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事件直後

 警察がきたのは3分たたなかった。どうやらここでケンカがあるという通報があったらしい。私は壁にもたれてヘナヘナッとなっていたところを警察に保護された。ボコボコにされた手配犯らは、警察と一緒に来た、対魔術師専門の警察組織である警吏官らに連れられて行った。

「散々だったな」

 膳所が優しくいってくれる。トーマと上野の二人は現在事情聴取だ。警吏官らにケンカの話を詳しく教えているのだろう。少々脚色がついているとは思うが、きっとそれは警吏官らも知っている。

「……ありがとう」

 私は膳所にお礼を言った。

「か弱い女子がやられていたら、助けに入るのが義務みたいなものだろ?」

 恥ずかしそうに膳所が話す。その顔がとても可愛く感じた。それと同時に、何かの気持ちが湧き上がってくる。

 それから行動に移すのに時間はそうかからなかった。気づいたら私は膳所に抱きついていた。膳所は顔を赤くしつつ、驚いている。それはそうだろう、だって、急に抱きつかれたのだから。

「お、お邪魔でしたか?」

 そこに運悪くというかなんというか、トーマと上野が戻ってきた。関係者ということもあって、彼らもまた規制線の中に入ることができた。

「警吏官の人が、あとで検分するけど、それまではここで待っててだって」

「分かった」

 上野が教えてくれた。それに私は簡単に答えた。肩がポンポンと叩かれる。

「そろそろ放してあげたらどうでしょうか」

 トーマに言われて気がついた。ずっと私は抱きしめ続けていたらしい。膳所は結構きつかったらしいが、なにも言わずに私を受け入れてくれていた。

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