10月
過去最長……。平塚らいてふ……。
それでも5000字ないんですが(
10月1日 晴れ
日記をつけはじめてから今日で2か月だ。時が過ぎるのは速いなぁ。
今日はファルタがいない。ファイオラと家に帰ってるらしい。久しぶりに1人でベルに水をあげた。
エレインが、明日見せたいものがあるって言ってた。なんだろう、楽しみだな。
10月2日 晴れ
エレインが持ってきたのは白くて丸い石だった。タマゴっていうらしい。中で小さいサンディーヴァの鳥が眠ってるんだって。不思議だ。
エレインは、この中の子の目が覚めるまで僕の家に置いてほしいといってきた。中にサンディーヴァの鳥が入ってるにしては静かだし、置いておくくらいなら僕にもできるね。
寝床にしている部屋に萎びたファイオリアをしきつめて、サンディーヴァの葉で囲んでベッドをつくってあげた。
10月3日 晴れ
ファイオラが来た。だけど、なんだか元気がないみたい。ベルにみずをやるのもつらそうだったから、急いで部屋の中で休ませた。体調が悪いならしっかり休まないとダメなのに。
今も部屋で眠ってる。起こさないように僕も一緒に寝よう。
10月4日 曇り
朝になってもファイオラが起きないから心配してたら、ファルタが来て色々説明してくれた。やっぱりファルタはすごいなぁ。
ファイオラは赤の季節になると眠くなっちゃうんだって。茶色の季節はずっと眠ってるらしい。知らなかった。
ファルタは大丈夫なのかきいたら、自分には季節は関係ないって言ってた。無理しないでね。
19月5日 曇り
起きたファイオラが急いで出て行こうとしてたから捕まえた。ファルタやファイオラの家は結構遠いらしいのに、そんなフラフラでどうやって帰るつもりだったんだろう。
時間も遅いので、明日送って行ってあげることにした。そういえばベルの育て方を調べて以来かな、家を出るの。サンディーヴァの鳥達が来たのは家の真上だし。
10月6日 曇り
ちょっと早めに起きて、ベルにみずをあげた。ファイオラはまだすやすや寝てたから、水でやさしく包んであげた。家を出る僕を見るのが初めてだったみたいで、バティやエレインが目を丸くしていたけど、事情を話したらいってらっしゃいっていってくれた。
おかえりも、いってらっしゃいも、とっても嬉しくなる。
水の中でまだ寝惚け眼のファイオラに家の方向を聞いて、その方向に目を凝らしたらヘンな白い土をみつけた。森の頭に被さるように、ぐてーって横たわってる白い土。あれが家だったのかな? とりあえず向かってみることにした。でも、もうすぐ白い土に入れそうってところでファイオラが完全に目を覚ました。
そこからは自分でいけるからって言って、ふらふらしながら白い土に消えてっちゃった。
今書いてて思い出したけど、いきなりいったらみんな驚いちゃうよね。帰ってよかったかも。
10月7日 曇り
ファルタが来て、ファイオラのことでお礼を言われた。友達だからお礼なんていらないのにね。もう一人、ファルタと一緒に女の子が来た。オルキディアって名前の子。ファイオラの子供なんだって。
ファイオラ、お母さんだったんだ。母がお世話になりました、なんて言われてびっくりしちゃったよ。ふふふ、ファイオラの方が子供っぽいかも。
オルキディアと一緒にベルに水をあげた。ファイオラよりちょっとだけうすい緑だった。
10月8日 曇り
朝起きたら、エレインからもらったタマゴが光ってた。エレインを呼んだら文字通り飛んできて、もうすぐって言った。
エレインに、もうすぐ生まれる子に名前を付けてほしいって言われた。その子をみないでつけちゃっていいのかな?
エレインに聞くと、目の前にいるからいいって言われた。
眠ってる子がもうすぐ生まれる子? よくわからない。
10月9日 雷
朝からカミナリが鳴ってた。サンディーヴァの鳥達に聞いてみたら、子が生まれるときにどうしても落としてしまうんだって。ファルタとオルキディアは我慢してくれるらしい。
ひときわ大きい音と、眩しい雷が落ちたときにタマゴが割れた。出てきたのは青くて小さい鳥だった。サンディーヴァの鳥達の翼は群青色なんだけど、生まれてきた子は夜の空みたいな濃い青色だった。
色が変わった原因はファイオリアのベッドみたい。ファルタが言ってた。
10月10日 雨
カミナリは止んだけど、代わりに凄い雨になった。
生まれた子の名前は、ヴィンティルに決めた。エレインが名前を呼んであげて欲しいっていうから、ヴィンティルの名を呼んであげたらピカーって光った。
そのまま、すやすや眠っちゃった。これでよかったのかな?
