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れい

作者: maga
掲載日:2015/02/23

くろいふく似合うって言われた。

分かってるけどなんか嬉しい。

 天邪鬼だって言われた。意味は調べた、ひねくれてなんかない、普通。ディズニーが好きで可愛いのが好き。だけど感情はうまく作れない、いつも愛想良く頑張ってる。

 帰ってきてから1時間、お母さんが帰ってくる。またあそこにいかなきゃ、面倒くさい。ずっとこうやってマンガを見ていたい。怒られる、いかなきゃ。

歩いて10分ビルの7階歩くのだるい。変な奴に声をかけられたかもしれないけどイヤホンしてるし無視した。

はあ、エレベーター、到着。仕事の時間。受験生はだるい。

今日はこれやるんだっけ?ってこれしか道具持ってないしいっか。別に私の勝手。

あと1年でセンター試験がある。今からやる必要なんてあるの?

学校の課題もいっぱいあるし、塾もあるのか‥。憂鬱で仕方なくなってきた。


もういい。死ね、消えろ。


何もしたくない。考えたくない。言われたこともしたくない。私の名前呼ばないで。そっとしといて、寂しいから。

誰も相手にしてくれない、みんな嫌い。きっかけなんて何もないけどやることが多すぎて何もしたくなくなった。めんどい。

マンガみよっと、ウサギのゲーム、退屈を殺して自分を手に入れる。

思えば私は何のためにこの学校に行って、大学に行くんだろう。別に夢があるわけじゃないし、調べたらやりたいことは給料が低いって書いてあったからやめた。東京行って普通の生活がしたいから。でも都会過ぎたらいや。

たまにディズニーランドにいけるとこがいい。

面白くないな。家にいても怒られるし塾にいこっかな。でも何か言われるの嫌だから寝たふりしてよっかな。


ここはどこ。

真っ暗で何も見えない。手探りで探そうとしてもずっと何にも触れない。


でもここを歩いてると気持ちがいい。


あ、何か光った。お母さん?困った顔してる。

どうしよ、あれ、でも私もいる。


‥この時のこと覚えてる。

私あの大きいぬいぐるみが欲しくておねだりしたんだった。私と同じくらいの大きな大きな可愛いくまのぬいぐるみ。

でもなんであんな困った顔してるんだろう。

もうこれってなくなってたんだ。

売り切れって書いてある。

でも誕生日の日にちゃんともらった。

どうやって買ってきたんだろう。


また暗くなった。ピアノもずっとやってきたな、幼稚園の時に先生が弾いてるの見て私もしたくなった。最初はおもちゃの鍵盤で同じように形だけ真似して弾いたみたいにしてたっけ。懐かしいな。まだちょっとだけおぼえてる。あいつに聞かせたくて、あの時まだ子供だったな、可愛かった、わたし。

今はコミュ障でやだ。どっからこんななっちゃったんだろ。話すのもあんまり好きじゃなくなっちゃった。


暗い闇は過去を振り返ることがなかった私には調度いい、しかも全部が今までにあったことだったし。いつも自分勝手に振舞っていた。自分は誰かが言ったことをやらされてるって思っていた。でもいつも私が決めていた。

それをみんなが助けてくれてたんだ。

つまんないことで最近強がってばっかりいたよな。明日からちゃんと頑張らないとな。


ん?私の中に声が響いてくる。



よかった。

やっと起きた。

え?何?


いつもとは違うベッドの上で、私を見て涙を詰まらせるお母さんにありがとうと言った。


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