035 冒険者登録
数多の視線を浴び、俺は思わず立ち止まってしまう。冒険者たちがヒソヒソと何か話し合っている姿は少し疑念に満ちているように感じる。もしかしたら【魔力解析】の余波がここまで来たことで警戒されているのかもしれない。
あの後すぐにここに来たのは失敗だったか?
中には俺たちが見た目子供ばかりの集団だと気づくと興味を無くした者もいるが、それでも明らかに俺の方に向けて敵意を放っているような奴が多い気がする。
……既にバレていたりするのだろうか? だとしたら流石冒険者だな。あの失敗がこんなところでも自分の首を絞めることになるとは思ってなかった。事前にベルとかにちゃんと相談しておくべきだった。
ギルドの中は受付と酒場が一体になっているようで、左手に受付嬢が5人ほど並んでいるカウンターがあり、右手にある酒場では今も酒を飲んでいる冒険者がいた。がっしりとした男性が多いが、女性もいるようだ。ただ、俺たちみたいな子供は少ないように感じる。
……まぁ、酒場っぽいから当然か。
対応に迷っていると、奥から一人の少女が歩みだしてきた。
「あんたたち見ない顔ね。ここには依頼に来たの? それとも冒険者に登録?」
話しかけてきたのは金髪に碧眼、少し釣り目の少女で歳はサクラより1、2歳上ってところか。特に敵意は感じないので、ただ親切で尋ねてきたようだ。
それに伴い、周りの敵意も少し下がった気がする。
「おい、お節介エリスが動いたぞ」
「ならほっといていいんじゃないか?」
「あいつも懲りないな。いい加減自分の性分や内情を理解しろってんだ」
「全くだ。見た目はいいのにもったいねぇ」
周りの会話が聞こえてきた。どうやらいつも同じことをしているらしい。何か目的があるようだが、お節介というからには悪いことではないだろう。
「で、どうなのよ?」
俺が黙っていたからか、エリスと呼ばれている少女がちょっと強気で再度問いかけてきた。目的が気にはなるが、どうせ誰かに聞かないとわからないんだ。手間が省けたと思おう。
「あぁ、悪い。考え事をしていた。ここに来たのは冒険者への登録をするためだ。どこですればいいんだ?」
「ふーん」
彼女は俺や後ろにいるサクラたちを一通り見た後、サクラの方を見て「ふっ」っと笑った後、「まぁ、いっか」とだけ答え、後ろのカウンターを指さす。
「それなら一番奥の受付よ」
「むー、今の笑いは何?」
「別に。何でもないわよ」
その態度にサクラが怒ったのか、俺を盾にしつつも少女に対して敵意をむき出しにしていた。俺もその対応が気に食わず、思わず【魔力解析】を実施する。
……一応、先の失敗を踏まえ魔力を多めに消費しての発動だ。よくよく思い出せば、【魔力解析】には魔力を込めれば相手に感知されにくくなる認識阻害の効果があったからな。
それによって得られた結果がこれだ。
○名前:エリスティア・ルウ・トレール 人族 16歳 ♀
○称号:“貴族令嬢”、“孤独の道を歩む者”、“抗う者”
○Rank:C(over 5000)
○ステータス:
・体力:662/662
・魔力:25/25
・筋力:490
・理力:10
・守力:361
・護力:56
・速力:223
○スキル
・固有スキル
【起死回生】
・契約スキル
―
・付与スキル
―
・スキル
【槍術】【体術】【鑑定】【見切】【索敵】【危険予知】
おおう。こんな見た目でよくもまぁ見事な脳筋ステだな。
んっ!? てっきり完全な前衛キャラなのかと思っていたが、なんか固有スキルがどうにもかみ合っていない。
【起死回生】
・Rank:B
・効果:魔力枯渇時に体力を魔力に徐々に変換する。また、このスキルによって体力を魔力に変換する量に伴い理力が増加する(変換効率50%、理力強化最大10倍)