10月11日 雨
起きたヴィンティルが雨の中を飛び回り、その周りをサンディーヴァの鳥達が飛び交って、蒼い竜巻みたいだった。とってもきれいだったよ。
ベルやファイオリアの花畑もヴィンティルを祝福してくれてるみたいで、ヴィンティルが真上にくるたびにピカピカ光ってた。
ひときわ早く飛ぶエレインにファルタが乗ってはしゃいでたのは怖かったけどね。
10月12日 晴れ
ヴィンティルはサンディーヴァの森に帰って行った。タマゴの殻は空気に溶けてなくなっちゃった。不思議。
最近見ないと思ってたシャンブルの蝶達が来た。気のせいかな? バティが小さくなってる気がする。他の蝶達も、カタチが変わっているような?
10月13日 晴れ
シャンブルの蝶達は10日ほどするとタマゴを創って、眠りにつくらしい。タマゴは二つ。一つは自分でもう一つは赤ちゃんだって言ってた。それを聞いたファルタが驚いていたけど、ぼくには難しくてよくわからなかった。
わかったのは、バティのお母さんがファイオリアの花ってことかな?
10月14日 曇り
ベルがサンディーヴァの樹の半分くらいの高さになった。太さは僕の腕と同じくらいかな? 僕のアレも完全に取り込んだみたい。毎日毎日どんどんきれいになって、嬉しい。
そういえば、時々ファルタがベルに手をあててるけど、なにをしてるんだろう?
会話してる……とか?
10月15日 晴れ
ファイオラが来た。寝てなくて大丈夫なのかって聞いたら、春まで起きれなくなるから挨拶に来たんだって。嬉しいけど、無理してこなくてもいいのにね。
オルキディアとその姉妹かな? 色とりどりの小さい子が来て、ぺこりってお辞儀してファイオラを担いでいった。やっぱりファイオラの方が子供っぽい。
お母さんか……懐かしいな。
10月16日 晴れ
ファルタにお母さんはいないのか聞いてみた。そしたら、ベルの方を向いてから僕を見て、いないけど会えるって言った。ファルタがとても嬉しそうで、なんだか僕も嬉しくなった。
いないけど会えるってどういう意味なんだろう?
10月17日 晴れ
久しぶりに水浴びに行った。ファルタを誘ったら、なぜかみんなついてくることになった。行先はちかくの湖で、久しぶりの水浴びは気持ちよかった。サンディーヴァの鳥達やシャンブルの蝶達、オルキディアも気持ちよさそうで良かったよ。
今度はファイオラもつれていきたいな。
湖の水を少しだけ汲んでベルにかけてあげた。これでベルも一緒に水浴びできたね。
10月18日 曇り
ベルの大きさがサンディーヴァの樹を超えた。湖の水が美味しかったのかな?
そういえば、昨日汲んできたときは気が付かなかったけど、湖の水の中に何かがいたらしい。シャンブルの蝶達が泡にくるんでくれていた。
カタチは海にいる魚に似てるけど、しっぽの形が違う。まだ眠ってたのでシャンブルの蝶達に頼んでもう一日くるんだままにしてもらった。
10月19日 雨
起きた魚? の言葉をファルタが訳してくれた。この魚? は湖で生まれたんだって。海で生まれた魚とは少し違うらしい。また名前を付けてほしいって言われた。
あの湖はゼーラーゴの湖っていうんだけど、って呟いたら、それがいいって言われた。サンディーヴァの鳥達もそうだったけど、樹や湖と同じ名前でいいのかな?
お魚? はサンディーヴァの鳥達が一旦ゼーラーゴの湖に反してくれた。
10月20日 雨
ゼーラーゴの魚が雨を泳いでやってきた。この子が長らしい。ファルタが訳してくれた。
この子もエレイン達みたいになれるのかと思ったけど、出来ないらしい。エレインやバティを見て羨ましそうにしていた。
長の名前はヴァルフィンに決めたよ。勿論頼まれたから考えたんだ。
10月21日 雨
ゼーラーゴの魚達は雨の中や空に浮かぶ白い土の中を泳げるんだって。サンディーヴァの鳥達のおかげで雨は定期的に降るからよかったかも。
ヴァルフィンは鱗の一部を剥がして、ベルに溶け込ませてほしいって言って来た。それはいんだけど、痛くないのかな?
