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蝙蝠の獣人に拒絶される私が、実は溺愛されていた話  作者: 早乙女姫織


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10/10

告白

夕暮れの校庭は、茜色に染まっていた。


風が吹くたびに桜の花びらが舞い、世界がゆっくりと静まっていく。


ミオは図書館での勉強を終え、帰ろうとしていた。


その背中に、かすかな気配が近づく。


「……ミオ」


振り返ると、ソーが立っていた。


翼を小さく畳み、爪を隠すように拳を握りしめている。


その姿は、いつもよりずっと弱く、ずっと真剣だった。


「ソー……どうしたの?」


ソーは一歩近づき、そしてまた一歩下がった。


感情が暴走しないように、距離を保とうとしているのがわかる。


「ミオ……話したいことがあるんだ」


声が震えていた。


ミオは静かに頷く。


「うん。聞くよ」


ソーは深く息を吸い、胸に手を当てた。


翼がかすかに震える。


「僕……ずっと……ミオのことが好きだった」


ミオの心臓が跳ねた。


「小さい頃から……


ミオと一緒にいると、胸があったかくなる。


ミオが笑うと、僕も嬉しくなる。


ミオが泣くと……胸が苦しくなる」


ソーは拳を握りしめた。


「でも……怖かった。


この爪で、翼で……ミオを傷つけるのが。


だから……避けて……嘘までついて……」


ミオはそっと首を振った。


「ソー……」


「でも、もう逃げたくない。


ミオを守りたい。


ミオの隣にいたい。


触れられなくても……それでもいい。


ミオが好きなんだ」


ソーは顔を上げた。


その瞳は、涙で揺れていた。


「ミオ……僕と……一緒にいてくれますか」


ミオは胸に手を当て、ゆっくりと微笑んだ。


「……うん。

私も、ソーが好きだよ」


ソーの瞳が大きく揺れた。


「ミオ……」


「触れられなくてもいい。距離があってもいい。


ソーが私を想ってくれるなら……それだけで十分だよ」


ミオはそっと手を伸ばし、


触れない距離で、ソーの頬の近くに指を添えた。


「これからも……一緒にいようね」


ソーは涙をこぼしながら、


翼を震わせ、深く頷いた。


「……うん。


ミオ……ありがとう……」


夕暮れの風が二人の間を通り抜ける。


触れられない距離でも、


心は確かに重なっていた。

以上で打ち切らせていただきます。書き足りないところ、話が飛ばし飛ばしになっていますが、ご愛読ありがとうございました。

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