037 サクラのお使い
今回は少し視点が変わります
ギルドを出ると振り返り、建物を見上げる。後ろ髪を引かれる思いを残しつつも再び前を向いて足早に歩きだす。
「サクラ、待ってください!」
「ハクナっち遅い!」
振り返って叫ぶと、ハクナっちが追いついてきて横に並ぶ。
レクトルから初めて頼られたのは嬉しいけど、一緒にいられないのは嫌だ。早く終わらせてレクトルに褒めてもらいたいのに!
「やっと追いつきました。そんなに急がなくても大丈夫ですよ?」
「私はレクトルとずっと一緒にいたいの」
「サクラは相変わらず一途ですね」
「ハクナっちは違うの?」
「え?」
私の問いが意外だったのか、少し驚いているみたいだった。変なことでも聞いたかな?
「ハクナっちもレクトルとキスして契約したってベルベルが言ってたよ? 私たちよりも先にレクトルと会ってたのに、一緒にいたいとは思わないの?」
「ちょっ、サクラ声が大きいです!」
「……?」
「契約の話はあまり外ではしない方がいいですよ?」
「そうなんだ、わかった」
何か問題があるのかな? でも、別にそこは話したいわけじゃないからいいか。今はそれよりも……
「レクトルへの気持ちは?」
「うっ、流石に誤魔化せないですか。ベルフェゴール、あとで覚えててくださいね……そうですね、私は確かにご主人様の事が好きですけど、それは恐らくサクラの好きとは少し違うかもしれません」
「どういうこと?」
好きに種類があるってこと? この胸のドキドキとか、一緒にいると自然と嬉しくなったりとか、何かしてあげたくなるこの気持ちがハクナっちにはないのかな?
「そうですね……サクラは危機から助けてくれたご主人様の事を王子様のように思ってるんですよね?」
「う、うん。そうだよ」
改めて言われるとなんだか恥ずかしい。それでも、あの苦しくて何もない状況から助け出してくれたレクトルは本当にフェニアの話に出てくる王子様のようで、かっこよかった。
何も知らない私が色々聞いても面倒がらずに答えてくれるし、私の為に服も武器も創ってくれた。それに優しくて、お願いも聞いてくれて……いつも一緒にいてくれる。
レクトルと出会ってからの1日は、出会うまでの全部よりも幸せに感じた。
だから、レクトルの事が好き。きっと、これはちょっとした気の迷いなんかじゃない、ホントの気持ち。
胸に手を当て、レクトルの事を考えると温かい気持ちになり自然と笑みが零れる。
「サクラがちょっと羨ましいです」
「え?」
そんな私を見ていたハクナっちがボソリと呟く。そういう風に思われることに思い至らなかったので、思わず疑問符で答える。
「私の場合はどうしても別の気持ちが邪魔をするんです。確かに私の命の恩人であるご主人様には感謝の気持ちと好意を寄せてますけど、ならどうして力を貸してくれないのという相反する気持ちが足枷になるんです」
「それって……」
「もちろん、ご主人様の気持ちも分かります。だからこそ私は、この利用しようとする気持ちが暴走しないように、一歩引いちゃうんですよね」
「ハクナっち……」
「それにご主人様の心の拠り所は今じゃ私だけじゃありません。サクラやべル、それにきっと今日出会った奴隷の2人もいるんです。それにまだ増えるかもしれません。おあつらえ向きに寿命が長い種族や境遇が多い。なら、ご主人様の事はみんなに任せて、私は私の為すべきことをしないといけないんです」
その顔はどこか寂しさと決意が入り混じったような複雑な表情をしているように見えた。
「ハクナっちはどこかにいっちゃうの?」
「まだわかりません。ご主人様の進む先に私が望む未来があるかもしれませんし、ないかもしれません」