彼女が持っている固有スキルだけ完全に魔術師よりだった。
ハクナの話では固有スキルは世界に同じものが一つとないらしい。前取得者が亡くなった場合は別の人に発現することはあるらしいが、同時に存在することは絶対にないそうだ。
それだけ貴重な力なのに、このスキルがあってなんで魔術師にならなかったんだろうか。いや、よく見れば魔術適正がない。ということはなりたくてもなれなかったのか。
……これは多少同情を禁じ得ないな。俺でも【魔術適正:無】があったし、今では【神術】のおかげで全属性の魔術が使用可能だ。もしこの魔術がある世界で俺は一切使えないと告げられていたら絶望していたかもしれない。
「何よ。文句でもあるわけ?」
俺が敵意も薄れ、生暖かい目で見守っているとそれを怪訝に思ったのか不機嫌に睨んできた。
「いや、なんでもない。ちなみに他の受付はなんなんだ?」
なんか気が削がれた。サクラには悪いが、ついでだしギルドの事について軽く聞いておこう。あとで受付の人が説明してくれるかもしれないが、聞いておいて損はないだろう。
ちなみに俺が敬語を使うかどうかは相手の年齢で決めている。といっても、基準は元いた世界での歳だ。基本は大人には敬語、子供には普段の口調でいこうと思ってる。最初、ハクナと出会ったときは緊張して失敗したが、今は【精神耐性】のお陰か特にそういったことはないからな。
「一番手前が一般依頼の請負、その横の広いテーブルがある場所が素材や魔石の買取よ。それで扉を挟んで奥、3つ目が通常依頼の受付、4つ目が特殊依頼の受付よ。他の貴族や重要な案件を取り扱うのは2階よ。まぁ、あなたたちには関係ないでしょうけど」
「なるほど。ちなみに通常と特殊の違いは?」
「なんで全部私に聞くのよ。そういうことはちゃんと説明があるから」
「はは、そうだな。いや、ありがとう」
「いいわ。ただ、後でちょっと話があるから手続きが終わったら少し時間いいかしら」
例の目的か? 別に断ってもいいんだが、ここまでいろいろ聞いて断るのもなんだしな。
「あぁ」
「私はエリスティア・ルウ・トレールよ」
「レクトル・ステラマーレだ」
「そ。じゃ、また後で」
そういってヒラヒラと手を振って彼女は元居た場所に戻っていった。特に誰かと一緒というわけではなく、一人のようだ。称号にも“孤独を歩む者”ってのがあったからな。きっとボッチなんだろう(失礼)。
「よかったの?」
「ベル」
「明らかに面倒事を持ってきそうなのに」
「色々見てたが、ただの構ってちゃんじゃないのか? そんなに邪険にする程でもないと思ったんだが」
「私はなんか嫌い!」
サクラはまだ怒っているようだ。まぁ、それも当然だな。こっちを見たと思ったら鼻で笑われたら誰だって不快な気持ちになる。にしても出会って間もないが、サクラがこうまで怒るのは珍しく感じる。
「サクラのこと笑ったのは許せないよな」
「それだけじゃない。レクトルの事下に見てた」
どうやら俺の事で怒ってくれていたらしい。サクラは俺の腕にしがみ付き、ベーっとエリスティアが去っていった方に向けて舌を出していた。サクラには悪いが、その姿はなんか可愛かった。
「それは特に気にならなかったな。そういうもんだと思ってた」
「あれは貴族だからでしょ。よくあることよ」
「へぇ」
俺の疑問にベルが答える。そんなもんなのか。元の世界じゃ縁のない世界だからその辺はよくわからない。しかし、またトラブルの種が増えた感じだな。流石に軽く請け負いすぎたか? まぁ、今更ごちゃごちゃ考えても仕方がない。なるようになるさ。
「取り合えず、受付に行くか」
「そうね」
特に奥の受付には誰も並んでいなかったのですぐに受付の人が対応してくれた。
