そのいち!! プロローグだったらいいなこの出会い
美奈さん(間違えました!皆さんですね!)のお陰で時雨君はまだまだいけそうです!これからは前作よりあまり書けないかも知れませんが頑張ります!
僕、天道時 時雨は助けを求めています。
ここは魔界、なぜ人間界にいた奴がこんなヤバ気な雰囲気の場所にいるかといいますと、僕がとてつもなく悪いんです。僕の記憶が正しいなら僕の友達に雑巾を顔面にぶつけてしまいました。多分彼はそれを怒り、僕を魔○の宅急便で魔界に送りこんだのでしょう。 なんとなく違う気がしますがこれであっていると思う今日この頃です。
「・・・みんなどうしているかなぁ?」
辺りに僕以外に誰もいないので自然と独り言を言ってしまいます。寂しいんです・・・・。そして故郷のみんなを頭に・・・・思い浮かべる事が出来ません!
「・・・あれっ?」
どうしてでしょうか?ぼやけてしか頭に思い出すことが出来ないのです。(頭を強く打ったのだろうか?)とりあえず、『プリンセス』候補を只今捜しています!知ってる方は至急、ご連絡ください。ヨレヨレの学生服を着た人が魔界でまってますから。
流石に歩き疲れたので休憩をとりたいと思います。
「・・・・・・ふぅ。」
「お疲れですねぇ、そこのお兄さん。」
「・・・まぁ、人?を捜しているんです。それがなかなか見つからなくて・・」
「どういう人ですか?良ければ私が捜しましょうか?」
「いえいえ、気持ちだけで結構ですよ。」
「じゃあ、せめてその人の体型なんか教えてください。もし見つかったら連絡しますよ?」
僕は先程まで入っていたダンボールの中に書かれていた事を思い出すことにした。
『・・・君が捜すプリンセスは次のような人物である。君が好きそうな奴だから安心してくれ!まず、ペッタンコだ!そんで身長は君より小さい。以上!』
「・・・・えーっとですね。ペッタンコで身長は小さいそうです。」
「そうですか、わかりました!・・・・すいませんが私も人を捜してるんです。出来ればその人と会った場合、捜していますと伝えてほしいのですが?」
「あ、はい!大丈夫ですよ?」
「従兄弟から聞いたのですが、その人は青いヨレヨレの学生服を着ているそうです。」
「あ、はい!わかりました!そんな格好してるなら直ぐ見つかりますよ!」
奇遇な事もあるものだなぁ。僕も青いヨレヨレの学生服を着ている。
「ありがとうございます。貴方も見つかるといいですね!」
悪いと思ったけれど男の性かな?ついつい目が相手をチェックしてしまう。
・・・・・ペッタンコだ。おまけに身長は低い多分、小学生ぐらいかな?失礼だが年を聞いてみることにしました。
「・・・失礼ですがおいくつですか?」
「・・・えーと、十七です。」
僕より二歳年上だ。
「私、魔界のプリンセス候補なんですよ!今探してる人と一緒に大会に出るんです!」
うわぁ!この人かなり嬉しそうだなぁ。
「従兄弟に聞いてるけどかなり優しいそうですよ!」
「へぇ、会ってみたいですねぇ!」
どんな人だろう。
「そしてかなりぬけてる所があるとか・・・。」
「その人は多分大変でしょうね?」
あれ?この人なんか笑ってるような気がする。
「・・・気が付かないんですか?」
うーん、もしかして世界の窓が開いてるかな?・・・・いや、違うなぁ?
「考えている顔も素敵ですよ?天道時 時雨君?私が貴方の相棒ですよ!名前は霜崎 瀬里奈といいます。ちなみに亜美の姉です。噂は聞いてますよ?小さい子は背中に乗ってもいいんですよね?じゃ、遠慮なく!」
世界は・・・狭いものだなぁ。