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留学生

 9階の物産展会場は、フロアの半分ほどを使って行われていた。魔術博覧会は数十人の世界各国からの職人や魔術師が集まって、いろいろなものを売っていた。その中で、一直線に膳所はとあるブースへ向かった。人の波をかき分けつつ、向かった先には、3人ほどが詰めている、中規模のコーナーだ。たまたま、誰もここで買い物をしている雰囲気ではない。

「どーもー」

 膳所が声をかけたのは、御札を売っているブースだ。なにやら、私も見た記憶がある人がいる。膳所から声をかけられて、中の人の内一人が顔を上げる。

「こちら、トーマ・ライン・ボーデン=ワール・レクさん。手野大学魔術学部西洋学科に留学してきてるんだって」

「よろしくお願いします」

 丁寧な日本語で、私たちにおじぎをする。

「仕事が終わったらまた来るね」

「はい、分かりました」

 膳所の言葉に頷き、再びトーマはレジの後ろで何やら作業をしていた。その間、私たちはせっかくきた博覧会ということで、あちこち見て回ることとなった。

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