「冒険者登録ですね」
「はい」
「私、ルーミエが担当させていただきます」
「レクトルです。よろしくお願いします」
「はい。では、こちらに必要事項を記入してください」
しっかりとしたお姉さんという感じの人だ。どうやらさっきのエリスティアとの会話を聞いていたのか、対応が速い。
文字の読み書きに関してはこれも【言語変換】のお陰で問題がない。自分では日本語で書いているつもりでも、書かれる文字は知らない文字に変換され、すぐに日本語に翻訳される。常に自動翻訳がかかっているというのはなんとも不思議な感じだ。
聞こえる言葉も、書いてある文字も日本語にしか見えないんだからな。
記入項目は次のようなものだった。
・名前:
・性別:
・種族:
・ランク:
・スタイル:物/魔/守/補/探/癒/前/中/後/特/全
・所属希望コレギア:
・パーティメンバー:
名前や性別は別にいいが、種族はマズいな。俺やサクラは問題ないが、ハクナは神族だし、ベルに至っては悪魔、しかも魔王:劣化種の記載まである。
嘘を書けばいいと思うかもしれないが、この後記載に間違いがないか鑑定宝玉を通してセカイの意思に確認が行われるらしい。
それを行うことで、作成したギルドカードを【情報版】へと統合できるとの事。ベルは【存在偽装】のスキルでいけるかとは思ったが、セカイの意思とやらが相手となると今回は俺だけに留めたほうがよさそうだな。
「このランク以降のは何を記載したらいいんですか?」
「【情報版】はお持ちでしょうか?」
「はい」
「でしたら、ステータス表記にF~Sのランクの記載があると思います。それを転記してください」
「このランクはどうやって決まっているんですか?」
なにせ俺のランクはUだからな。流石に物申したい。聞けばランクはFからSまでしかないらしいじゃないか。まぁ、能力値は今だ一桁のものがあったりするので文句が言えた義理ではないんだが。
「え?」
「ん?」
もしかしてマズかったか? やっぱりもっとこの世界の常識について身に着けてからのほうがよかったかもしれない。いきなり墓穴を掘ったか?
「あ、いえ、何でもありません。ランクはセカイの意思によって定められています」
「セカイの意思……」
ここでもか。さっきの虚偽確認もそうだし、前回の契約関係も含めて相変わらずこの世界はセカイの意思が中心に添えられているんだな。しまいには仕事のし過ぎで倒れるぞ。セカイの意思。
「はい。基本的にはその実力やこの世界に対しての貢献度、価値などで決められていると言われています」
「へぇ」
ってことは俺はセカイの意思にとっていてもいなくてもどうでもいい存在とでも思われてるんだろうか。
……なんだか泣けてくるな。
「では、ランクの後ろに記載されている括弧内の数字は?」
「それは順位ですね。冒険者登録には記載不要ですが、ランクとは別に同ランク内でも順位付けがされているんです。ただ、低いランクでは変動も激しいため、基本的には~以上という表記しかされていません」
「え? それは順位というからには数字が小さいほうが実力があるということですか? 各ランク毎ではなく、トータルで?」
「そうなりますね。現状では上位50人がSランクに該当しています。また、10位以上は別枠で扱われ、冠位と呼ばれる特殊な称号が与えられるそうです。現在確認されている冠位指定者は3名しか確認されていません」
「そう……なんですか」
……あれ? これは雲行きが怪しくなってきたぞ? 確か俺のランクUの右に表示されていたのは(1)だ。つまりトップ。……なんで? 特に冠位なんて称号はなかったと記憶してるんだが。
もしかしてUは究極のU?
