表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血女王  作者: 妄想日記
15/18

第十四話 虐殺

 それからは来る日も来る日も戦いに明け暮れた。

 私にとっての休息は食事の時間のみ。

 しかしその至福の時間すらも数多の兵士に取り囲まれた中行われる。正直うざい。

 戦いも戦争などと呼べるものではなかった。常に圧倒的不利な戦いを強いられ、酷いときには十倍以上の兵力差であろうとも戦いに駆り出された。

 剣を振るい、炎を操り、幾千と人間を殺したが、私自身も戦いの度に傷を負い、死傷し、数え切れないほど蘇生した。

 死ぬたびに高まり続ける不死性。刃物を受け付けなくなるということはなかったが、今ではもう傷が瞬時に再生するようになった。

 例え首が千切れ飛ぼうとも一秒後には再生している。

 もちろん痛みがないわけじゃない。けれどもそんなものにはもう慣れてしまった。

 今では死ぬほどの痛みも他人事のように感じられる。

 だってこの戦いそのものが他人事なのだから。

主人公

名前   クイーン

種族   吸血鬼

能力   不死 炎支配 瞬間蘇生

下僕   0人

殺害者数 123523人

死亡回数 2452回

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