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作者: やす

今日あなたが夢に出てきた。

あなたに近づこうとして、全然近づけなかった夢。

今の2人みたいに、距離がどんどん離れていく夢。


あなたといた時間も夢みたいな時間で、楽しくて嬉しくて幸せで、そんなことがあったなんて信じられないくらい。そんなことができたなんて嘘だったんじゃないかって思えるくらい、夢みたいな時間だった。


道ならぬ恋の終わりは全部なかったことになって、新しい1日が過ぎていく。


でも、心は言うことを聞いてくれない。なかったことにはできない。なかったことにしてくれない。


締めつけられる苦しさはいつまで続くのか。苦しいのを忘れてしまったら楽しかったことも嬉しかったことも、幸せだったことも忘れていってしまうんじゃないかな。


そんなことになるくらいなら、いっそ眠り続けて二度と目覚めなくてもいい。思い出の中でずっとずっと生きていられたほうがいい。


明日なんてこないで、二度と目覚めないで楽しい夢の中で永遠に生きていられたらいいのにな。

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