「どうされました?」
「あ、いえ。なんでもありません。では、このスタイルというのは?」
これ以上は墓穴を掘りそうなので一旦保留だ。ここでウダウダ考えても仕方がないだろう。
「あぁ、それは戦闘スタイルですね。自身が得意とする戦闘方法で該当するものを〇で囲ってください。主に、パーティの勧誘や依頼する際の適性者の選定に使用します」
なるほど。ちなみに、各文字は下記に該当するらしい。
・物……物理攻撃主体(剣、槍、弓、斧……他)
・魔……魔術攻撃主体(各種属性魔術、魔術道具)
・守……防御行動主体(盾、結界、囮)
・補……補助行動主体(バフ、デバフ系統魔術、魔術道具)
・探……探索行動主体(索敵、罠検知、隠密、採取……他)
・癒……回復行動主体(治癒魔術、回復薬、魔術道具)
・前……前衛担当
・中……中衛担当
・後……後衛担当
・特……上記該当しない特殊系統(獣魔使役、指揮、調理、解体、荷運……他)
・全……オールラウンダー
「各項目は複数選んでもらって構いませんよ。というより、複数選ばれるのが基本ですね。“物と前”とか“魔と後”などが一般的です。また、できないことをできるように書く虚偽の記載はお互いのためになりませんので控えてください」
なるほどな。ある程度この記載で検索をかけるわけか。あまり選んでも後で面倒が増えるだけになりそうだ。俺も魔と後くらいでいいだろう。
「わかりました」
「残り2つは希望や結成する場合のみで構いません」
「コレギアというのは?」
「コレギアはギルドの下位に位置する組織になります。元々ギルドは最初に各地で互助組織として生まれたコレギアを統括する形で各国が協力し作られたんです。今ではギルドが主体となっていますが、コレギアでも依頼の請負や冒険者の登録が可能です。また、各コレギアに所属することで情報共有や戦闘訓練、仲間など、様々な恩恵に預かることもできますよ。どこかに所属しているというだけで身元が保証され、襲われることも少なくなります。二大コレギアである《芽吹きの風》や《荒ぶる魔狼》ともなればその影響力は計り知れません」
確かに強力なバックアップがあるというのは魅力なのかもしれない。でも、正直この世界でどのコレギアが有名なのかも知らないし、知らないやつの下につくっていうのもごめんこうむりたいところだ。
元の世界でも下手な上司に当たってエライ目にあったからな。ここは慎重に行くべきだろう。
ただ、冒険者の登録ができるというのは魅力的だな。でもどこかのコレギアで登録するのもギルドで登録するのと大差ないか。ソシャゲみたいに自分で作れたりしないのだろうか。それができるなら、ハクナやベルの登録を怪しまれずにすることができる。
「ちなみにコレギアは自分で立ち上げることはできるのですか?」
「コレギアの新規設立にはAランク以上の冒険者とギルドマスター、もしくは3名以上のコレギア代表の推薦が必要になります」
なるほど。もしかしたらランクのほうはどうにかなるかもしれないが、推薦に関しては絶望的だな。何せ、俺たちは中身はどうあれ、見た目子供ばっかりだからな。仕方ない。
「わかりました。では、これでお願いします」
「はい。確認します。レクトルさんでしたね。少々お待ちください……え? ランクU?」
あ、やっぱりそこが引っかかるのか。俺が聞いた話でもランクUなんてなかったからな。
「あの、ここに記載されている項目に間違いはありませんか?」
「はい」
「……これから鑑定宝玉による確認と登録にかけますが、もし記載に虚偽があった場合罰金となりますが?」
そんな罰則があるのか。といっても、それが【情報版】に記載されているんだから間違いじゃないだろう。
「はい。間違いありません」
「そうですか。わかりました」
少し失望を滲ませた顔でルーミエさんは鑑定宝玉が置いてある場所に向かっていった。
呆れられているんだろうか。別に嘘はついていないんだが、俺はどうするのが正解だったのだろうか。そう考えても仕方がないことに思考を巡らせていると宝玉を持ってルーミエさんが戻ってきた。
「ではこの宝玉に手を乗せて魔力を注いでください」
俺は言われるがままに宝玉の上に手を乗せ魔力をゆっくり注ぐ。するとルーミエさんはさっき俺が記入した用紙を宝玉の中へと浸透させていく。波打つように用紙が中に入っていくのは不思議な光景だ。
「彼の者の身を証し、受け入れよ」
ルーミエさんの呟きと同時、宝玉が光輝くと1枚のカードが吐き出された。どうやら問題なく登録できたようだ。あのカードが身分証にもなるというギルドカードなんだろうか?