「せっかくハクナっちとも会えたのにお別れは寂しいな」
「まぁ、いくにしてもすぐのことじゃないので大丈夫ですよ。ご主人様の言う通り、私の使命にはまだ猶予がありますから」
「そっか」
するとハクナっちの手元が少し光ったように見えた。
「そうですね、ご主人様がこの街に滞在する間に西の森に行くような話になれば、私はもうしばらくご主人様と共にいようと思います」
「何かあるの?」
「未来への可能性ですね。サクラも私にとっての希望の一つですよ?」
「そうなんだ? 私もハクナっちにはレクトルと一緒に助けてもらってるから困ってるなら手伝うよ?」
「ありがとう、サクラ。その時はお願いします」
「うん!」
そんな話をしていたら、目の前に食材を並べている市場が見えてきた。
「お野菜いっぱい! ここで買えるかな?」
「そうですね。確か畑でとれなかった肉類や魚類、それに調味料でしたね」
「あそこ! お肉売ってる!」
「待ってください、サクラ!」
目の前にたくさんのお肉が並んでいた。ただ、肉にも種類があるようでいろんなものがある。
「どれがいいのかな」
特に肉の種類の指定までは受けていなかった。今思えばかなり大雑把なお使いで、どれだけ買えばいいのかもわからない。
むむむ、と悩んでいるとお店の人が声をかけてきた。
「嬢ちゃん、どんなお肉が欲しいんだい?」
「え? えっと、お、おいしいの?」
「ははは、どれもおいしいぜ! どんな料理をつくるんだ?」
「んーわかんない。どんなのがあるの?」
「そうだな、こっちがフェンウルフ、少し固くて臭みがあるが安いのが特徴だ。んで、こっちがフォレストボア、値は少しはるが脂身がのっててうまい」
「これは?」
「これはキラートイーグルの肉だ。あぶって塩振って食うと癖になるぜ」
お肉自体を初めて見るのでどれもおいしく見える。全部一通り買えばいいのかな?
「サクラ、やっと追いつきました。いいのはありましたか?」
「なんだ嬢ちゃんの仲間か?」
「うん。ハクナっち、どれがいいの?」
「え? そうですね……もう全部をちょっとずつ買えばいいんじゃないですか?」
「予算はあるのか? この中にゃ値を張るのもあるぜ?」
「二切れずつくらいだといくらになりますか?」
「そうだな。嬢ちゃんたちの可愛さに免除して少しまけてやろう。ざっと金貨2枚ってところだな」
「じゃあそれで」
ハクナっちがレクトルから預かった金貨2枚をお店の人に差し出す。
「ほい、確かに。冷却系の魔術は使えるかい? そのままだとすぐに駄目になるぜ?」
「サクラ、指輪を」
「うん」
手をかざして指輪に魔力を通すと、店の人が分けてくれた肉類が収納されていく。
「こりゃ驚いた。時空系統の魔術道具か? 便利なもんだな」
「次は調味料ですね」
「それならあそこのばあさんの店が品揃いもあっておススメだぜ」
「そうなの? ありがとう!」
「おおう。また来てくれよな!」
「うん!」
次の店では瓶に入った粉がいろんな種類売られていた。
「これが調味料?」
「そうですね。まずは塩と胡椒、あとは唐辛子くらいがあればいいと思いますけど……」
「いらっしゃい。塩と胡椒に唐辛子だね。量はどれくらいだい?」
「全部2瓶ずつでお願いします」
「了解、金貨1枚だね」
さっき買ったお肉の半分だ。目の前に出された粉とさっきのお肉をみて思わず高いと思ってしまった。
「調味料って高いの?」
「そうですね。貴重なのでどうしても値は張っちゃいますけど、あるとないとではおいしさが全然違いますよ? きっとレア達ならおいしい料理にしてくれると思います」
「そうなんだ! 楽しみ!」
