プロローグ
『透明人間になりたい』
一度でもそう思ったことがある方に読んで頂きたい作品です。
私は人間が嫌いだ。
いつだって私のことを避けようとする。
もちろん私だって人間かと言われればそうなのだが……。
「こんなはずじゃなかった。」
いつの間にか私の口癖になっていた言葉だ。
誰もが一度は思ったことがあるであろう『透明人間になりたい』という願望は余りにも甘々しく見ていて腹が立つどころではなかった。
実際自分が何を頑張っても見ていてくれる人なんているわけもなく誰にも気付かれないまま悲しく歳をとって死んでいくのである。
まぁこれ以上話していてもキリが無いのでまとめると私は透明人間である。
気が付いたらここにいた、なんて話誰も信じてくれないだろうし誰にも話したことがない、いや、話せないというのが正しいか?
……そんな感じでただただぼーっとしてのんびりまったり誰にも気付かれず虚しく寂しく死んでいくだけの人生を送る予定だった……
……つい最近までは。
この度は『透明エトランゼ』の プロローグ を読んで頂きありがとうございました。
正直これからの展開などは全く考えておりません……が!
気になって読んで頂けるのなら幸いです。
更新は遅めになると思いますがなるべく頑張りたいと思っております故にちょっとした暇時間にでもまたいらしてくださいね……?