「え? 嘘、本当に登録できたの……? でもランクUって……Unknown?」
なにやら本当に登録できるとは思っていなかったようでルーミエさんはかなりテンパっているようだった。それにしてもUnknownか。あのUは究極ではなく未知数の意味だったのか。
「す、すみません。もう少々お待ちいただけますか?」
「え? はい」
それだけ確認するとすぐ今度は奥にある電話のようなもので誰かと会話し始めた。
「あの、ギルドマスター。なんかすごいランクの方が……え? お連れの方ですか? 女性が3人ほどいるみたいですけど……え? ……はい……はい……わかりました」
まさかのギルドマスターだ。ヤバい、ちょっと事態が深刻身を帯びてきた。そりゃ今までにいなかったランクの者が現れたりしたらそうなるのかもしれないが。流石にギルドマスターとまでくるとかなりの実力者だろう。今すぐ逃げ出したい気分だ。
「お待たせしました。急で申し訳ありませんが、ギルドマスターが直接お会いになるそうです。案内しますので、付いてきていただけませんか?」
「それって断ったりは……?」
「できれば断るのはご遠慮いただきたいですね」
……仕方ないか。でも、上に立つ者なら鑑定系の力を持っている可能性が高い。そんな中、偽装の対策をしていないサクラやハクナを連れて行くのは気が引ける。
サクラの“悪魔の生贄”の称号やハクナの神関連は明らかにトラブルの種だ。
「呼ばれているのは俺だけですか?」
「そうですね。他の方も連れて行く分には問題ありませんが」
「なら、サクラ。ちょっと時間かかりそうなので、お使い頼まれてくれるか?」
「え? 私もレクトルと一緒に行く!」
「でもなー。今行ってもらわないと手に入らなくなるかもだしな。行ってもらえると助かるんだが」
「うー、私だけ?」
「いや、ハクナにも付いて行ってもらう」
「えっ? 私もですか?」
当り前だ。流石にサクラ1人にするわけがない。そっちの方が心配だ。まぁ、ハクナでも正直心配なのは変わらないが、力はあるので大丈夫だろう。
「2人ならこの街の地図も共有したから迷うこともないだろ? お願いしたいのはレア達に頼まれた調味料関係と肉類や他の食材の調達、後は道具屋で取り敢えず回復薬などを買ってきてほしい」
「わかった」
「ありがとう。これをサクラに渡しておこう」
そうして俺は指にはめておいた【宅配の指輪】をサクラに渡す。
「これで買いすぎたら創作世界に物を送れるからな。あとはお金か……そういや、サクラはまだ【情報版】がないのか」
サクラに金貨を渡そうとして、思い出す。ずっと洞窟に閉じ込められていたこともあって、サクラは普通の人が子供の頃には通るセカイの意思との契約や儀式も経験していなかった。
通常は物心つく頃には儀式を行い能力値を確認するらしいが、商人たちは自分たちが分かればそれでよかったのかもしれない。
なんにせよ、裸で金貨を持ち歩くのはこの世界では常識外れのようなものらしいので、お金はハクナに預ける。ハクナが【情報版】にしまうのを確認するとサクラに向き直る。
「じゃあ、お使いが終わったらここから東にある広場で集合だ。頼んだぞ?」
「任せて!」
「ハクナも、サクラを頼む」
「はい」
サクラに手を振ってギルドから出て行くのを見送る。
さて、ではギルドマスターとご対面といきますか。面倒な事態には陥りませんように!
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