「はい。だから残りのお使いもさっさと終わらせちゃいましょう」
「うん!」
調味料も指輪の力で創作世界へと送って、今度は道具屋を目指す。
回復薬を買えばお使いは終わり、レクトルのところに戻れるとなると足も軽くなってくる。
「道具屋はどこかな?」
「地図を見る限りだと、あそこを曲がったところに一軒ありますね」
そういえば、レクトルに地図を見せてもらってたんだと思い出し自分でも確認する。確かに曲がってから少し行ったところに道具屋の記載がある店があった。
ハクナっちに言われるまですっかり忘れていたのが恥ずかしくなり、誤魔化すように道具屋にむけて走り出した。
「あ、サクラまた! 元気すぎですよ、もう!」
後ろをハクナっちが文句を言いながら追いかけてくる。こういう風に自由に走れるのも初めてなのでなんだか楽しい。
「ごめんください」
店に着き中に入ると中にはいろんな道具が所せましに並んでいた。
「あら、いらっしゃい。あんまりみないお客さんね。ここには初めて?」
「うん。回復薬とかを買いに来たんだよ」
「そうなのね。それならそこの棚にならんでるわよ?」
「わかった。ありがとう」
お店の人はハクナっちよりもしっかりとしたお姉さんといった感じで、どこか大人な雰囲気がありちょっとドキッとした。
お金はハクナっちが持っているので、それまで他の商品でも見ようとピンクの液体が入った瓶を一つひょいと取った瞬間、バンッと扉が開きその音に驚いて商品が手から零れ落ちてしまった。
「わわっ!」
慌てて空中でキャッチしたが、そのまま振り上げた勢いに負けたのか蓋が外れ中に入っていた液体を思いっきり頭から被ってしまった。
「あ……大丈夫? サクラ」
「………………」
その状況をみて自分のせいだと思ったのか、ハクナっちが恐る恐る聞いてくる。
ピチャピチャと前髪から零れる液体を見て、商品を駄目にしてしまったことに気付く。
「あ、あの、ごめんなさい!」
「あらあら大変。タオルがいるかしら」
ガバッと謝罪の意を込めて頭を下げるが、店のお姉さんはお気楽にこちらを気遣うばかりで怒っている様子はない。
「だ、大丈夫だよ。これくらい」
レクトルが作ってくれた服に魔力を通す。するとボォッと火の粉が散ると濡れた髪や服は元に戻っていた。
「へぇ、【清浄】付きの装備なんて珍しいわね。羨ましいわ」
「すみません。代金は払います。ちなみに、サクラが被ったのは何の薬ですか?」
「ちょっと見せてくれる?」
「う、うん」
お姉さんに手に持ってる瓶を渡す。どうやらその瓶に貼ってあるラベルを確認してるらしい。
「あぁ、これなら大丈夫よ。魅了耐性を上げる為の上級薬ね。まぁ、通常は飲むものだけど被っても効果はあるわ。1日経てば効果も消えるし普通にしてて問題ないわよ」
「そうですか、よかった。ちなみにいくらになりますか?」
「そうね、普段なら大銀貨3枚ってところだけど、あなた達可愛いから贔屓にしてくれるならサービスするわよ?」
「可愛いと安くなるの? お肉屋さんもまけてくれた」
「それって市場にいる頭にタオル蒔いたオヤジのこと?」
「え? う、うん巻いてた……かな」
さっきの肉屋の事を思い出して答える。確かに巻いていたと思う。
「懲りないわね、あのエロオヤジ。大丈夫? 変な目で見られてない?」
「だ、大丈夫。いい人だったよ?」
「そう? でも気を付けないと駄目よ? 男はみんな野獣なんだから」
「う、うん」
野獣ってどういう事だろう?
(『可愛い、美しい女性を見たらその魅力に当てられて襲ってくるってことですよ。サクラは普段からポケーっとしている時があるので気をつけなさい』)
(フェ、フェニア! 大丈夫なの?)
