま尻餅をつく。


 同じ傷を斬られた男もその痛みに耐えかね、倒れ込んでいた。背中を着られた男も同様に倒れたままだ。


 セピアは唯一意識のある貴族の男へと光剣を突き付ける。


「ひぃい! ゆ、許してくれ! い、命だけは!」

「……………」

「お、お前たちも何か言ってくれ! 私は貴族だぞ! あ、後で後悔して――ひぃ!」


 セピアには話が通じないと思ったのか、後ろで成り行きを見守っていたレクトル達へと声をかける貴族の男。恩人に向けられたその態度に苛立ったのか、セピアが男の前に光剣を突き立てた。


 問答無用だった。もはやそこには容赦も油断も一切なく、歯向かう全てを切り捨てた。あのオドオドしていたセピアからは想像できない姿。それでも、その戦いぶりにレクトルは思い当たる節があった。


 クルス……その中の精神(アニムス)に見せられたセピアの神界での記憶。そこで戦乙女(ヴァルキュリヤ)と戦っていた姿と酷似していたのだ。つまり、あの時表に出ていたのが、今セピアに力を貸している心格、闘志(フェローチェ)だった。


「セピア……その辺でいい」

「…………はいなの」


 このままじゃ余計な経験までしてしまいそうだと、レクトルが声をかけるとセピアが振り向き返事をする。リンクが切れたのか、「ふぅ」とセピアが一呼吸整えるとセピアを覆っていた光が消え、元の雰囲気に戻っていく。手にしていた光剣も塵となって消える。


 それに安堵したレクトルはセピアの隣に並ぶと、頭を撫でる。


「お疲れさん。大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫なの……」


 セピアはレクトルの事を見つめていた。


「……………………」

「どうした?」

「セピア……頑張ったの。これで、お兄ちゃんと一緒に……いられる?」

「あぁ、そうだな」


 こんなことしなくても追い出すつもりはないレクトルだったが、無粋なことは言わない。せっかくの頑張りを無駄なこととは言えないからだ。


 連れていけないとしたら、危ないところくらいだ。それだって、例え危険な場所だとしても、セピアも、そしてベルやハクナ、下手をすればサクラでさえ、レクトルより強いかもしれない。


「さて、と」

「ひっ!」


 レクトルは貴族の男へと向き直る。男はもう抵抗する気がないのか、力なく後ずさるだけだ。予定外の事態にどうしたものかと対応を考える。


「貴族が賊とこんなところで一体何をしてたんだか」

「それは……」

「そういえば、まだ気配を感じるのよね」

「え?」

「うぐっ」


 ベルが訝しむように、教会へと視線を向ける。それにレクトルがまだ隠れてる連中が? と警戒するが、その言葉に男は焦る様に目を泳がせる。


 それを不振に思ったレクトルはベルとハクナに男を任せ、教会の方へと移動する。サクラとセピアがついてきていたが、確かに感じる気配はどこかか弱く、人とは別のものに感じたため咎めることはなかった。


 男たちが出てきた場所を覗き込むと、そこには賊の持ち物と思われるものが散乱していた。何かの小道具から、食料の残骸、生活用品、武器に何かの魔術道具(マジックアイテム)……


 一晩でよくまぁこれだけ持ち込んだものだとレクトルが見回していると、その中に紛れて か弱い光を放つ物があった。


「あれは……」


 レクトルが近づき、それを拾い上げる。それは鉄でできた手のひらサイズの小さな檻だった。魔術を阻害する効果でもあるのか、持っている手に違和感を感じるレクトル。


 そして、その中には小さな羽を生やした、小さな女の子が横たわっていた。


「もしかして、精霊か……?」

「妖精なの……」


 セピアの声に妖精が目を覚まし、上半身を起こすとレクトルと目が合った。その瞬間、


「いやぁああああああああああ! 食べないでぇえええええええええ~~~~~!」


 耳を劈くほどの絶叫が森の中に響き渡るのだった――


次回3/31更新予定です。

やっとこさギルドマスターとの話にいける……はず。

当初のプロットでは3章の2話だったんだけどなぁ。おかしいなぁ

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