『2023/04/27』『スピカ』
『2023/04/27』
一つの星にさえ、一瞬で千光年を旅したような感動を覚えた。
『スピカ』
透明な風が吹く、午後7時半。
夜空には大きすぎる”好き”が、数個輝く。
目の奥に焼きついたそれは、
僕を泣かせるに十分だった。
大きい影が、風と踊る。
動き、動き。
世界の”動き”が、ここに集約されているような気がした。
相変わらず、夜の影は濃い。
しかしそれ以上に、希望は明るい。
番外編
『苦しみを量る』
きっと、絶対的な苦しみの尺度なんてないんだよ。
苦しみは相対的にしか量れない。
曖昧なんだ。
だから、高々と自分の不幸を語るような人間にはなりたくない。
よく分からないものを知っているかのように語るのは愚行だ。