表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

そのはち プリンセス編しゅーりょー

今回で魔界から時雨君がいなくなります。


辺りはお祭り騒ぎである。


ドンチャンいっている。僕は一人で大会本部から出ようとしたが誰かに腕を掴まれた。ハデスである。


「おにーちゃんどこ行くの?」


「帰るんだよ。人間界に。」


途端泣きそうな顔になるハデス。


「やだやだやだっ!おにーちゃんと一緒がいいなり!」


いいなり?僕はハデスをじっと見つめた。


・・・・・・・このハデスは偽者だ。ハデス?から離れる。


「あなたは誰ですか!」

ハデス?は笑いだした。


「ふふふっ。ばれちゃしかたないわね!」


ハデス?はハデスではなくなった。


「時雨く〜ん!会いたかったよ〜〜〜!」


飛び込んできたのはアスルさんである!


「うわあ!あああああアスルさんがなんでここにいるんですか!」


僕にアスルさんが抱き着く前にアスルさんが僕から離れる。



バキュン!



僕の足元に弾丸がのめり込む。


「・・・キシス!危ないでしょう?」

なんと撃ったのはキシスであった。


「たまたま銃が暴発しただけだきにするな。・・・・・久しぶりだな時雨。」


相変わらず軍人口調である。


「うん、キシス久しぶりだね?元気だった?」


この二人とはマオウを倒す時組んだメンバーである。


「まぁ、一応元気だったぞ!」

しかしなぜこの二人が?

「私達はお父さんに頼まれて大会で仕事してたの。」

頷くキシス。


「私はアナウンサー役でアスルはハデスの役をしていた。」


「うーん、わからなかったなぁ。」


ハデスがおかしいのは初めからわかっていた。あんなに元気なハデスは初めてだ。


「実はね時雨君、今回貴方を選んだのは剣治君なんだ。」


今明かされる真実。


「実際は魔王さんとじゃんけんで決めたそうだ。魔王さんが勝ったら自分が出て、剣治が勝ったら時雨が出ると決めてたんだ。」

「そしたら剣治君が勝ったの!だから時雨君が選ばれたんだ。」


つまり、僕の魔界行きはじゃんけんで決まったのか。だけど終わったから帰っていいんだろう。


「キシス、人間界に帰っていいのかな?」


キシスは僕のところに近付き頷いた。


「ああ、大丈夫だ。」


キシスはアスルさんの後ろを指差しながらアスルさんにこういった。


「あ、魔王さんがアスルを呼んでるぞ?」


アスルさんは走って行った。


キシスは僕に向き直ったが顔が赤い。

「どうしたのキシス?病気なの?」


頷くキシス。


「ああ、病気だ。」


「病名は?」


凄い病気なんだろうな。

「・・・・恋の・・・病。」


「・・・・ちなみに誰からどうやってうつされた?」

「誰かさんがお別れの挨拶をした時。そしてこれはあの時のお礼だ!受け取れっ!」


狙撃銃を構えたので目を閉じてしまった。


唇に何か当たった気がする。目を開けるとキシスの顔が目の前にあった。


キシスは顔を離しそっぽをむいた。

「・・・・お礼だ。」


「あ、うん。ありがとう。」


キシスは笑ってくれた。

「すいません、お邪魔虫です。」


現れたのは剣治だった。・・・・覚えている方は凄いです。


「剣治、どうしたの?昔のネタ使って。」


剣治はどこでも○アを出してから僕にいった。


「君に話がしたい女の子が来ているぞ?」


剣治の後ろにはベリルさんがたっていた。

僕を指差し高らかに宣言した。


「・・・貴方は私に対して手加減しましたね?いいでしょう宣戦布告として受け取ります。・・・・なめられたものです。最後にお聞きしたいのですが何故貴方は私に手加減したんですか?」


答えに困っていると剣治と天使が僕に智恵を貸してくれた。(後でかなり厄介な事になった。・・・・・悪魔である。)


「えーっとそれは貴女が女の子だからです。それに真っ直ぐな性格だから手加減しました。」


天使と剣治から言われた事をそのまま伝える。

何故か顔を真っ赤にしてベリルさんは僕にむかっていった。


「あ、ありがたく思いなさい!貴方を私の・・・婿候補にしてあげるわ!」


走りさっていった。キシスは僕を睨み付けている。

「お前はもうちょっと人を疑え!ああいうのは自分で考えて言うものだ!」


「た、確かに。」

剣治を睨み付けようとしたらすでにドアを潜っていた。


「時雨君、早くこないとけしちゃうよ?」


僕はキシスに挨拶した。(普通に)


「じゃあね、また今度くるよ。」


「ああ、約束だ。指切りをしよう。」


「はは、わかったよ。」


やっぱり子どもだなぁと思ったらキシスは大胆であった。僕に抱き着いたのだ。

「時雨、私をガキ扱いするなよ?」


見透かされていた。


「あ、うんわかった。」


僕を抱きしめキシスは離れた。すると今度はアスルさんが走ってきた。


「ストーップ!時雨君ちょっとまった!」


ぜーぜー言いながら僕に手紙を渡した。


「あ、後で見てね?お父さんからだから。」


そして僕にキスしようとしたがキシスが僕に蹴りをいれドアに押し込んだ。

「ちょっと、キシスなにするの?感動の別れじゃない。」


「感動は一度でいいんだよ。今回は私の勝ちだな。」



こうして、僕は魔界からいなくなった。瀬里奈さん達には僕の住所を書いた紙を渡してある。(酔っ払いどもの上着や目の前においてきた。)


そして、彼女達の後日談である。

管理人さんとシスウェルさんはマンションにいるらしい。


「今日はいいお天気ですね、シスウェルさん。」


「・・・いや、地下だから天気は関係ないでしょう。」


次に女王となった瀬里奈さんとそれを助けるイクスさん。


「時雨さん、ありがたく思いなさい。今度私が貴方と契約して使えた魔法を教えてあげるわ!」


「ちょっと何隠れて時雨君に手紙を送ろうとしてんの?私が送るからあんたは書類を片付けなさい!」

僕に宣戦布告されたと勘違いしたベリルさんは修行をしているらしい。


「・・・・ふ、ふふふふ。あいつを倒して私の家来もしくは・・・・ふふふ。」

僕の影だったシャドさんからは連絡がない。


「こうやって林檎を向いてるとシャドさんを思い出すなぁ。」


「時雨殿、林檎を持って行って構わないか?」


「・・・・・!?」


メイドだったメイさんは剣治の家にいた。


「お久しぶりです。時雨様!今度貴方の家に行っていいですか?」


「はい、別にいいですよ。」

「・・・・時雨君、家のメイドを誘惑しないでくれたまえ。」


最後に会ったキシスとアスルさんは魔王さんから色々な仕事をもらい働いているらしい。


「あー!時雨君の写真!いつ撮ったの?」


「秘密だ。アスルに教えたっていい事ないからな。」

「ちょうだい?」


「・・・・却下だ。」



そして、魔王さんからの手紙の事を少し僕は忘れたままだった。

プリンセス編終わりました。懐かしい?人達も出ましたがどうだったでしょうか?みなさん忘れているかもしれませんがハデスは真面目に学校にいってます。さて、御意見御感想は評価と言う名のBoxにしてくれると嬉しいです。(なーにいってんだか。)次回は帰ってきた時雨君ですが、今までいた人がいなくなったり、新たな変人や事件に巻き込まれたらいいなと思います。まあ、どうかこれからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