自分たちにとって身体なんてあってないようなもんですって言ってた。よくわかんない。ファルタはなんか納得してたみたい。流石ファルタだなぁ。
10月22日 晴れ
ベルの上に鱗を乗せて水をかけたらうまく取り込んでくれた。白い光にきれいな銀色が混ざった。ベルの光も色とりどりになってきたなぁ。
ファルタがまたベルに手を当てて何か話してた。やっぱり会話できるのかな?
明日聞いてみよう。
10月23日 晴れ
会話してるわけじゃないらしい。相槌みたいに光ったり脈打ったりはしてくれるけど、言葉が聞こえるわけじゃないんだって。残念。
でも、ファルタは気になることを言ってた。ファルタより僕の方が会話しやすいはずとかなんとか。
どういうことか聞いてみたら、上手く説明できないって言われた。ファルタにわからないならぼくにわかるわけないね。
10月24日 曇り
ヴィンティルが上を通る時や、ファルタに相槌を打っている事からベルには意識があると見受けられる。
なんて、観察記録っぽく書いてみたけどそれ以上の事はわかんないから進まないね。
街も無くなっちゃったし、そもそも難しい事は僕にあわないとおもうんだ。
ゆったりまったりベルを観察し続けよう。
10月25日 晴れ
最近お肉を食べてない。食べなくても生きていけるけど、美味しいものは食べたいと思うの。明日の朝は早く起きて久しぶりの狩りに行こう。
木の実や蜜も美味しいけれど、やっぱりお肉だよね。
ファルタに同意を求めたら首を傾げられた。ファルタはお肉食べられないんだった。
10月26日 晴れ
想像したら涎れが止まらなくなりそうだったので、駆け足で狩場についた。お目当てのものは蛇。おっきなおっきな蛇。美味しいんだ。
欲しい分だけ採って、お礼を言って家に戻ってきた。ファルタやシャンブルの蝶達はお肉を食べないみたいだったけど、ヴィンティルが興味深そうに見ていたから切れ端を上げた。味はよくわかってないみたいだった。ふふふ、お子様だね。
あ、本当にお子様だった。
10月27日 晴れ
余ったお肉は奥の部屋に入れてある。大切なものはみんなあの部屋にいれてあるんだ。僕以外入れないから危ないんだけどね。
朝ごはんにお肉を食べてると、ヴィンティルが寄ってきた。どうやら気に入ったらしい。でも食べ過ぎはよくないんだ。美味しすぎるから。
これで終わりだよって言ったら、わかったって頷いてくれた。そういえばヴィンティルも会話ができるけど、ファルタたちみたいな姿になれるのかな?
10月28日 曇り
ヴィンティルが姿を変えた。エレインが凄く驚いてた。まだ僕達の言葉は話せないみたいだけどね。
その代わりになるのかな? バティがしっかり話せるようになってた。ずっと練習してたらしい。ヴィンティルとバティと僕で水をあげた。
10月29日 雨
ヴィンティルが話せるようになった。ファイオリアの花並に成長が早い気がする。
バティは驚いていたけど、どこか納得しているようだった。エレインはすごく驚いていた。
お祝いにとっておいたお肉を少しだけあげた。これが最後だよって言ったらすごく喜んでくれた。
ベルもピカピカ光ってお祝いしてるようだった。
10月30日 雨
ヴァルフィンが姿を変えられるようになったと報告に来た。ヴァルフィンは男の子だったんだ。話すのも時間の問題って言ってた。みんな頑張り屋さんだなぁ。
ヴァルフィンの雨を泳ぐ速さは、ヴィンティルが空を飛ぶ速さより速かった。ヴィンティルは凄く悔しそうで、もう一回もう一回って挑戦していた。
二人が上を通るたびに、ベルがピカピカ光ってた。
10月31日 雨
今日も二人はレースしてた。朝から。勝率はヴァルフィンの方が上だけど、ヴィンティルが勝つ事も多くなってきた。エレインと僕はゆったりまったり二人を観戦した。
二人とも、本当に元気だなぁ。
日記テイストだから、口調がコロコロ変わる。
書きなれていないせい()