(『少しだけですけどね。表には出てこれなくても、サクラの事は見守ってるので安心なさい』)
(う、うん)
ずっと静かだったから、びっくりした。それにしても、レクトルも野獣なのかな。でも、お風呂に一緒に入っても、一緒に寝てても何もなかったけど……そこまで考えて恥ずかしさから赤くなりブンブンといらない思考を追い出すように頭を振る。
「そういえば、欲しいのは回復薬だったわね」
「あ、う、うん。そうだよ」
「あ、後、上級のものや状態異常回復薬もあればお願いします」
「量はどれくらい?」
「これで買えるくらいで選んでもらえますか?」
ハクナっちが出しているのは金貨1枚だった。レクトルから預かっていたのは全部で5枚だったからもう後1枚しか残っていない。
「これならそうね、回復薬が低級、中級、上級とそれぞれ5個、あとは状態異常回復薬ね。毒、麻痺、石化、混乱があればいいかしら」
「はい。それでお願いします」
「じゃあ、はい。これで全部ね」
これでレクトルに頼まれたお使いは終わり……ってことは後は広場にいくだけ!
「ハクナっち、先に広場に行ってるね!」
「あ、待ってサクラ、指輪!」
ハクナっちの言葉を聞き流して店を出た後、広場目指して一目散にダッシュする。
今までずっとフェニア以外には誰もいなかったのに、こんなに寂しい気持ちになるなんて知らなかった。レクトルに早く会いたい、そんな気持ちが頭の中を埋め尽くしていたので周りへの注意が散漫になっていたのかもしれない。
「きゃあ!」
「うおっ!」
角を曲がったところで思いっきり人とぶつかってしまった。相手の方が大人だったからか、私の方が弾かれて尻餅をついていた。
「痛ってーな。どこ見て走ってやがる!?」
「ご、ごめんなさい!」
相手の形相に急いで立ち上がって頭を下げる。
「お? よくみたらなかなか可愛いじゃねぇか。ちょっと俺と付き合えよ。そしたら許してやるよ」
「え?」
その言葉に顔を上げると、ニヤニヤと笑う男の姿が見えた。長い金髪に少し焼けた肌。レクトルからとは感じるものがまるで違う、強い嫌悪感。
「ご、ごめんなさい。私、急いでるから、その」
「あぁん? ぶつかっておいて、頭下げりゃはいそうですかで済むと思ってんのか?」
「やめなさいよ、レイル。その子怖がってるじゃない」
「うるせーよ、リュシタ。今はそうでも少しでも可愛いがりゃ、すぐ俺なしじゃいられなくなるっての」
リュシタと呼ばれた女性の方を助けを求めるようにうかがうが、女性は言っても聞かないと手を挙げてフルフルと首を振るだけだった。他にも2人、連れの女性がいるみたいだったけど、首を振るだけで対応は同じだった。
なら、と周りにも目を向けるが、関わり合いになりたくないのかみな顔を背けてしまい、誰も助けてはくれない。
ハクナっちを置いてさっさと出てきてしまったことを後悔するが、もう遅い。時間を稼げば追いついてくるかと希望にすがる。
すると、男が前へと進み出てきたので、思わず後退る。
「こ、こないで!」
「おいおい、そっちからぶつかってきたのに随分な言い草じゃあないか」
「それはちゃんと謝った!」
「それじゃあ、足りねーって言ってんだろ?」
「き、来たら斬るから」
手元に【星桜刀】を出現させて威嚇する。レクトルからは人に向けるなと言われたけど、自分や大切なものを守る為だったら別だとも言われている。
「へぇ、どっから出した? なかなかいい剣を持ってるじゃねぇか。それも俺がもらってやるよ」
「ダメ。これはレクトルから私が貰ったもの。誰にもあげない」
「はん、やるってのか? この俺と? 言っとくが、俺はこう見えてもランクA+の冒険者だ。付け焼刃の剣で勝てると思うなよ?」
