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プロローグ2

次回からやっと勉強できそうです!

バカな作者が小説書くって動機がないと勉強なんかしないので都合がいい!


 「そなた、魔族じゃの」


 声の発生源はうつむく私の目線の先から聞こえるかなり低い位置だ。


 「おい! 無視するでない! 私は魔王だぞっ! めっちゃえらい! 」


 えへんっ! と胸を張る子供はもちろん張る胸が無いような年齢だ。

 見た目は十歳くらいで遊び盛りの良く日に焼けた健康的な肌に、生まれた時から短くする事はなく、伸ばされ、綺麗に整えられた長い髪で作られたツインテール、その真夜中のような黒い髪が昼間の太陽に照らされて幻想的に揺れる、すこしきつい猫のような瞳も髪の色と同じく、目に写る光が星空にさえ見えた。


 「えっと……迷子? お母さんは? 」


 言ったはいいものの明らかにこの子は普通ではない、頭の天辺は130センチもあるか怪しい程度なのに、身長は? と聞かれたら私と同じ位なので160センチ位だろう。


 「ふふんっ! そんなに見るでない照れるであろう、立派な角が気になるのはわかるが」

 

 そう! 頭の上にエゾシカのような大きな角が生えているのだ、見た目もめちゃくちゃな美少女ではあるが、どうしたって目線は角の方に向かってしまう。


 「だが、迷子だったのは事実じゃが今目的の場所に到着したところじゃ、だが最後の最後に同胞を見つけられたのは嬉しい、これでベルカに怒られずに済む」


 私と同じ……では明らかにないけど角が生えた人たちを同胞と呼び、魔族と呼んでいるのはなんとなく理解できた。


 「よし! いくぞ! ここが私達のアジトだ。今日初めてこっそり下界に降りたから帰ると怒られるのじゃ、そなたの初任務は私をかばうことじゃ」


 目の前にある古びた教会のように施設に腕を引き連れられる。

 教会のような施設は明らかにキリスト教で使われている一般的な建物でとなりに木造の寮らしきものが立てられているのだが、教会だと断言できないのが大きく閉ざされた門をよじ登り、庭に入ると黒く己の尻尾を喰らう竜の旗が揺れていて、明らかに清らかな教会のイメージからは外れていた。


 「そなたよ頑張ってまもるのじゃぞ! 」


 その言葉と共に開かれた教会の扉からすぐさま声が響いた。


 「コラッ! まーちゃんどこ行ってたの勝手に外いっちゃだめでしょ! 」


 怒る声にも怒られてびくびくしている声にも子供らしさが残っていてあまりにもほのぼのした空間だった。

最後まで読んで頂きありがとうございました

ダメ出しおまちしてます!

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