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一人

「きょうはもうこれで終わりかぁ」

 あくびをしつつ、膳所が私の横で言った。ずっとねていたんだけど、小テストはほぼ満点をとっている。どうやったらそんなことができるのかを、是非とも教えてほしい。膳所に聞いても、慣れかなとしか教えてくれなかったけど。

「ちょっと、私用事があるから、先に帰ってて」

「分かった、それじゃあね」

 上野はそう言って、膳所たちと一緒に帰って行く。それを見届けてから、私は教室を出た。


 用事というのは、単に欲しい本の出版日が強だったというだけの話で、そこまで大それたものではなかった。それでも、やはり一人でたまにはぶらつきたいという欲求はあり、たまたま今日がそんな気分だったということもあるだろう。でも、そういう時は、得てしてよからぬことが起きるものだ。私がこんな目に遭うなんて、予想していなかった。

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