相手の男も腰に携えていた剣を引き抜く。
「ちょっと、本気でやるつもり? こんな街中で?」
「知るかよ。文句ならあっちに言うんだな」
「ソーフェ、あの子の実力は?」
「ダメ、剣なんて持ってるけど、あの子筋力二桁しかない。何故か体力や護力とかは高いみたいだけど……」
「はは、なんだそりゃ。辛い生活でも送ってるなら俺が助けてやるぜ!」
男がフッと消えたと思ったら、一瞬のうちに目の前に現れた。
「峰打ちで済ませてやるよ」
横なぎで振られた剣を弾くようになんとか【星桜刀】を振るう。力も乗せられない無理な姿勢。キンと高い音が鳴り響き、男の剣はそのまま振り抜かれた。
「なっ!?」
でも、男がもつ剣には【星桜刀】が触れた箇所より先がなくなっていた。しばらくすると宙をクルクルと舞っていた先端がカッと地面に突き刺さる。
「ウソ!?」
「おい、ソーフェ! どういうことだ!?」
「信じられない……レイル、その子が持ってる剣、私でも鑑定できない」
「んなバカな! Sランク以上ってことか!?」
「そういうことになる。気を付けたほうがいいよ。どんな効果があるかわからない」
レクトルの剣すごい……自身が行ったこととはいえ、自分でも想像していなかった結果に驚いていた。でも、これなら……
「もう通して。ぶつかったのは謝るから」
「冗談じゃねぇ。剣まで壊されてこのまま引き下がれるか。ソーフェ、速力はどの程度だ?」
「え? その子? 二桁しかないよ」
「は、本当にただ武器がすごいだけか」
また男の姿が消え、突如目の前に現れる。
「……!」
「なら、当たらなけりゃ意味ないよな」
剣を振るうがそれをしゃがんで回避され、お腹に思いっきり拳を撃ち込まれる。
バシィィイイン! っと再度甲高い音が響く。
「グッ……! これは、障壁か!?」
「――!」
レクトルからもらったこの服にあった【物理保護】が発動したみたいだった。その隙を狙って【星桜刀】を振り下ろす。それでもランクA+の冒険者だからか、流石の反応速度を発揮され回避されてしまった。
それでもわずかにかすったのか、男の額からは血が垂れてきていた。
「レイル、それ……」
「あぁん?」
仲間の女性に言われ額に振れてようやく、自分が斬られたことを認識したらしい。
「クソが! クソが! クソが! ソーフェ!」
「あの服も、多分S以上」
「他には!?」
「彼女がしてる指輪がBランクの魔術道具。でも、物をどこかに送るだけでこっちには送れない」
「ククル、【誘眠香】だ」
「え?」
「やれ」
男が女の人を睨みつけると、ビクッと震えたあと私の方へ杖の先端を向けた。
「わかったわ。ごめんなさいね、お嬢ちゃん。恨むなら、こんな事態を引き起こした自分の運命を恨んでね。【誘眠香】」
その言葉とともに、私の周りをほのかに甘い香りが包み込む。
だんだんと瞼が重くなり、力が入らず【星桜刀】が手からこぼれ落ちてしまいカラカラと地面に転がる。身体も支えられずフラフラと座り込む。視界もぼやけ、思考もまとまらない。
「はん、やっぱり状態異常には抵抗がなかったか」
レイルと呼ばれる男は近づいてきた後、【星桜刀】を拾い上げ私の手首をつかんで強引に立ち上がらせられる。
「うっ……」
そのまま足が地面から離れ、完全に持ち上げられる。抵抗したいが、身体に力が入らない。
「この俺をこれだけコケにしたんだ。もう女だからって容赦しねぇ。お前の装備は俺が有効的に活用してやるから安心して逝きな」
そのまま【星桜刀】の刃が【物理保護】をまるで無いかのように軽々と透過し、自分の胸へと突き立てられたところで意識が途絶えた。
次回9/29更新予定です




